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私の芝居日記 14号「ラブ・レター」

音楽座ミュージカル「ラブ・レター」 
原作:浅田次郎
脚本・演出・振付:ワームホールプロジェクト
音楽:高田浩・井上ヨシマサ・金子浩介
美術:久保田悠人
衣装:原まさみ
ヘアメイク:川村和枝
照明:望月太介、塚本悟
音響:小幡亨
音楽監督:高田浩
歌唱指導:桑原英明

出演:森彩香、岡崎かのん、井田安寿、清田和美、北村しょう子、
小林啓也、安中淳也、新木啓介、大須賀勇登、上田亮、藤田将範、
五十嵐進、兼崎ひろみ、後藤さつき、冨永波奈、姫本梨央、毎原遥、
林芳弥、木村弥寿子、山西菜音、生島稜大、泉陸、木村匠

日時:2022 年7月3日(日)16:00~18:00
劇場:草月ホール(東京赤坂)

浅田次郎の短編小説「ラブ・レター」が原作のミュージカル。
しみじみとした温かい物語です。
死者からの手紙(ラブ・レター)が生きている人の心を揺さぶり、励まし、生きる希望と勇気を与えてくれるというお話です。
ゴージャスで切れのいいダンス、胸に沁みるソロ、聴かせるアンサンブル。息も切らさない2時間でした。立体的で高さを意識した舞台づくりも秀悦です。
新宿歌舞伎町の裏ビデオ店主「吾郎」役の安中淳也と死んでしまった偽装結婚した中国人妻「白蘭(パイラン)」役の岡崎かのんが良いです。泣けました。岡崎かのんのソロもすごく良いです。もっと長く聴きたい。
やくざの佐竹役の新木啓介の迫力も凄い。
一緒に観ていた仲間はキャバレーのママ役の清田和美を絶賛。

客席500の小さな劇場でこんなゴージャスで心温まるミュージカルを堪能できるなんて贅沢の極み。終演後は観客総立ちのスタンディングオベーション。
物語、舞台、衣装、音楽、演者全てが揃った最高の舞台でした。
それでは、またお会いしましょう。さようなら。

私の音楽座体験:
「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」が始まりです。「泣かないで」「アイ・ラブ・坊っちゃん」「マドモアゼル・モーツァルト」「リトル・プリンス」「ホーム」と結構観てます。最初の「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」は「粗削りだが、温かく、心に響くミュージカル」という印象でした。
「泣かないで」は最初から泣きまくり。解散直前(再結成されています)の最終公演「マドモアゼル・モーツァルト」は青山劇場が震えました。凄かったです。山本の観劇史上最上かもしれません。土井裕子が主演でした。

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