見出し画像

Smoke & Blue '14

佐野元春 & THE HOBO KING BAND ビルボードライブ東京,大阪3ヶ月マンスリー “Smoke & Blue'14”

2014年6月14日大阪 1st

2年前、前回の“Smoke & Blue”が終わった後、ビルボードライブ会員登録していた。
以来、届くメルマガ。1月末のそれには4月から同じメンバーで前回と同じく、3ヶ月連続公演決定のニュースがあった。
“Smoke & Blue”、僕はこのスタイルが大好き。大人になった僕たちには、もとい、僕には開演前から立ち上がって、ってのは正直しんどい(^_^;)

東京と大阪。
迷わなかった。先ず行ったことがない。そして、関西に転勤した友達や去年名盤ライブでお会いした方と再会するんだ。大阪だ。
問題はいつにするか?だけだった。
これもちょっと考えたが6月に。あとは2人と出来ればご一緒したい。2人がどう言うか?

いやいや、Macoさん、ビルボードには行くけど6月まで待てないよ。そう言われてもおかしくない。

なのに2人とも良いよ、6月まで待つよって言ってくれた。

チケット予約が完了すると、以外と?6月までが長いこと長いこと。あと2ヶ月なのに(笑)
多分、その瞬間から、秋に予定されてるトゥワーに関心が移ってるからだろう。
ああ、多分このビルボードシリーズが終わってからアナウンスされるんだろう。うん、そうに違いない。

そして6月。いよいよ、明日は大阪初日って時にトゥワーインフォメーション。
日程見なくても熊本は入ってるでしょ。だって言い切ったんだから。ウィンタートゥワーの熊本で、新しいアルバムを持って熊本で演奏するって。したいじゃなくて、するって。
まあ、いつ?って部分で日程は見なきゃだけど。そしたら有りました。当然です。言い切ったんだから。(←しつこい)
ああ、これで何の心配もなく大阪行ける。

相変わらず僕のスケジュールはタイトだ。夜勤を終えすぐさま空港へ向かい現地に飛ぶ。
自称タフでクールでヒューマンタッチ。多少寝なくても、まだまだイケるぜ!(これが後に悲劇?を生む。笑。詳細割愛)

梅田着。天性の方向感覚で比較的迷わないのはいつものとおり。
アニバーサリーの国際フォーラム以来の再会を果たした友人と、今回ご一緒するもう一方の待つ会場前へ。
開場時間が近づいて、だんだん人々が集ってくる。無事合流し、以前から会いたかった元春友達にもやっと会えた。

席に着く。それでも実感湧かないのは僕だけですか?(笑)そんなことはどうでもいい。先ずは乾杯だ。

ステージを見渡すと、ドラムセットの横にマイクが。誰か来る?マイクの高さからして、もしかして拓ちゃん?今回はゲストなさそうだしなぁ。

ほどなく、1人で来られた方と相席に。僕らはほんとは4人で参加のはずだった。
初対面同士でも僕らには佐野元春と言う共通言語がある。それに、ここにヤな奴は1人も居ない!から。

カジュアル席の前を通りメンバー登場。
棟梁も着座すると、ローディーさんがグレッチを持って来て棟梁に渡す。さあ、ライブの始まりだ!

夢見がちだと言われるのは僕も同じさ。だけど、陽気なふりをしてみても隠し切れてないのかな?
でも、僕らにはこの音楽が今ここにある。
カフェの日は揺れる時もあるけど、今日はカフェの日に揺れた。(ん?ちょっと分かりづらいか)

途中MCでも触れていたように、今年はDaisy Music発足から10周年。
同レーベルからの第1弾、アルバム『THE SUN』リリースからも10周年。このアルバムからは“希望”。ライブで聴くのは同アルバムのトゥワー以来。好きな曲だ。
更に一曲のあとキーボードに移動して。闇の中、風の中、君と征く。だから笑って。
そして、僕だけじゃない。みんなずぅっと一人で戦ってきた。温かいお茶の代わりにアルコールを少々。

元春ぅーー!

「ありがとう!」

愛してる!

「演奏してもいい?(笑)」
「この“Smoke & Blue”では、普段ホールコンサートではあまり演奏しないような曲を“Smoke & Blue”用にアレンジし直して演奏します」

その言葉どおり、続く曲もセルフカバーしたアルバムのアレンジとは違うアレンジで。

「いちばん新しいアルバム、『Zooey』の中から、ちょうど今の時期、恋人と二人散歩するには良い季節ですね」

棟梁のキーボードプレイでの曲はここまでで、またセンターに戻りギターを持って。

「次の曲はアルバム『COYOTE』…ん?ちょっと待って…」

トミーとしーたかの方を見て確認する(ふり?)

「合ってるか!(笑)“荒地の何処かで”」

僕はコヨーテバンドメンバーの代わりにコーラスで。

そして、君と二人なら世界は開いてくから、もうこれ以上、風来坊じや、半端じゃ、ズボラじゃいられない。閃きと勇気で愛を繕うのさ。

七色の橋で川を渡るのは前回と同じアレンジかな。

俺はいつでも君のドクターだよ、そう唄ったあと、

こんな夜 こんな夜にはもう 家にはいられない

こんな歌詞の曲があるって、風の噂で(笑)聞いてて新曲か?と思ってたけど、ああ、この曲か。そしてメンバー紹介。

一人一人コールがおわった後、

「そして最後に!そして最後に!そして最後に!」

えー!まさかこれがあるとは!(^o^)

kyOnから「リアルソウルボーイ!」と棟梁のコール。

演奏が終わるとメンバーは楽器を一旦置く。

場内の拍手をしばらく浴びて、

「もう一曲いこう!」

ローディーさんが渡したのはグレッチ。そしてkyOnが前に出て来た。

僕はみんなに“ドライブ”と告げる。その瞬間オーディエンスはスタンディング。

今回のためのスペシャルカクテルを

「上がSmokeで下がBlue,Smoke & Blue…知ってるか(笑)」

そんな元春ジョーク?も挟みつつ(笑)

「秋のトゥワー、大阪フェスティバルホールでまた演奏できることになりました。皆さんたくさん集まって下さい」

そう言い残して棟梁とバンドはステージを後にした。

そしてご一緒した方以外のみんなからも、来るんでしょ?おいでよ!と。棟梁からも直で?言われたしなぁ…

THE HOBO KING BAND are
佐野元春 ヴォーカル、ギター、キーボード
Dr.kyOn エニィキーボーズ、時々ギター、時々マンドリン、時々アコーディオン、バッキングヴォーカル
古田 マイティ たかし ドラムス、バッキングヴォーカル
井上富雄 ベース、バッキングヴォーカル
笠原あやの チェロ

…and
サカグチ マコト バッキングヴォーカル(6/14 1stのみ。笑)

※2014年6月執筆

#佐野元春 #ライヴレポート

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?