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Tour 2008 Sweet Soul Blue Beat

Motoharu Sano & THE HOBO KING BAND Tour 2008 “Sweet Soul Blue Beat” in 熊本県立劇場演劇ホール at 2008年1月25日

Motoのライブに地元熊本で参加するのは実に16年ぶりくらいで4回目。
前回参加したツアー“THE SUN”。熊本公演はなくて僕が参加したのは鹿児島公演。その前(MILK JAM)は福岡。
僕の熊本での前回は“SEE FAR MILES PrtⅡ”ツアー(92年12月)。僕はまだ20代半ばの生意気なガキだった。お互い若かったね、Moto(笑)。

あの時は、PAの調子が悪かったためか少し苛立っていたMoto。最近知ったことだがあの日の熊本ライブはラジオでの中継があったそうだ。納得。

「(THE SUNツアーの時)熊本で演奏したかったけども、事情があってできなかった」(大人の事情ってヤツ?)

途中のMCで語っていたようにMoto自身、ひさしぶりの熊本公演を楽しみにしていた様子。99年9月の“STONES & EGGS”以来だから実に8年4ヶ月ぶり。(当日は仕事で欠席)

ライブ当日を待ちきれなかった僕は、色んなサイトを飛び回り今回ツアー初日のセットリストまで知ることになる。こりゃ、反則だね。懸念された?B階とは1階席で僕は15列目。

開演を告げるアナウンスが流れたのが定刻より4分押し。客電が落ちた時は実に8分押しだった。客足が遅いのは週末、金曜日だから仕方ないのかなぁ。いやいや、残業してる場合じゃねえだろう! 休めないなら早退しなきゃ(^^)

映写機に“SSBB”とラベルが貼られたフィルムがセットされ、上映がスタート。モノクロの映像の中ではMotoがピアノを演奏している。これはステージ後方のスクリーン上のこと。
やがて、フィルムが終わり、ピンスポットが当たったステージ上ではフィルムの中と同じいでたちのMotoがピアノの演奏をしていてオープニングナンバーへと続く。この演出、みんな感嘆の声!!

さあ、ショーの始まり。“良い時、悪い時”で幕を開け“I’m In Blue”へ。 この曲、ライブで聴けるなんて思わなかった。

「80年代、90年代、そして現在。色んな曲をたくさん演奏するんで、唄ったり踊ったり、楽しんでいってください」

そう言っていたのに、

「初めから飛ばし過ぎないように(笑)」

だって。そんなの無理だってば!(^^)

そして、「踊り足りないだろう?」そう言ってバンドがプレイ始めたのが“WILD ON THE STREET”。近年、Motoのライブは2部構成。先が思いやられる・・・(笑)。

「新しいツアーが始まって、初日も終わって。ロードに出るのはここ熊本からなんで、今日が初日みたいに楽しみにしていた」

22日、ツアー初日伊勢原公演はゲネプロですか?(笑)。“初日”熊本公演第1部は50分ほどで終了。15分後の再会を告げ休憩タイム。第1部、バンドは全員フォーマルな装い。

第2部頭から今回ツアータイトル曲を含め、『COYOTE』から3曲、続いて『THE SUN』からも3曲。

「一気に80年代に戻ります!」

と、“ワイルドハーツ”。それからはもうKO必至のナンバー。NHK「SONGS」でも披露されたバージョンでの“約束の橋”、そして「みんなの曲」とMotoが語った“SOMEDAY”。ラストナンバーは“アンジェリーナ”。ショーのランタイムはトータルで約3時間。

余談だが、“SOMEDAY”。みんなは一緒に唄いますか? 僕は一部を除き、TTシスターズといっしょにコーラス派。

アンコール、Motoはラフな格好で登場し2曲プレイ。続く2回目のアンコールでは“悲しきRADIO”でのコロちゃん(佐橋佳幸:ギター)との“定番”の絡みもありぃの、そしてメンバー紹介。
ここでトミー(井上富雄:ベース)の時、

「彼は小倉の出身です」

とコール。空かさず、「離れてます(笑)」とトミーに突っ込まれて、

「でも僕らからすれば同じ九州だから」

と苦しい切り替えし(笑)。

キーワードは「再会」、そして「PARTY!!」。熊本でのMotoとの再会パーティは大盛況のうちに幕を閉じた。

熊本のオーディエンスはまだ続きを望んでいたけど、翌日も別の街での公演があるし、しかも土曜日だから開演時間が早い。僕もみんなと同じ気持ちだけど、これ以上は酷だよ。でも、そこはもっとワガママにならなきゃ、Macopieくん。もの分かりが良すぎるって(笑)。

途中、熊本で初めて演奏した’80年の時の“楽しい“(笑)エピソードも披露してくれて、そして最後の一言は僕からすれば意外な一言だった。およそイメージにないと言うか。

「世の中、まだまだ景気悪いけど頑張って行ってください。僕も頑張っていきます」

まあ、いいや(笑)。

開演前、トイレで小学生くらいのキッズとすれ違った。次回は必ず家族みんなで来ます。
今回ライブでの僕の感涙ポイントは“ヤング フォーエーバー♪”のフレーズと“恋しい我が家”。みんなとはズレてる?

過去、僕が参加した熊本でのMotoライブは“SEE FAR MILES”を除けばいづれも1月公演。もう、これは勝手にMotoが僕のバースデイを祝いに来てくれてるんだ!って(笑)。最高のバースデイプレゼントをありがとう!!

■セットリスト
グッドタイムス & バッドタイムス 
アイム イン ブルー 
マンハッタンブリッジにたたずんで 
シュガータイム 
ハートビート(レゲエVer.) 
7日じゃ足りない
ドライブ
ヤングフォーエバー
ワイルド オン ザ ストリート 

Changes
君が気高い孤独なら 
荒地の何処かで
黄金色の天使
恋しいわが家
観覧車の夜
君の魂 大事な魂
ワイルドハーツ
ロックンロール ナイト
約束の橋
サムデイ

アンジェリーナ
ハッピーマン

彼女はデリケート 
悲しきレイディオメドレー 

■ THE HOBO KING BAND are 佐野元春 ヴォーカル、ギター、キーボード 古田たかし ドラムス、バッキングヴォーカル Dr.kyOn キーボード、ギター、バッキングヴォーカル 佐橋佳幸 ギター、バッキングヴォーカル 井上富雄 ベース、バッキングヴォーカル
山本拓夫 ホーンセクション、キーボード、バッキング ヴォーカル
TTシスターズ(宏美T、まゆ果T) バッキングヴォー カル

※2008年2月執筆
#佐野元春  #ライヴレポート

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