2015 Summer Tour 熊本
10/11 佐野元春 & The Coyote Band at 熊本B.9 V1
今回トゥワーは全9本。位置付けで言うと35周年の第2弾のトゥワー。熊本公演はラストの一つ前。
黒いTシャツ姿の棟梁。ここまでのオフィシャルフォトを見て、ああ、これはアンコールの時の写真なんだなって思っていた。しかし、実際には最初からで、なんだよ!って。先に言ってよ、って(笑)僕のこの日の服装はシャツにベスト。そう、最近の棟梁のライヴでの正装だ。
7月に出た最新アルバム『Blood Moon』。今回はタイトルこそサマートゥワーなれど、同アルバムをフューチャーしたものになるのは必然。実質的にはレコ発トゥワーだ。
「僕らは今、2015年サマートゥワーと言うのをやっています。でもちょっと見て!全然サマーじゃない!だからタイトルを変えました。2015年オータムトゥワー!」
これは先週の埼玉から変わったらしい。なので、実質2本目?(笑)
Blood Moon、とてもいいアルバムですね。(棟梁口調。MRSヴァージョン)
「まだの人(聴いてない人)は後ろで売ってます(笑)」
昨年のトゥワーから?始まったトップセールス(笑)
Blood Moonからは9曲。みんなは歌うんだろうけど、僕はコーラスワークを練習してきた。基本深沼くんパートで。紅い月だけはカーリーさんパート。ちなみに、ルァ・ヴィータ・エ・ベラでは『きっともっと〜』は深沼くんパートで、後は小松くんパート。『朝は誰ぇにでぇも 訪れぇるぅ〜』のとこね。しかし、コーラスの練習ばかりしてると、肝心な主旋律のメロディが分からなくなる(笑)
「彼女のこと 誰も分かっちゃいない って歌っているけど、ほんとはオレも分かっちゃいない(笑)」
期しくも当日朝、同じことを僕もトゥイートした(^o^) 深沼くんのマンドリンがとてもいい感じぃ〜♬
これはコヨーテバンドの曲ではないな、と、うっかり?言ってしまったことがある“君を探している”が一曲目。棟梁はギブソンのギターだったんで、何演るんだろう?って。知ってるのに(笑)しかし、このアレンジ好きだな。是非レコーディングして欲しい。数曲のあとBlood Moon、そしてまた元春クラシックスへの流れ。個人的には92年のトゥワーで聴いた以来の曲のあと、
「このハーモニカで始まる曲!なんだか知ってる?」
僕を含め、会場内数名から曲名が上がった去年の熊本でのアンコールの一曲目。
そしてグレッチを持って、
「そんなに80年代の曲が好きなら、もっと演っちゃうよ?(微笑)ラジオの歌!」
アッキーの側でいつものピート・タウンゼントばりのジャンプ。
Photo:イメージ。2014年Autumn Tour オフィシャルFBより
フライングして僕、半テンポ早く飛んじゃった(笑)今回は途中の元春劇場はなくて、ダウンタウン〜の部分もそのままの曲調。
「古くからの僕のファンなら、知ってるよ。またアレだよ〜って(思うだろう)。今回初めて来てくれた人、新しいファンにこの場の楽しみ方を教えたい(笑)」
コール & レスポンス。この時、MacBookのお姉さん(笑)とチーフローディーさんらクルーが向かって左手で楽しそうに場内を見てた姿が見えた。棟梁は終盤、Rock'n'Roooll!と今年も吠えた!
「皆さんに聞きたいことがある。」
なんぁ〜だろ〜?(笑)
「熊本には下町はあるの?」「あるのか?ないのか?ハッキリして!」
あるよー!
「僕は下町の出身だ。具体的に言うと明神下。銭形平次の町だ。僕は下町の生まれだから、“ひ”と“し”の区別がつかない!」
「お魚のししゃも。ずぅっと、ひしゃもだと思ってた。なぜなら、魚屋さんに行くと、ししゃもって書かれた“し”の部分に釘が刺してあった!」
ちょっと不機嫌さを演出した表情で。
大丈夫だよ、棟梁。別に真似するわけじゃないけど、僕も小さい頃はひしゃもって思ってたから(笑)。そして高速ダウンタウンボーイで本編終了。
再度メンバー登場。カーリーさん、今年も缶ビール片手に(笑)。
「今この国のかたちがメチャクチャになっている。どんなかたちになっても、僕らはこうしてロッキンしてゆくだけだ!」
「国のための準備なんだよ。小麦粉を蓄えるんだよ」
そして約束の橋で終了。オーディエンス側にマイクを向ける定番ムーヴ。メンバー紹介のあとメンバーが捌ける時、棟梁は間違って(わざと?)反対側の袖に行こうとしてクルーに、違いますよって感じで(^o^)
終了のはずだった…。終演のアナウンスこそまだだったものの、一旦場内も明るくなりSEも流れ始めた。
再度アンコールを求める拍手。にわかにクルーの動きが慌ただしくなり、三度メンバー登場。
「Dance!」
デンデ デンデ デンデーデデ♬ 書き言葉で再現は困難だ。さみし気なエンジェル。これまで何度もバンドは演奏してきているとは言え、リハでもやってない感じで、だけどもそれがまた良かった。
あと一回でトゥワーも終わるけど、その前にまた熊本で演奏できて嬉しい、現在はレコードが売れない時代になってきたけど、こうして皆さんがライヴにたくさん来てくれることで、僕らミュージシャンも凄くやる気になっていると語っていた。この時、アッキーがにこやかにうなづいていた。うんうんって(^_^)
棟梁からメンバーを、アッキーって呼んでます。シュンちゃんって呼んでます。こまっちゃんって呼んでます。フカヌーって呼んでます。…高桑くんって(笑)
その高桑くん(笑)のアンコール後に下がっていく時の煽りがあってダブルアンコールが実現。高桑くん、グッジョブ!
さては、ステージ衣装を忘れて普段着だったことへの懺悔か?(笑)
で。この時も棟梁、反対側に帰ろうとして、高桑くんに教えられてた(笑)
深沼くんが好きなハコだと言う。棟梁もそうなのかな?それにしても詰め込み過ぎ。明らかにキャパオーバー。現状熊本でいちばん大きいライヴハウスはここしかないのもあるけど…。
とは言え、コヨーテバンドはライヴハウスで観るのがよりベターかな?
また来年!と言ってたんで、周年トゥワーのあとにトゥワーがあることを期待!
王子を連れて行きたいからできればホールが良いかな〜?(^o^)
The Coyote Band
佐野元春 ヴォーカル、ギター、タンバリン、ハープ、マラカス、カウベル
深沼元昭 ギター、マンドリン、バッキングヴォーカル
藤田顕 ギター、バッキングヴォーカル
高桑圭 ベース、バッキングヴォーカル
小松シゲル ドラムス、バッキングヴォーカル
渡辺シュンスケ エニイキーボーズ、タンバリン、バッキングヴォーカル
…and
サカグチ マコト バッキングヴォーカル、エアギター(熊本公演のみ。笑)
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