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地テシ:355 新感線夏秋公演「バサラオ」が発表されたよ!

dopeⒶdope step.9「バンピーラダーズ」の稽古に忙しい日々なのですが、ドンドンと舞台が出来上がっていくのは楽しいですねえ。皆様にご覧頂くための本番ももちろん楽しいのですが、みんなで作り上げていく稽古こそが一番楽しいのです。そんな楽しい時間を見て頂けなくて残念ですが、私が演劇をやり続けているのもこの時間を楽しみたいからかもしれません。
作者である広瀬格さんの頭の中にある物語を文字にして、紙に印刷した台本。それを俳優陣が動きながら立体化していく。文字たちに時間と空間を与え、皆で協力しながら物語を組み上げていく。その試行錯誤が楽しいのかもしれません。

ただね、今作はホント大変ですよ。私以外の10人が。10人分の人間模様が交錯していきます。広瀬さんの頭の中はどうなっているのでしょうか。10本の作品を同時に上演しているような大変さです。でも、大変な分だけ面白くなりそうですので、どうぞ期待しながら劇場にお越し下さいませ。ただまあ、私は楽させて頂いていますけどね。

その本番は新宿御苑前駅あたりにあるサンモールスタジオにて2/28から。小さな劇場ですのでほとんどのステージが売り切れてはおりますが、機材席開放に伴って若干ですが増席が出ております。2/19(月)の21時から発売されますので、気になる方は狙ってみて下さいませ。


さて、この晩冬は「バンピーラダーズ」として、夏秋の劇団☆新感線「バサラオ」の詳細も発表されましたよ!

2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎「バサラオ」は、7/7(日)に博多座で幕を開け、8/12(月祝)からの明治座、10/5(土)からのフェスティバルホールへと続く、三ヶ月以上に渡る公演です。今年はこの一本しか上演致しませんが、その分公演期間もステージ数も超弩級となっておりますよ。
ゲストも超豪華です。生田斗真さん、中村倫也さん、西野七瀬さん、りょうさん。全員が新感線経験者ですので息の合った濃厚な舞台をお届けできると思います。
しかも古田新太くんを慕い続けている斗真くんと倫也くんが、新感線の舞台上で古田くんと渡り合うのは今回が初めてなのです。これもまた実にエポックな出来事だと思いますよ。

ただ、今作はかなりダークでビターな話になりそうです。いや、決して陰鬱な話ではありませんし、むしろ歌も踊りも多めの華やかな舞台にはなりそうなのですが、人々の思いが錯綜し、裏切り裏切られの連続となるようなスペクタクルな作品でもあります。
博多座は4年前の「偽義経冥界歌」が公演中止になったまま宙に浮いたような気分でしたので、今回でキッチリ落とし前を付けたいと思いますし、東京では劇団としては初めての明治座ですし、大阪のフェスティバルホールはなにしろデカいし、まあとにかく思い切り暴れ回れる舞台が整っております。
今年唯一の公演ではありますが、その分ハデにブチかますと思いますので、どうぞお楽しみに! 半年くらい先の話ですけどね!