まちのコイン
まちのコインがくれた「つながりと存在意義」 〜アルペなんみんセンターさんの場合〜
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まちのコインがくれた「つながりと存在意義」 〜アルペなんみんセンターさんの場合〜

まちのコイン

まちのコイン鎌倉のスポットに、アルペなんみんセンターがあります。
この施設では難民申請手続きを待つ難民の方々が暮らしています。
難民申請審査は数年かかると言われ、その間行動の規制があったり、就労し収入を得ることが禁じられたり様々な制限があり、難民の方々は非常に窮屈で不安定な生活を強いられています。

善意の方からの寄付や物資の支援によってシンプルな生活を送る日々のなか、5月からまちのコインが活用されているとのこと。
かねてからアルペさんに興味を持っていたというスポット・朝食屋COBAKABAさん、KNGsさんと一緒にお話を伺いました。

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とにかく外に出て、誰かとつながる体験がしたかった

「施設での生活では、すべてが『もらう』生活。仕方がないとはわかっていても苦しくなることがあります」
ミャンマー出身のミミさんは在日15年以上、日本語も流暢です。

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(中央がミミさん)

「日本円を自由に使えない私たちにとって『まちのコイン』は楽しいツール。いっぱい貯まるとお金持ちになったみたいな気分にもなって面白いし、クルッポだけでお茶が飲めたりもする」

ミミさんは先月、まちのコイン鎌倉のスポット・亀時間さんで母国のミャンマー料理を披露しました。亀時間とアルペなんみんセンターの共同企画のランチ会です。
たくさんの方が参加し、ミミさんに感謝の意を込めてクルッポでお支払いをしました。

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(ミャンマーのお料理「ナンジートゥ」)

「施設には私のように日本語が大丈夫の人もいれば、読めないし話せない人もいます。
でも日本語ができなくても、やっぱり誰かとつながりたいし、交流したいんです。話を聞いてくれるだけでもいい

リヴィの顔つきを変えたチケット

「施設で暮らす難民さんはとにかく時間を持て余しているのです。その時間をどうやって消費しようか、いつも考えています」

「でも、まちのコインにスポットとして参加し始めてからすごくいいことがあったんです」

施設スタッフの及川さんは施設に暮らすスリランカ人のリヴィさんのことを教えてくれました。

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(アルペなんみんセンタースタッフ・及川さん)

「リヴィは、限られたコミュニティの中で時間を持て余し、表情も暗くずっと下をうつむきがちでした。でもまちのコインに『スリランカ出身のリヴィが本場の紅茶の淹れ方を伝授します』というチケットを作ったら、なんとそれが今、施設のベストチケットになって」

多いときには一日に3-4回、利用があるそうです。しかも学生さんが利用してくれるケースも見受けられるとのこと。なんだか、希望のある話です!

ミミさんも続きます。「リヴィは、毎朝『今日は予約無いの?』なんて聞いてきたりして、表情もすごく明るくなったり前を向くようになって、顔つきが変わったよね」

「そうそう。予約が入ると嬉しそうに紅茶を淹れて、お客さんによく話もしています。
やっぱり今まで『人に物をもらう・何かをしてもらう』ばかりだったから、自分に会いにきてくれる人がいる、自分が教えられることがある、話せる人がいる、というのは存在意義を確認できることなんだと思う」と及川さん。

「この間、ボランティアで来てくれた方が、施設で出しているチケット『ボランティアをしてくれたら500クルッポ差し上げます』を使って500クルッポもらい、リヴィの紅茶チケット(300クルッポ使う)でお茶を飲んで帰りました。施設内で循環しているんですよ、クルッポが」

もう一歩、スポット共助でその先へ

日本語が不自由であるゆえに、まちのコインを使えていない。
使えるのは日本語がわかる難民さんだけか、施設スタッフが同行するときに限られているようです。一方、時間はたくさんある
とのこと。

でもこれももしかして、まちのコインで解決できたりしない?

「亀時間さんのランチ会もいい例だし、例えばうちも、店の閉店後の場所提供とかもありですよ。場所があれば、みんなで集まって何かするアイデアとかもいいよね」

まちのコイン鎌倉のスポット・朝食屋COBAKABAの店主、うっぽんさん。以前からアルペさんとのコラボレーションに興味があったとのこと。

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(朝食屋COBAKABA・うっぽんさん)

「スポット同士で補完しあえるような、助け合えるようなことが出来るといいのかもしれない」

「学生ももっと巻き込んでいいと思います」

学生団体KNGsの坂口さんも。心強いです。

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(KNGs・坂口さん)

「難民さんがクルッポをもらうよりも、使う体験ができるシチュエーションを増やすことにフォーカスしたい」

「一回きりのものよりもできれば持続的だとありがたいです。定期開催の何かが出来たら顔馴染みもできる」

スタッフ交え、スポット同士のコラボレーションをふまえたディスカッションで盛り上がり、あっという間のタイムアップ‥


つながりを作る、というのはまちのコインの当初からの目的で
運営側も点と点が線になりつつあることを実感していましたが
今回つながりの先にある存在意義・尊厳を取り戻すお手伝いもできていることを知った私たちは、本当に感激しました。
まちのコインが持つ可能性、もっともっとあるかもしれません!

こんなチケット作ってみました

ディスカッションを持ち帰り、こんなチケットを作ってみました。
ぜひ皆さんもこれをきっかけにまちのコイン鎌倉、始めてみませんか?
そして難民さんにもっと外の世界とつながりを持つきっかけを開いてくれたら嬉しいです。

アルペなんみんセンター
難民さんにぴったりのまちのコインのチケットを選んでくれたら500クルッポプレゼント!
難民さんがチケットを使う時のご案内&補助をしてくれたら500クルッポプレゼント
【学生限定】難民さんの話を聞かせてください!300クルッポで

朝食屋COBAKABA
難民さんと一緒に来店してくれたら200クルッポプレゼント!

KNGs
難民さんにぴったりのまちのコインのチケットを選んでくれたら500クルッポプレゼント!
難民さんと一緒にまちのコインのチケットを使いに行こう!ご案内&日本語の補助してくれたら500クルッポプレゼント!

まちのコイン鎌倉を一緒に盛り上げませんか?

今後も私たちと一緒にまちのコイン鎌倉を盛り上げてくださるお店や活動団体の皆さん(スポット)を募集しています。下記のスポット申請フォームから申請を受け付けています。

スポット申請フォーム

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