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地テシ:323 富士市と清水区の想い出の巻

8/4(金)から全国の映画館で上映されるゲキ×シネ「薔薇とサムライ2」公開初日の舞台挨拶と全国生中継が発表されましたね!

古田新太くん、天海祐希さんの二人が登壇するのは新宿バルト9ですが、その模様が全国の映画館にも生中継されるんですって! あんな話やこんな話、色んな裏話が聞けるのではないでしょうか。
生中継される映画館やどの上映回なのかというのはまだ未定ですので、今後の発表をお待ちくださいませ。
また、上映に合わせて7/22(土)〜8/24(木)には日比谷シャンテにて衣裳展も開催されます。出演者たちが実際に舞台で着ていた衣裳を間近で見られる貴重な機会ですので、こちらもどうぞお見逃しなく!


さて、先日発売されました劇団☆新感線「神州無頼街」Blu-rayDiscですが、本編に加えてなんだかもう盛りだくさんの映像特典が付いておりました。これでもかとばかりに入っておりました。もはや映像特典の押し売りです。夏の出血特価大バーゲンです。七階催し物フロアぶち抜きの大物産展です。
そんな映像特典の中に何故だか私の「まこトラベル特別版 静岡編」ってのがありましてね、私が富士市辺りを散歩しながら紹介するっていう企画なんですよ。
なんでそんなモノを撮るコトになったのか、経緯はよく判りませんが、まあとにかく撮っちゃって編集されちゃってこうなっちゃったというワケです。

富士市での公演が終わると俳優部はその日の内に東京に帰らされたのですが、私一人だけ居残りですよ。富士市ひとりぼっちですよ。私だけもう一泊ホテルに泊まって翌日は朝から一人で撮影ですよ。いや、一人じゃないよ。もちろんイーオシバイスタッフが付いてきて色々段取ってくれたよ。
そんななんだかよく判らない動画ですが、もうご覧頂けましたでしょうか。いや、もちろん映像特典ですし、しかも本筋とは何の関係もないモノですから見る気にならないのも判ります。でもね、15分くらいにギュッとまとまっておりますので、お暇な時にチラッとご覧頂ければ幸いです。

でね、初めての富士市で初めての施設や街角を何ヶ所も巡らせて頂きましてね、個人的にも実に楽しい体験でした。ただまあ、動画の撮影がメインですからいつものようにフラフラと探索したりじっくり観察したり写真を撮ったりはできません。それでもちょっとは写真を撮りましたので、その中からいくつかだけご紹介いたしましょう。


我々がまず向かったのは「富士山かぐや姫ミュージアム」です。富士山周辺のかぐや姫伝説は皆さんご存じの竹取物語とはちょっと違いまして、月ではなく富士山に帰っていくのだそうです。こちらのミュージアムではそんなかぐや姫伝説を中心に富士市周辺の郷土資料なども展示されています。そう、私の好きな郷土資料館ですよ。
展示資料を見ながら色々と話したのですが、そりゃもう細かいウンチクを披露したのですが、まあ当然ながらほとんど使われておりません。あらかた歴史雑談ですしね。
ちなみに、動画で私が「ふじかぐちゃんで〜す」と顔ハメパネルで言っている「ふじかぐちゃん」はこのミュージアムのイメージキャラクターなのです。

こちらがふじかぐちゃん。ていうかかぐや姫ですよね

また、ミュージアムの周りには紙の町である富士市を象徴する製紙業の機械類もいくつか実物が展示されていましたよ。

紙をまとめて裁断するカッター。ちょっと厳つい顔にも見えてカワイイですね

動画でも紹介されている通り、こちらのミュージアムの隣にある広見公園には「ふるさと村歴史ゾーン」がありまして、近隣の古建築がたくさん移築されて展示されておりました。

江戸時代や明治大正の建築などがたくさんありましたよ

時間があれば一つ一つじっくり見て回りたかったところですが、時間の制限もありましたのでサラッとしか見られなかったのが残念です。なんてったって私の大好物ですからね、古建築は。
公園内には課外学習中らしき小学生たちがたくさんいたのですが、撮影している我々のコトを歴史系YouTuberかなんかだと思っていたと思います、多分。まあ、実際のトコロ似たようなものですし。


次に向かったのが海沿いにあります「ふじのくに 田子の浦みなと公園」です。そうですよ。あの有名な田子の浦にある公園です。田子の浦港の浚渫工事で発生した土砂を利用して整備された公園だそうです。
公園内には山部赤人万葉歌碑や歴史学習施設ディアナ号などがあり、そして展望施設としての「富士山ドラゴンタワー」もあります。ドラゴンタワーの高さは37.76mでして、つまり富士山の百分の一の高さです。

富士山とドラゴンタワー。こうやって並べると実に壮観です
近くで見るとなかなか無骨なドラゴンタワー。そして結構高い

タワーからは富士山も良く見えますが、湾岸の工場群や海岸の風景も良く見えました。

こちらが西の海側でして手前がディアナ号。遠くは三保の松原や御前崎の辺りでしょうか

そして富士駅前に戻って頂いたお昼ご飯が金時さんの「かつ皿」です。これは私が食べたいとリクエストしたモノです。いや、噂を聞いて気になっちゃっていましてね。

私だけでなく、スタッフさんたちも頂きましたよ

これがね、ホントに美味しかったのよ。そばつゆで味をつけた玉子部分も美味しいのですが、とにかくカツが美味しいんだよね。見えていないけど茹でキャベツも載っていて、まさに「因数分解したカツ丼」でした。


そして静岡市清水区に向かう途中で、私のたってのお願いで寄って頂いたのが東海道の「蒲原宿」です。この辺りには旧街道の風情が色濃く残っているという情報を聞きつけておりましたので是非とも行ってみたかったのです。
かつては道に面した間口によって税金が決まっていた時代があるので、特に旧街道沿いには間口が狭く奥行きが長い家屋が多いのですが、そんな風情も感じられる街並みでした。

東海道に直角に縦長の家々。風情たっぷりでした


そして最後に向かったのが清水区にある「清水次郎長生家」です。劇中に出てきた数少ない実在人物としての次郎長親分が生まれた家です。幕末の頃から現代まで保存されているんですね。

外観がこちら。こちらも間口は狭いですが奥行きは長かったですよ

内部に関しては動画の通りなのですが、近所の次郎長通り商店街の靴屋さんのシャッターが面白い。ていうかナゾです。ぜひご覧下さいませ。

なんだろう、不思議な躍動感

次郎長親分かな? 若かりし日の次郎長親分がスニーカーを履いてるのかな? まあ百歩譲って次郎長親分がスニーカーを履いているのは良しとしましょう。ただ、注目して欲しいのはその左側です。

デッキシューズかな? それにしてもナゾです

なにこれ? スニーカーに手足が生えてるの? 全くもって意味不明です。


そんなこんなの富士市と清水区での散歩。いや、散歩じゃなくて仕事ですけど。Discが発売されるまでは、この散歩は内緒だったのでこれまで書けませんでしたが、発売されたら書こうと思っていたのですが、書くのを忘れちゃっていたのですが、思い出したので書いちゃったのですが、ああそうさ、忘れていたのさ。

ああ、思い出して良かった。ではまた来週。