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私の芝居日記 第18号 ミュージカル「泣かないで」

「泣かないで」音楽座ミュージカル
原作:遠藤周作「わたしが・棄てた・女」
演出:ワームホールプロジェクト

出演:森 彩香、安中 淳也、高野 菜々、岡崎 かの、塩坂 真季、清田 和美、井田 安寿、毎原 遥、北村 しょう子、辻 凌子、山西 菜音、木村 弥素子、姫本 梨央、野田 ゆかり、小林 啓也、大須賀 勇登、新木 啓介、上田 亮、藤田 将範、佐藤 伸行、木村 匠、林 芳弥、泉 陸、生島 稜大、五十嵐 進

日時:2023 年6月10日(土) 18:00~21:00
劇場:町田市民ホール

遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」を原作に制作されたダンスミュージカル。当時は不治の病とされたハンセン病をテーマにした物語。

作品の舞台は戦後間もない東京とハンセン病を治療する富士の麓にある病院。ハンセン病と誤診された女工員の森田ミツと貧しい大学生・吉岡努、二人を巡る人生の軌跡を描いています。

5回目の今回も号泣してしまいました。
森田ミツ役の森綾香が良い。歌もピュアな感じがとても良いし、ダンスは例えようもなく素晴らしい。人間があんな踊りが出来るんだと。
「泣かないで」は何度も観ましたが、森綾香のダンスは格別。

小林啓也がカッコイイ。「ラブ・レター」のサトシ役より、こんな役が似合う。
高野菜々の歌が最高。

音楽座のますますの活躍に期待!
それでは、またお会いしましょう。さようなら。


遠藤周作:

遠藤周作は12歳でカトリックの洗礼を受け、日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する作品を数多く残しています。主な作品に「海と毒薬」「沈黙」「イエスの生涯」「侍」などがあります。
「泣かないで」初演時に観劇した遠藤周作が号泣し、「自分の作品で泣いたのは初めてだ」と語ったといいます。
遠藤周作は町田に住んでいました。

私の音楽座ミュージカル体験:
町田が本拠地のミュージカル劇団「音楽座ミュージカル」
たくさん観ています。確か演劇鑑賞会で観た「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」が始まりだと思います。
「泣かないで」「アイ・ラブ・坊っちゃん」「マドモアゼル・モーツァルト」「リトル・プリンス」「ホーム」と結構観てます。最初の「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」は「粗削りだが、温かく、心に響くミュージカル」という印象でした。
「泣かないで」は最初から泣きまくり。解散直前(再結成されています)の最終公演「マドモアゼル・モーツァルト」は青山劇場が震えていました。凄かったです。山本の観劇史上最上かもしれません。土井裕子が主演でした。

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