【電験2種の必須問題】安定度問題を多角的視点で捉えておく

「安定度」

これに悩まされてきた人は多い。

電験2種に挑戦する人によって、大きな壁の一つとも言える。

何故なら、このテーマは様々な角度で問題となる内容だからだ。

シンプルに厄介なのである。

安定度は大きく3つに分かれる。

①グラフ問題

②数式中心の問題
⇒同期化力の公式と相差角が関係する。
※相差角は送電端電圧と受電端電圧との角度差である。ブログでもお伝えしてきたが、力率角と混乱しがちだから注意して欲しい。(超重要)

③実際の具体的対策を答えさせる問題

この3つの中で

③「実際の具体的な対策を答えさせる問題」

に焦点を当てる。

※②に関しては電験3種の勉強の中で既に触れているので致命的にはならない。別記事で学習するが、過去問を経験しておくだけで良いだろう。

※また①に関してはnoteの別記事で解説を1年以上前に書いた。実際、昨年がっつり出題されたのでやった甲斐があった。点をちゃんと取って下さったようで嬉しかった。(予想といっても海外での大停電(米国)、北海道での大停電があったから当然ではあるが、狙われやすかった) 違う問題をテーマに解説を入れていく。

以上のことから、①と②はかなり有名となった。

そして、自分が危険だと警鐘を鳴らすのは③なのだ。

この問題が解けるか、挑戦してみて欲しい。

下手をすれば、0点の可能性があるだろう。

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