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他サイトのコアウェブバイタルのスコアをざっくり確認する方法

自サイト・他サイトのコアウェブバイタル(Core Web Vitals)を簡単に計測するための方法をご紹介します。
今回はAmazonのコアウェブバイタルを例にご紹介します。

Chrome User Experience Reportとは?

「Chrome User Experience Report(CrUX)」は、Chomeユーザーがアクセスしたデータをもとに作成されています。CrUXでは主要な指標を確認することができます。
例えば、AmazonのFirst Contentful Paintの何%がGoodかなどを調査することができます。

また、使用統計レポートがオンのユーザーのデータをもとに作成されています。

CrUXのデータを取得・表示する方法

1. PageSpeed Insightsを利用
2. CrUX Dashboard on Data Studioを利用 
3. Public Google BigQuery projectを利用

今回は継続的なモニタリングをしやすくするために、2番と3番の方法をご紹介します。

CrUX Dashboard on Data Studioを利用

最終的にData Studio(Googleデータポータル)で以下のようなデータを見ることができます。

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1. データスタジオのコネクタ選択画面に移動します。
調査したいサービスのURL入力後、「CONNECT」をクリックします。
ここでは例としてAmazonのURLを入力しています。

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2. 初めてChrome UX Reportを利用する場合は認証を行います。

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3. 「CREATE REPORT」を選択します。

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4.  もう一度「CREATE REPORT」を選択します。

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5. 指定したサイトのコアウェブバイタルの状況をData Studioで確認することができます。
AmazonはCLSのデスクトップのスコアが低いことが分かります。

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同様の作業を行うことで、楽天市場のコアウェブバイタルも出してみました。楽天市場はAmazonに比べて全体的にスコアが低いことが分かります。
新しいレポートを作成する時は「このURL」にアクセスすることで作成できます。

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Public Google BigQuery projectを利用

BigQueryでも各サイトのコアウェブバイタルを確認することができます。
最終的に以下のような結果を確認することができます。

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1. Public Google BigQuery projectにアクセスします。

2. プロジェクトをピンしつつ、自身のプロジェクトに切り替えます。

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3. クエリを実行します。

WITH 
`tmp` AS (
SELECT
 CASE
   WHEN lcp_bin.end <= 2500 THEN 'good'
   WHEN lcp_bin.end <= 4000 THEN 'needs_improvement'
   WHEN lcp_bin.end > 4000 THEN 'bad'
 END AS lcp_score
 , lcp_bin.density AS lcp_density
FROM `chrome-ux-report.country_jp.202102`,
UNNEST (largest_contentful_paint.histogram.bin) AS lcp_bin
WHERE
 origin = 'https://www.amazon.co.jp'
)

SELECT
 lcp_score
 , SUM(lcp_density) AS lcp_density
FROM `tmp`
GROUP BY lcp_score
ORDER BY lcp_score

4. 結果が表示されます。
注意点として、デスクトップ・タブレット・モバイルすべてが足し合わされています。そのため、モバイルのみ表示したい場合はクエリに「form_factor.name」を追加する必要があります。

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その他のクエリ例を見たい場合は以下を参考にしてください。

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村馬賢介
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