見出し画像

「SDGsつながりポイント」のある1日 - 旧村上邸編

こんにちは!まちのコインのアシスタントディレクター冨田です!

晴れ間がのぞいた12月16日の午後。鎌倉市二階堂にある旧村上邸で、家屋の手入れを通して伝統文化に触れる体験イベント『旧村上邸を助ける日vol.1ー助けてください!みんなで大掃除ー』が開催されました。


イベントの概要

旧村上邸は、能舞台やお茶室を有する昭和初期に建てられた鎌倉を象徴する建造物です。
このイベントは、12月18日で終了となったSDGsつながりポイント事業の一環であるまちのコインの実証実験と連動して行われたものです。

まちのコインは、古民家に集まった人同士をつなぐ役割を担います。旧村上邸のお手入れをお手伝いするとコインをもらうことができます。


「一般家庭ではなかなか体験できない体験をしてもらう」…みんなで歴史的な家屋を維持していく意図のもと実施されたイベントには、熱意と関心をもった参加者が集まりました。

集まった人たちでお話しながらワイワイと古民家のお掃除をすることが、実はSDGsの17の目標のひとつ、 "11.住み続けられるまちづくりを都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする" の取り組みにもつながっているんです。


旧村上邸ー鎌倉みらいラボーとして運営管理しているエンジョイワークス/グッドネイバーズさまの主催で、スタッフの方も当日の実作業に励んでいました。
https://www.facebook.com/events/3383735718363086/

イベントの様子

イベントの前半は、能舞台の床磨き / 雨戸の手入れの二手に別れて作業に入りました。能舞台は米ぬかで磨き、雨戸は溝にロウを塗ります。

まさか能舞台に立つ日が来るとは…iOS の画像 (3)

雨戸はガタガタして動かず、無理やり引くと外れてしまいそう。
iOS の画像 (1)

能楽師は能舞台をすり足で移動するため、床の滑りやすさが重要になります。米ぬかで磨くと不思議なことに床がツルツルピカピカになりました!
先人の知識と経験はすごい…。
iOS の画像 (2)

雨戸のはまっている溝をロウソクでこすります。私も雨戸の手入れ作業をしましたが、蝋のおかげでスベスベナメラカに雨戸が動きました。
生活の知恵を築いた先人は本当にすごい…。
iOS の画像


そして、後半は窓拭きをしたあと歓談をしつつ感想を共有し合いました。

旧村上邸が地域に開けた場所になるにはどうしたらいいんだろう?
地域の方々が気軽に利用できる場所として企業とは利用料を分けて対応する
庭の手入れに専門分野を学ぶ学生たちを巻き込むことで活路ができそう!


参加者のまちのコインについてもコメントをいただきました。

旧村上邸の利用料を見直す件に併せて、クルッポで値引きできるといい!
クルッポを使って参加できるお茶会イベントを開催してほしい!


さいごに

参加者同士で次に繋がる話ができ、また旧村上邸でイベントがあれば参加者の方々と再会できる気がします。今回、ユーザーとしてイベントに参加し、まちのコインが目指す効果を体感することができました。更なるサービス向上に向けて開発に注力していきたいと思います…!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?