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THE SUN TOUR 2004-2005

THE SUN TOUR 2004-2005 in 鹿児島県文化ホール 2005年2月9日

エピックレーベルを離れ、“M’s Factry”レーベル に次ぐプライベートレーベルとして設立された“Daisy Music”からの第一弾アルバム「THE SUN」が2004年7月にリリースされ、そのアルバムの中にツアースケジュールも入っていた。

今回ツアースケジュールには熊本はなく、そういう時には僕は福岡へ出向くのだが、今回の場合はそうではなく鹿児島公演をセレクト。理由はいたって簡単だ。その年2004年の3月、部分開業ながら九州新幹線が開業したからで、この九州新幹線は熊本県八代市から鹿児島までの路線。どうせなら、新幹線にも乗っちまおうぜ !てなノリ。
九州新幹線「つばめ」は本州を走るそれと比べると若干狭いのかな?山陽を走る「レールスター」くらいか。
おっと、新幹線について語ろうと言うのではなくて。

さて、鹿児島到着(展開が早いな、オイ!)。
空は少しだけ機嫌が悪かった。てっきり、会場は鴨池にあると思っていた。早めに鹿児島入りしたので、歩いて行けな いこともないな(結構あるぜ?)、とは思いつつもタクシーへ乗り込む。するとどうだろう。タクシーは鴨池方面とはまったく別方向へと走り出した。

危機一髪だった。早めに来たからと、もし歩いて鴨池に行ってたらとんでもないことになってましたな、ダンナ。ともあれ、無事会場到着。会場近くには軍服姿の西郷どんの石像があったでごわす。(変な鹿児島弁を無理に使おうとするなよな。)

会場内。ロビーにはたくさんのファンがツアーグッズ を買い求めている。久しくグッズを僕は買っていなかったけれど、カフェ·ボヘミアのツアー以来約17年ぶりにツアーパンフとTシャツを購入。そして、見渡すと、ロビー一角には前年(2004年)10月に起きた新潟だったか中信越だったかの地震被害に対する義援金募集スペースが。へえ〜、なんかMotoらしいな!

ライヴの幕開け。序盤はMotoクラッシクス。アニヴァーサリーツアーみたいな構成だなあ。案の定、 ショーは二部構成。第一部終了後しばし休憩。「10分後 (15分後?)に会いましょう!」とバンドは一旦ステージをあとにした。

ザ·ホーボーキング·バンドはアニヴァーサリーの時に見た時とバンド編成が違ってて、ドラムスがしーたか(古田“マイティ”たかし)に替わっているのは知って いたけど、ホーンセクションがスカパラホーンズ(福岡公演はBBBB=ブラックボトムブラスバンド)からタクチャン(山本拓夫)一人に。ん?milk Jamの時にはタクチャンいたっけ?(タクチャン、ごめん。多分いたよね⋯)

「今、スタッフから聞きました。鹿児島で演奏するのは 11年ぶりだそうです!」

休憩終了後すぐのMCだったか、アンコール前だったかMotoはそう言った。オーディエンス大歓声。そして第二部はアルバム「THE SUN」のナンバー。

今回ツアー中のエピソード。

「僕の目の前の小さな女の子がそれまでの曲はきょとんとしていたんだけど、この曲をプレイした時には楽しそうに踊ってくれていた姿を見たとき、うれしかった。」

と言うふうなMCのあとに「君の魂 大事な魂」。

ラスト、「太陽」の時、ステージセット後方に太陽が 昇っていく場面が印象的だった。

アンコールではKO必死のナンバー。「アンジェリーナ」に“I Love You,You Love Me!”の掛け合いが楽しい「悲しきレディオ」メドレーなど。

そして、近年(2007年だったか?)出演した小田和正の“クリスマスの約束”でも語っていた「この曲を書いた時には、いつかきっとという思いは若い頃だけだと 思っていたけど、歌い続けていくうちに30代には30代の、40代には40代のいつかきっとがあるんじゃないかと気づいたんだ」と言ったふうなMCのあと、オーラスに「SOMEDAY」。

最近のツアーは二部構成が多いなって思っていたけど、遡ってみるとデヴュー直後、今はなきルイード時代も二部構成だったんだね。恐るべし!(笑)。

  
■セットリスト
Back to the street
So Young
ハッピーマン
ヤア!ソウルボーイ
ぼくは大人になった
また明日
風の手のひらの上
99ブルース
インディビジュアリスト 

月夜を往け
最後の1ピース
恵みの雨
希望
地図のない旅
観覧車の夜
君の魂 大事な魂
明日を生きよう
DIG
国の為の準備
太陽

彼女はデリケート
アンジェリーナ
悲しきレイディオメドレー
サムデイ

#佐野元春 #ライヴレポート

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