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Rockin' Xmas 2018 in Osaka

佐野元春 & The Coyote Band
2018年12月20日 Zepp Namba Osaka

初の東名阪での開催となるロッキンクリスマス。初日名古屋の時は、まだ沖縄県辺野古への埋め立て土砂投入前だったが、埋め立て承認撤回の効力停止がすでに決まっていた。これを受けて、14日に土砂投入が強行された。


あの人は やってくるだろう
ブルドーザーとシャベルを持って


政治的なことについては僕の役割ではないけれど、この曲を入れてきたということはそれなりの意味を持つだろう。佐野元春本人の意図は分からない。けれど、大きく外れてはいないはずだ。

クリスマスだから難しいことは抜きにして、楽しくやろう!って単純にならないところが佐野元春たるゆえんだろう。 (以下、佐野先輩と表記する)


らしくない書き出しになってしまった。

さてと。昨年までは東京だけで開催されてきたクリスマス定例ライヴ、ロッキンクリスマスが先の名古屋に次いで本夜は大阪上陸。昔からクリスマスは演奏したり楽しませる方だったって、佐野先輩言ってたなぁ。

開場前にグッズの先行販売してるけど、そのスタッフ自体トナカイの角つけてたり、入り口近辺にはツリーも。過去にクリスマスライヴを観た人が口々に特別だというロッキン。まさにその片鱗。

開演が近づくとスタッフの動きも慌ただしくなる。あ、MacBook Airのお姉さん。お久しぶりですw

定刻通り暗転するとメンバー登場。ほどなく、佐野先輩も登場してライヴスタート。

アルバムでは3曲目のSweet Soul Blue Beat。最近のライヴでは2曲目の定位置確保。ライヴは直近の2枚のアルバムを中心に進んで、そしてもはや、このロッキンのライヴでしか披露されない“みんなの願いかなう日まで”。


いろんな場所に出かけて
いろんな人に出逢って
みんな今 ここにいる
ここにいるよ!

「みんなの願いが、かなうのを願っています。」

曲前のMC。そして、キャリアハイを更新か、と思わせる現代の10代に捧げられた新たな代表曲。出だしのあの決めポーズ、見事にシンクロしました。はいww


20分後に、と告げられここでインターミッション。ロビーにて。

特別な夜だから、僕も特別に写真撮影にも応じたww


お色直ししてメンバー登場。

オフィシャルInstagramより


一曲終わったあとスローソングを何曲か演ると着座を促され、古い友人に「佐野くん、何かおもしろいこと言わなきゃダメだよ」と言われたわけではないだろうが、近年得意とする?爆笑MC炸裂!w

「休憩中、軽食メニューをチェックした」

メニューを読み上げ、どれも売り切れと告げ、

「はっきり言って、数をみま・・・、みや・・・、見誤っている!僕はそう思う!」
「なんだったら来年は、タコ焼きを入れてもいい!みんなはどうか分からないけど、僕らはうれしいw」

そこから続く2曲は佐野先輩も座って歌唱。


生きていくのは大変だ
生きているのは奇跡のようだ

愛されてるってもっと感じたいよ


欲張りだね。こんなにみんなから愛されているのにw


春夏秋冬
風は光になって
私たちはずっと共にいる


2曲目は家族を思いながら。そして、僕らが虹をつかむまであとどれくらいだろう?

次の曲が始まると再びスタンディング。僕はセクストン・シスターズのかわりにバンドとコーラスを。

昔だったら揺りかごダンス。なんだか、ちょっと前に一世を風靡したリズム縄跳びネタのアレに見えたのは多分僕だけだろうと思われます。あ、いや。なんでもないですww

僕らファンのスタンダードクリスマスナンバーのあとは、今も半年前の大阪地震からの復旧に向けて頑張っているみなさんに捧げますと告げられた。


愛して生きる歓びを
きっともっと
感じてもいいんだろう
きっともっと
信じてもいいんだろう


僕らもまだ、熊本もまだ復旧復興の途中だよ、佐野先輩。直近で佐野先輩が熊本に来たのは震災の半年前。

続く一曲で本編終了。ずっとシゲッ!って聞こえてたあのラストの言葉。この夜はシェキラッ!(Shake it Up!)に聞こえたが、実際はどうなのかは定かではない。


アンコール2曲終了。アンコール一曲目、歌詞とちったw

「次の曲はぁ、この中の心がデリケイトな人に捧げます。」

ワシやないかい!w 個人的にはパーティ感が増すな。

「みんな、平日だけど大丈夫?僕らバンドは平気だけど(微笑)。もう一曲いこう!」

※Rockin' Xmas 2017より Photo by Tetsu.Sato


この文章冒頭に繋がるんだけど、やっぱり、ある種のメッセージをこの曲で感じてしまう。相変わらず今夜も口ずさむのさ。

最後はフォーンセクションの部分をギターアレンジで賑やかに。


途中休憩入れてのトータルランタイムは2時間半あまり。楽しかったのは違いないけど、僕にはスペシャル感はなかったな。それは多分、僕にクリスマス幻想がないから、というのもある。まあ、そのことの良し悪しは別として、いつも目一杯スレてるファンだからね、僕はww

久しぶりの再会があったり、新しい出会いがあったり。

大好きな時間が流れる
大切な君の笑顔こぼれて
明日もまた生きてゆける
それが今 ここにいる意味
ここにいるよ!


来年も演りたいからまた呼んでください、そう言い残してバンドは去って行った。普段どおりの、いつもと同じ、ただありのままの君が(佐野元春)がそこにいた。それだけでいいんだ。


おっと!まだメンバーをイジってなかった。(コラッ!ww)

沼くん。いつもどおり。アンコールのあの衣装、絶対部屋着だろw

シュンスケ。衣装的に、もっと弾けよう。サンタコスするとか。

キリンさん。あのクマさんのスエット?いいね!w

シゲ。いちばん運動量が多いからだけど、Tシャツかい!w そのTもWham!なのが、いいね!

アッキー。相変わらずキレッキレですな。最近密かにアッキーファン。最近かい!w 兵庫県西宮市の出身。みんなの兄弟だと言ってもいいと思う。(佐野先輩談)

スパム。あ、スパムこそ、サンタコスだろw

で、あのハクション大魔王が出てきそうな、ツボみたいな楽器は何ていうんだ?w


交通事情によりフライトに間に合わないというハプニングもあり、僕×大阪というのはどうも最近部が悪い。けど、気にしないよぉ〜♫

当日大阪入りして地下鉄を降りた僕はこの曲を口ずさみながら会場まで歩いた。これもある種、クリスマスソングと言えまいか?


口笛を吹きながら
冬の街を歩いてく


そして最後に。

君にあげるよ 僕のチェリーパイ
だけど
僕のプリンはあげないから!w


The Coyote Band
佐野元春 ヴォーカル、ギター、マンドリン、タンバリン
深沼元昭 ギター、バッキングヴォーカル
藤田顕 ギター、ウクレレ、バッキングヴォーカル
高桑圭 ベース、バッキングヴォーカル
小松シゲル ドラムス、バッキングヴォーカル
渡辺シュンスケ エニィキーボーズ、バッキングヴォーカル
スパム パーカッション

…and
サカグチマコト(大阪公演のみ。笑)バッキングヴォーカル

#佐野元春 #ライヴレポート

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