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Python マルコフ連鎖で文章生成してみた

元データは東野圭吾の『容疑者Xの献身』の冒頭を使わせて頂きました。

【1回目出力】
では古株だろう。
彼が仕事を紹介されている男がいたが、彼は両手をポケットに突っ込み、身体をやや前屈みにして歩き続けた。
『技師』はまだ再就職の道を諦めてはいない。
しかし中では古株だろうと石神は推理した。
つまり彼は両手をポケットに突っ込み、身体をやや前屈みにしていた。
【2回目出力】
橋の下をくぐり、隅田川に沿って歩き始めた。
向かい風が彼の職場へ行くにはジャケットを着ている。
その証拠に、川の反対側には、もうないのだろう。
青いビニールシートの住居の列が途切れてから少し行ったところで、太い道路に出た。
【3回目出力】
は、このまま真っ直ぐ南下するのが新大橋だ。
『缶男』はまだ再就職の道を諦めてはいない。
集団の一番端、しかも少し奥まった場所というのは早朝だ。
髪は短く保たれているし、自転車まで持っている老婦人がいた。
その色を反射させ、隅田川に沿って歩き続けた。
【4回目出力】
缶男』という渾名をつけていたが、ずらりと並んでいた。
元々はべージュ色だった。
彼が仕事を紹介される可能性もかぎりなくゼロに近い。
コートのポケットに入っている。
おそらく、缶を集める際には隅田川があり、それを眺めながら石神は淡々と歩き続けた。

なんとなく分かったこと。
最初の単語がランダムらしく、それ以降に続く文章が毎回変わるらしい。
設定で5つの文章を出力するようにしたけど、元となる文章はもっと必要。入力パターンが増えるほど、色々出力されるらしい。
元データが少ないと、後に続く単語の選択肢がないので、原文のままになっていまうらしい。

文章になっているようで、なってない。単語の意味を理解せずに、単語をつなげているだけ。
知能は無いと思う。

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