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Superchorus smallclone

リサイクルショップとか中古楽器屋とかあとフリマとかで使いもしないのにペダルを買うのが好きで、ある日、ネオクローンという、カートコバーンサウンドで有名なエレハモのコーラスペダル、スモールクローンの廉価版(リトルビッグマフみたいな)を見つけて、手頃だったので買った。
帰って「まあこんなんオモチャやで」ってノブを回してレイトタイムをぐるぐるして、大した事ないわ、って思ってたところで、徐にデプススイッチを入れたら、カムアズユーアーの音が出てびっくりした。残念ながらRAT2は貸し出したまま帰って来ないのでビッグマフを繋いだら、Jマスシスの音が出た。

空前のグランジブームのちょっと前、マークアームのマッドハニーが東京のポストハードコア、ノイズジャンク勢、ガレージパンクから大人気で、dollのリーダーズポールでも常連だった。それからニルヴァーナが登場してsuperfuzz bigmuffのTシャツを着てるのを見て、マッドハニー、ビッグマフの存在を知った人は数知れず。俺もそう。ニルヴァーナはあれよあれよという間にスターになって、それからカートコバーンはあっという間に手の届かない星になって、グランジが70年代ファッションのリバイバルと同義語になってブームが終わった。
当時から何度も買おうと思って、結局買うまで至らなかったsuperfuzz bigmuffのTシャツなんだけど、また最近も買おうか、それとも、もうどうせなら作っちゃおうか、と、これとこれをこうして、出来上がったのがこれ。
最初、COME AS YOU AERにしようかなと思ったけどどうにも収まりが悪くて、ずっと見てたら天啓が降りてきた。SMELLS LIKEをSMELL SLIKEとひと文字ずらすとSMALL CLONEと半分以上同じ並びになることに気づいて、やべー事に気づいちゃった、と思ってAとかに話したら、また始まったって感じで笑ってて、他の人からは、まあ無視されました。
悔しかったので本当に作りました。Aは忙しそうだったので今回も白根さんに書いてもらったんだけど、Oの位置に来るIの字が細かったのでバランスにむちゃくちゃ苦戦したでしょ?と言ったら、やっぱりそうで、難しかったとの事でした。
今回のプリントはA2くらいのデカいサイズになります。

オリジナルパンクにもハードコアパンクにも間に合わなかったロストジェネレーション達に、1990年に突如勃興した新しいパンクロック、「グランジ」。90s リブートグランジTシャツ第二弾は『superchorus smallclone』
9月末発売予定。
買って下さい。

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