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検索結果からみる創業支援

はじめまして。モトキと申します。

今回、創業支援をテーマにスタラボに初めて記事を書きます。

よろしくお願いいたします。

早速ですが、起業・創業に関するデータを少し見てみたいと思います。

まず、Googleトレンドで「創業」、「起業」、「創業支援」、「起業支援」の検索状況を調べてみました。

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                 出典:Googleトレンドを加工して作成

こちらは過去5年間の「起業」等で検索された結果です。

「起業」と「創業」、「起業支援」と「創業支援」それぞれの間には大きな差がないことがわかります。

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                 出典:Googleトレンドを加工して作成

こちらは2017年から2020年までの各月の平均検索数を比較したグラフです。過去4年において、2018年が最も「起業」について検索されていることが伺え、2020年は相対的に検索数が少ないようです。

一方、図1から「起業支援」、「創業支援」は「起業」、「創業」と比較して大変少なく、これらの検索数は「起業」を100とした場合、最大でも9%程度しか検索されておらず、「支援」についてはほとんど検索されていないことが様子が伺えます。

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                        出典:Googleトレンド

また、「創業支援」が検索されている地域を見ると、東京都、神奈川県、大阪府以外では検索されていない又はデータが少なく、表示されていないという状況です。

「創業」のキーワードについて、関連キーワードを見ると、

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                        出典:Googleトレンド

「創業支援」、「創業融資」、「融資」が多く検索されていることがわかります。

日本政策金融公庫が毎年行っている新規開業実態調査によると、開業時に苦労したことにトップ3は「資金繰り・資金調達」、「顧客・販路の開拓」、「財務・税務・法律に関する知識の不足」となっています。

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出典:日本政策金融公庫 総合研究所「2020年度新規開業実態調査」〜アンケート結果の概要〜

このうち、「資金繰り・資金調達」については、図4のとおりある程度検索されている一方、「顧客・販路の開拓」は、あまり検索されていないようです。

「資金繰り・資金調達」に関しては日本政策金融公庫が行っている『新創業融資制度』や東京都、東京信用保証協会、金融機関の三者が協調して行っている『東京都中小企業制度融資』等、直接的な制度が設けられています。

しかし、「顧客・販路の開拓」を直接的に支援する制度というのはなかなかなく、基本的には相談事業、創業計画の作成、マーケティング知識の獲得といったところが主になってくるかと思います。そのため、今回はこれら相談事業等の制度を少し紹介したいと思います。

まず1つ目に、東京商工会議所の創業支援センターで行っている「創業・起業相談窓口」です。こちらは事前予約制で平日のみの受付ですが、無料で専門家に創業・起業に関する相談をすることができます。

2つ目は、TOKYO創業ステーションではPlanning Portという継続的支援を前提とした相談窓口です。創業相談には、①プランコンサルティング、②専門相談、③融資相談の3つがあり、特に①プランコンサルティングでは担任制による伴奏支援でビジネスプラン作成の支援を受けられます。

3つ目は、中小企業基盤整備機構が行っている『起業ライダーマモル』です。これはLINEで24時間365日いつでも起業に関する相談ができ、起業に向けたステージにあった相談することが可能です。

以上、課題にかかる直接的な支援メニューの紹介ではなく、様々な形で提供される相談事業の紹介となってしまいましたが参考になれば幸いです。

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