象徴的日記 2017.07.05

独裁者はミサイルの発射にサインをした。と、すぐさま火花を上げて、この世に不幸をもたらす鋭角状の兵器が空に飛んでいった。

独裁者はこれしか生きていく方法はないと確信していた。その生き方が世界から批判されていることは百も承知だ。

独裁者にはミサイル以外、することがなかった。より大きな存在の怒りを買い、いつか自らの身を滅ぼすにしても。

どうせ人間はいつか死ぬのだ。それならば、いっそのこと、ぶっ放してやれ。と、独裁者はミサイルの発射にサインをした。