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2014 AUTUMN TOUR 大阪

10/25 佐野元春 & THE COYOTE BAND 2014 Autumn Tour
Live at 大阪フェスティバルホール

6月の大阪ビルボードライブの後、「また秋に大阪で」人々がそう言う。

うーん… 渋谷に行くことを決めてるし。

とりあえずチケット頼もうかとしたら、すでに僕の分まで予約してあると言う。仕方ない(?)行くか(笑)

スタートが出遅れたからか、大阪市内のホテルはどこも埋まってる。当日深夜の夜行バスで帰るつもりだった。色々組み合わせて比べてみたら、航空会社の国内トゥワーと然程変わらない。だったら、泊まる方がいい。かつて住んだ街に宿を取った。ここなら中心部にも近い。

そして当日。展開早えな、オイ(笑)

先にチェックインをし、会場へと向かう。しかし、棟梁のライヴにサンダル履きで出掛けるのは Woo Baby,オレくらいなものさ(笑)

ビルボードライブで一緒だった通称チームMacopie(笑)は長いエスカレーターを登ったあとは今回は二手に分かれて。初の大阪フェスティバルホール。1階席後方。十分だ。むしろ、ステージ全体が容易に見渡せる。

ステージは珍しく幕が降りている。ローディーさんがサウンドチェックを始めた。開演を告げるアナウンス。1階前方2列目あたり。早くも立ち上がる人たち。

幕が開きメンバー登場。いつものごとく右手を挙げた深沼くん先頭だ。バンドのテーマなしにいきなり1曲目が小松くんのドラムからスタート。

誰かが月の眩しさから君を隠そうとしている時、エレクトリックギターは聖者が来ないと不満を告げる。そして、言葉の弱さに燃え尽きた僕も唄った!冒頭を初め、フォーンセクションの部分がギターに変わっているこのヴァージョンが好き。

最初のMC。

「日本シリーズじゃなくてこっちを選んでくれてありがとう!(微笑)」

80年代の曲を更に演奏したあと、2007年に結成したコヨーテバンドの最初に出したアルバムから1曲。

灰に絡まるのか?寄り添うのか?ライヴではいつも寄り添うボーイ。終盤コヨーテトゥワーを思い起こさすように足を挙げる棟梁。

同アルバムから何曲か続いて。

「みんな聴いてくれた?まだの人はロビーで売ってるんで(笑)」
「僕にもたくさんの友達が居て、その友達が沈んでいる時、どう言葉をかけていいか分からなくなる。僕はソングライターだから、そんな時には歌にして。そんな友達に向けて書いた曲です。」

どんな時も、君は僕の力だって覚えていよるよ。

「みんな立って聴いてくれてたの?スローな曲の時は座って聴いてくれてもいいんだよ(笑)」

続いてZooeyから。シュンスケくんの軽快なキーボードから始まる。

きっともっと 信じてもいいんだろう。

続く曲は、

「音楽的な話、してもいい?音楽にはコードと言うものがあって。和音、ギターとかの。次の曲はなんと!そのコードが二つしかないんだ!」
「だから誰にでも弾ける」

無理無理!って感じで首を振る深沼くん(笑)コヨーテバンドのギターの2人は素晴らしい!そんなGRACEのあと、

「最近夜空を見上げたことありますか?僕は東京に住んでいて、夜空を見上げて、あーッ、東京には星がないやって。だけども、大阪はまだ星がある。僕は知っている。そんな星たちに想いを込めて」

そうそう、御大はこの星になったんだよね?棟梁。

「僕らソングライターには、いくつか、尽きないテーマがあって。その中で僕にとっていちばん大きいのは、男と女、どうやったらうまくゆくのか?この3年くらい、ずっと考えてる」

3年かよ!思わずツッコミ入れたら、それに応えるように?

「冗談だと思ってるでしょ?結構真剣なんだ。男と女の違いについて、例えば僕ら男は、そうそう!と言う人もいると思うけど、目の前に大きな山があればそれを征服しようと思う。だけども、女性は違う。女性は、それを避けて草原を歩いて行く。それを見て、なんて賢いんだ!って思う。男はバカだ(笑)」

場内も爆笑。

「なんて賢いんだ。女性はスーパーで、ナチュラルで。そんな女性のことを歌った歌です。スーパーナチュラルウーマン!」

詩人の恋。好きな歌。僕も詩人(気取り)なんで。そして、

「しんみりしちゃって。全然ロックコンサートっぽくないよ(笑)」

アルバムZoeeyについても気に入っている、良いアルバムだと語ったあと、「みんな聴いてくれた?ほんとに?この際だから聴いたってことにしておこうってんじゃないの?まだの人はロビーで売ってるんで(笑)」

現在、新しいアルバムのセッションをしていて、来年中に必ずドロップしてまた大阪でコンサートする。楽しみに待っていて欲しいと告げ、新曲を2曲。

そしてライヴは終盤へ。

「90年代の曲だけども、ほんとはその少し前、80年代の終わりにリリースしたんだ。その時はチャートの20位?14,15位?それくらいだった。それがなんだっけ、テレビの主題歌になってチャート1位?そんなのリリースした時に聴いてよって。」

これは冗談っぽく、でも本音だろうね。もうみんなの歌だから詩を知ってる人は一緒に歌ってと、約束の橋。

そして、「さっき、リリースした時からみんなの歌だって。でも、ちょっと待って!やっぱり僕の歌だ。やっぱり僕の歌だ!でもみんなの歌だ」

ダダン ダン ダン。小松くんのドラムからシュンスケくんに続く。みんなで大合唱。例によって僕はバンドメンバーと共にコーラス。

そして赤いヤツ(ストラト)がやって来た!棟梁と共に、ワン,トゥー,トゥリー,フォ ッ!の掛け声の後エアギターをストラミング。これは僕の最近の定番ムーヴ。コヨーテバンドのアディショナルメンバーとして、エアギターを担当しております(笑)”本編”終了。

再びメンバー登場。

「僕らは日本一のパーティバンドだって思ってる!」

パーティライトにシャンペングラス。そして、もう寂しくなりたくない!

「80年代に元春レディオショー。そしてつい最近までやっていた元春レディオショーアゲイン。今はちょっとお休みしているけれども、必ずまたどこかでDJやります。でないと、みんながどの音楽を聴いていいか分からなくなるんで…」

ラジオ好きが昂じて、ラジオの歌を2曲作った。「一つは、Zooeyに入れたラジオデイズ…」

場内のえっ?て空気から深沼くんの方に歩み寄り、違ったっけ?コヨーテです!みたいなやり取りのあと、「アルバムコヨーテに入れたラジオデイズ!」この時語尾強め(笑)そしてもう1曲の方をやると。そこからのメドレー。

「隣の国の悪口を言って、憎しみのスピーチをやる。そんなことに何の意味があるんだ!そんな時僕は心の中でおまじないを唱えるんだ。
愛する気持ちさえ分け合えればI Love You,You Love Meって」

終始ゴキゲンだった棟梁。「みんな、凄いね!」を連発していた。いっぱい演奏したいんであまり長くなってもいけないなと言いつつ、今トゥワーの見どころの一つ?の爆笑MCも絶好調(笑)

最後の再度のメンバー紹介で、

「長くトゥワーをやっていればいろんなことがあります。ドラムスの小松くんは、なんと、一昨日誕生日でした!」

そんなサプライズ?もあったこの素晴らしい大阪の夜に、乾杯!

次回、魂の熊本編へ続く(?)

#ライヴレポート #佐野元春

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