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レディオヘッドと僕らの時代

レディオヘッドと僕らの時代。
20代に影響を受けまくったレディオヘッド。
これから聞く若人と、同時代で聴いていたおじさん、おばさんに贈るつたない回顧録。

レディオヘッドとジョニー・グリーンウッド

レディオヘッドといえばトム・ヨークとジョニー・グリーンウッド。
コアファンからすれば当然の帰結。
レディオヘッドを世に知らしめた出世作creepでギターをかき鳴らしてたのがジョニー。
「ジャキッ!」とジョニーがカッティングした瞬間に僕らの時代が始まった。
僕らの中ではトムとジョニーがレディオヘッドであると言っても過言ではない。
現在のthe smileもジョニーと一緒にやってるところを見ると、やはりトムとジョニーがレディオヘッド、との思いを強くします。

レディオヘッドとエド・オブライエン

レディオヘッドのメンバーの中で唯一ロックスター的な佇まいのエド。
トムやジョニーのペシミスティックな感性が好きなコアファンからすれば異色の存在である。バンドの中で浮いてる存在ではある。(その王道ロックな佇まいが。笑)
しかし、20年前のテキスト系HP全盛の頃、日本でエドのファンサイトがあった。(他のメンバーは無いにもかかわらず!)一定のファンがいるのも事実である。
しかし、OKコンピューター以降の打ち込み主体の音楽性に変遷するなかで、「次回はエドの出番があるのか??」って心配してたのも事実。
PVにエドが出てきてホッと胸を撫で下ろすのであった。笑

レディオヘッドとエレクトロニカ

KID A以降の作品はオウテカなどのエレクトロニカに多大な影響を受けている、というのは周知の事実である。
かくいう私も当時は背伸びしてオウテカを聞いてみた。正直理解できなかったけど。笑
何かのインタビューでトムが「ギターを持つとうんざりするんだ」って言ってたけど、その当時の空気感を物語る一言である。

その後、一周してhail to the thiefに戻るわけだけど(フィジカル回帰)
そういう意味でも「there there」は僕らにとってすごく意味のあるロック・アンセムである。トムが再びギターを手にした、という意味において。
逆に、in reinbows以降のアルバムは、「いわいるメインストリーム」から外れたものだと個人的には思っている。
hail to the thiefでレディオヘッドの第1章は完結したのではないだろうか。ごく個人的な意見ですが。

レディオヘッドと田中宗一郎

前回のnoteにも書いたレディオヘッドとタナソー。
KID A以降の抽象的な歌詞世界を、なんとなくわかるつもりにさせてくれたのがタナソーの解説であった。
タナソーの解説が読みたくて日本盤を買ってたと言っても過言ではない。笑
タナソーのよくわからないけど分かったつもりの解説によって当時の僕らは一体感を獲得していた。
でも、今になって思えば、 optimisticもそんなに裏があるわけではなく、単純にトムが楽観的なモードの時に浮かんできた曲なんじゃないか、って思わなくもない。
トム=厭世みたいな図式があったので、「これは逆説の曲だ!」みたいになってたけど。
moon shaped poolの解説からタナソーが外れて、すごくショックだったよね。僕らの時代が終わったような気分になったもんです。

まとめ

まとめなんてないんだけど(笑)なんとなく回顧録をだらだら書いてしまいました。
前回のnoteでタナソー愛の話を書いたので、興味ある方はこちらも読んでみてください。
つたない回顧録、ご高覧ありがとうございました。笑

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