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ドイツでビザを取った女②

こんにちは。①の続きです。

と、いうことで、ビザなしでドイツに来た私…
もともと、日本で取る予定だったのでほとんどの書類はそろっていました。

現地申請で大きく異なるのは、現地でビザを取得するには住民登録許可証が必要になるということです。住民登録局にいき、住民登録の手続きをしました。早めに動いたほうがいいことが分かっていたので、予約を取っていたのですが、その日程を待ちきれずに早く申請しにいきました。(メールで問い合わせたところ、大丈夫とのことだったので)

これは結構あっさり終わり、一安心。フランクフルトに到着してから5日目くらいで終えました。

さて、次はいよいよビザ申請が待っています…!

ビザ取得ができるか心配で心配でたまらなかった私は、早めに行動するというスキルを身に着けました。日本での失敗もあったので(笑)

まず、外国人局は閉まっている日曜日。道を確かめるべく下見に行きました。公共交通機関の乗り方をこの時私は知らず、道端にある自転車に目を付けました。いえ、自転車泥棒ではありません。レンタサイクルというやつです!

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フランクフルトには、自転車専用の道路もあり、かなり自転車の利用が活発なようです。専用のアプリをダウンロードし、カギを解除すると乗れます。1日3€とかで乗れるのでお得!
ただサドルを最低まで下げても日本人の私には高すぎる!
足の長さに自信のある方でないと乗りこなせないと思います。
案の定短足な私はかなり苦労しました。

さて、下見を終えた私は翌日、朝6時に家を出て外国人局に向かいました。30分ほどかけて到着。

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着いたのは開館時間の1時間前。こんなに人がいました!30人くらいかな?
列に並んで待っていたのですが、30分くらい経つとなぜか私より前の列の人の数が増えてる…

そう、横入りです。

開館時間には、なぜか列の前方だけパンパンになっていました(笑)
正直、横入りをしてくる人をみててムカつきました。こっちは早起きしてきてるのに…!!
でも、文句を言う勇気も言語力も持たない私は、おとなしく1時間待ちました。横入りはやめようよ…と心のTwitterでつぶやきました。

そしていよいよ開館…!!

ドイツ語しか話さないという噂を聞いていたので、日本で買ったポケトークを握りしめて自分の順番を待ちました…

私の前には30人以上人がいたけど、待ったのは15分ほど。いよいよ自分が呼ばれると、受付の相手はふくよかなおじさんでした。
パスポートを渡して、

「ワーキングホリデービザの申請がしたいです」

と拙い英語で、用意してきた書類を見せながら伝えました。おじさんはすぐ察してくれて、パソコンをカタカタ…そして言いました。

おじさん「君はここに来るのが早すぎたようだ

実は、住民登録をしてからそのデータが外国人局に送られるまで、1週間ほど時間がかかるそうなのです。私は焦りすぎたため、住民登録をしてからまだ1週間たってませんでした。

おじさんに2日後くらいにまた来るように言われ、おじさんはビザ申請に必要な書類の一覧をくれました。全部用意していましたが、ビザ申請書の様式がHPでダウンロードしたものと若干違ったため、外国人局のロビーにおいてあった様式を持ち帰りました。


2日後!また同じように朝早くやってきました。この前よりも人が増えていました。また1時間待ち、もう一度受付でワーホリビザの申請をしたい!といいました。今度は女の方でした。

受付「ビザを取得して何をするの?」

私「農家で研修をします!」

簡単な質問をされ、ビザ申請書類をペラペラ確認すると、番号の書いた紙を渡してくれました。

受付「この番号だから、2階に行って待っててね。」

第一関門突破。あとは、実際に登録手続きをしてくれる担当のところに行くだけです。紙を握りしめ、待合室で待っていると私の番号がディスプレイに表示されました。

ドキドキしながら部屋の前に行き、ノックをして扉を開けました…!

私「Hallo~!」

中に待っていたのは若い女の人でした。
彼女は笑顔で「Hallo!」と返してくれました。

そこからは本当にスムーズでした。用意してきた書類(パスポート、証明写真、申請書、海外保険証と領収書、残高証明書、住民登録の書類)を渡すと、書類をスキャンしたり何かをパソコンに打ち込んで手続きをしてくれました。そして、10分後。

ウィ~~~ン

私のビザらしきものが印刷されて出てきました。
それを担当の女性は私のパスポートのページにペタッと貼って、書類と一緒に渡してくれました。あまりにもスムーズだったので、「え、これ終わり?」って感じでした。

念のため「もう一回ここに来ないとだめですか?」と聞くと、担当の女性は「来なくていいわよ!」と笑いながら返してくれました。

ああああああ、本当に良かったああああああ!!!!!

ビザのことをめちゃめちゃ心配していたので、心がふっとかるくなりました。ネットで見た情報とも違い、英語も話してくれました。本当に外国人局によって対応は違うんだな~…という感じです。

しかも、申請から発行されるまで日本だと2週間ほどかかるとあったのに、私は申請日当日にビザを発行してもらいました。

結果から言うと、私は現地取得がとてもスムーズにいきました!

今思うと、日本でビザを申請できなくなり、後戻りのできない状況で私の不安はマックスだったのでうまくいったのかもしれません。何度も必要書類を確認し、外国人局に行く時には「戦じゃ!!!!!」という心構えで行きました。そうすると以外にあっさりとビザを発行してくれる外国人局で、拍子抜けしました。

(後日語学学校ビザの申請のために友達が外国人局に電話したところ、ドイツ語でしか喋ってくれなかったそうなので担当の人によっても変わるのかもしれません。また、私は予約不要でしたが友達は予約が必要だったそう。ビザの種類によっても対応が変わるのかな?)


日本でビザを取り損ねた私でしたが、無事に1年間滞在できるビザをゲットしました!一つ、大きなことを成し遂げたような気持で帰路につく私なのでした。

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