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地テシ：241　「明治座で逆風に帆を張・る!!」ってば！

粟根まこと式　テシタル地上派　note店

いやあ、今年も色々ありましたよね。例のヤツにもう振り回されっぱなしでしたが、とにかく今年ももうすぐ終わります。来年こそは楽しい一年にしたいですね。したいなあ。
そんな中、私の来年一発目の舞台が発表されました。舞台って言うか、いや、舞台なんだけど、謎の作品です。「蟹工船稽古初日」。1/9（日）14時から、なかのZERO小ホールです。初めましての劇場ですよ！

プロレタリア文学の代表作である小林多喜二「蟹工船」を舞台化する、その稽古初日を舞台化した舞台です。何を言っているのでしょうか私は。大丈夫、私だってよく判っていません。
その日、初めて全員集合して初めて読み合わせます。かといって公開稽古というワケでもありません。たった一日の、たった1ステージの作品ですが、急に決まった割には実に刺激的なメンバーが揃いました。
ちょっとどうなるかは判りませんが、興味のある方はぜひお越し下さい。アーカイブ視聴も出来るようですので、そちらもどうぞよろしくお願い致します。

それと、12/23に先行発売されました劇団☆新感線「偽義経冥界歌」BD Boxはお楽しみ頂いておりますでしょうか。一般発売も2/16に決定したそうで、予約し損なった方でも来年にはご覧頂けます。久しぶりに副音声コメンタリーも収録しておりますので、そちらもどうぞお楽しみ下さい。
そして何よりも、2019年バージョンの松本公演舞台稽古が丸々収録されているんですよ。つまり橋本じゅんさんと新谷真弓さんのバージョンも入っているってコト。しかもちゃんと編集されて。多少画質は落ちていますが、それでも充分なんです。いやあ、これは貴重ですよ。もちろん、幻の福岡公演ダイジェストも万感胸に迫るものがありますので、こちらもお楽しみ下さいませ。

さらには同じく劇団☆新感線の「乱鶯」と「けむりの軍団」のBD発売も発表されましたね。

どちらも古田新太くん主演の時代劇活劇です。なかなかディスク化されなかったので心待ちにされていた方も多いのではないでしょうか。倉持裕さんによる本格時代劇でありながら、歌や踊りやオモシロもふんだんに盛り込んだ贅沢な二作品です。
発売は3/17（木）ですが、イーオシバイドットコムでの予約開始は1/27（木）ですので、新年早々のご予約をお願い致します。



さて、そんなこんなで、世間的にはクリスマスやら年末やら大掃除やらで忙しくしていらっしゃるでしょうが、私はそういうのとは全く関係なく忙しくしております。そりゃもちろん、明治座でのシンる・ひま　オリジナ・る　ミュージカ・る「明治座で逆風に帆を張・る!!」の本番が始まるからですよ！


る・ひまわりさんと明治座さんがタッグを組んで年末にお送りする「祭シリーズ」はこれまで10年続いていて、今年で11年目。私は2019年に続いて二回目となります。シンと付いているからにはこれまでとはちょっと違うというワケでして、今年は新しい試みとしてミュージカルに挑戦しております。
まあ、その点以外はいつもの祭シリーズです。第一部がお芝居で第二部がショーという構成で、合計4時間にも及ぶどんちゃん騒ぎです。第一部では毎年、翌年の大河ドラマに近い題材を取り上げており、今年はモチロン鎌倉幕府草創がテーマです。
類い希なる歌声を持つ内藤大希さんが源頼朝を、類い希なる演技力を持つ平野良くんが北条義時を演じ、頼朝の蜂起から奥州討伐までを描きます。そうなんです。「偽義経冥界歌」と同じ時期を描きながら全く違う作品になっているのが、どちらにも出演している私にとって面白いところ。
「偽義経」では源頼朝を演じていた私が、今作では北条時政を演じます。北条政子のお父さんでして、頼朝にとっては義理の父になります。つまり私は三年続けて鎌倉あたりの武士を演じているのです。

まあ、そうなんですが、この祭シリーズは何もかもがハチャメチャなんですよ。第一部のお芝居だって史実から大きく外れていったり時代考証を無視していたりします。いや、ちゃんとした舞台なんですよ。ちゃんと笑えるし、ちゃんとグッとくるシーンもありますからご安心下さい。しかもちゃんとミュージカルしてるんですよ。最近、音楽家としての評価が爆上がりしているオレノグラフィティさんの名曲が物語を彩ります。

そして第二部のハチャメチャっぷりったら！　今作では「ジャングルジャナイトクルーズ」と題して、明治座の地下王国「カマクーランド」でショーが繰り広げられます。
ええと、まあ、大体お察しの通りです。あのランドとかシーとかのカンジです。ですが、今年は歌の上手いキャストが揃っておりますので、例年よりも歌のクオリティが上がっていると思います。いいよね。歌がうまいと大体のことが許されちゃうよね。


そんなこんなの年末。12/31夜の千秋楽にはフライングカウントダウンも行われますので、上演時間がちょっと長くなると思います。楽屋の片付けとか考えると、私が家に帰り着く頃には年を越してしまっているかもしれません。今年は、ゲームしながら気がついたら年を越しちゃってたテヘヘ、が出来ないかもしれませんが、まあとにかく、アナタもワタシも皆様も、良い年が越せますようにお祈りしております。
では、また来年！