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【マシンナーズ】機甲部隊発進#1

はじめまして。ギンノと申します。
この記事では、私が愛するテーマ【マシンナーズ】についてご紹介したいと思います。
私自身、特にマシンナーズを使ってCSで好成績を収めたとかではございませんが、4年ほど回りの環境に揉まれながら公認大会では善戦しているつもりではございます。
独断と偏見にはなりますが、読んで頂けると嬉しいです。

1.マシンナーズって何?

マシンナーズとは、PREMIUMPACK9でテーマ化した機械族で統一されたデッキです。
当初は漫画「遊戯王R」に登場したキャラクター「カーク・ディクソン」が使用したカード群のみの登場でした。
《マシンナーズ・フォース》を特殊召喚する為のカテゴリで、かなりファン寄りのテーマだったと言えます。
その後、2009年にストラクチャーデッキ『マシンナーズ・コマンド』が登場し一気に強化されます。
更に2020年にはストラクチャーデッキのリメイク版、その後もチラホラとレギュラーパックで強化を受け、ジリジリと強くなっている愛されしテーマです。

2.マシンナーズってどんなデッキ?

マシンナーズは機械族・地属性、闇属性で構成されるデッキです。
最上級モンスターをテーマ内に多く含みますが、後述する《マシンナーズ・フォートレス》などの存在により事故率が低く、かなり扱いやすく癖のないデッキです。
EXデッキへの依存度も低く、素のステータスが高い為に癖のある永続罠や、《強欲で金満な壺》などの強力なドローソースを扱えるのも魅力です。
また、機械族は横の繋がりが非常に強く、様々なテーマと混合構築が出来るのも魅力です。
展開系から罠型まで、こなせる役割が多く改造の幅が広いので初心者から上級者まで遊ぶ事が出来ます。

3.マシンナーズの仲間達

ではそんな男の子の夢が詰まった主力のマシンナーズ達を紹介します。


マシンナーズに置ける地属性側のエース。
自分の場の機械1体の攻撃力以下の相手モンスターを全て破壊するフリチェ擬似ライトニングボルテックスと、仲間がやられると墓地から助太刀しに蘇るゾンビ効果の2種類を持ったこのデッキの軸となるモンスターです。
マシンナーズは基本的にカーネルの効果を使用して、相手にモンスターを並ばせない妨害を行うのが戦術になります。


今も昔も変わらないマシンナーズのエースです。
10年経ってもその性能は折り紙付き。
機械を☆8になるように捨てることで自身を手札か墓地から特殊召喚する効果と、モンスター効果の対象になると手札を見てから捨てる効果、更に戦闘で破壊されると相手のカードを1枚破壊する3つの効果を持ちます。
捨てる機械は属性や名前を問わず、また自身を捨てても自身を特殊召喚出来ると言う他に類を見ない召喚ルール効果を持っています。
チェーンブロックを組まず、何度も何度も特殊召喚できるので《増殖するG》や《神の宣告》などに強いのが魅力的です。
マシンナーズデッキの安定感を上げているのは、一重にこのカードのおかげなのです。


突如としてバースト・オブ・デステニーに追加された闇堕ちマシンナーズの合体形態。
とんでもないステータスと、破格の出しやすさ、バトル中のカウンター、更に破壊された場合に除外されたマシンナーズを☆12以下になるように3体まで帰還させる効果を持っています。
マシンナーズはこのカードが来るまではテーマ内で3,000~4,200以上の攻撃力(カーネル+リザーブレイク)を超えることが出来ず、他の機械族テーマに頼らねば突破は不可能でした。
ですがこのトンデモカード1枚で全てが解決したのです。
今では《カーネル》で先攻、《ルインフォース》で後攻をそれぞれ担当することになりました。


こちらは似た効果なので一括で紹介。
どちらも手札のマシンナーズモンスターを捨てて特殊召喚出来る効果を持ち、《ラディエイター》は自分のターンに墓地のマシンナーズを、《エアレイダー》は相手ターンにデッキのマシンナーズを特殊召喚します。
場のマシンナーズを破壊して特殊召喚を行うので《カーネル》のトリガーになりやすく、☆8なので準エースのフォートレスを簡単に特殊召喚出来ます。


9期に唯一追加されたマシンナーズです。
なんか《ピースキーパー》が股間に付くと立ち上がるみたいですね、《フォートレス》君は。
☆8で《フォートレス》のコストに1枚で完結しています。
更に《フォートレス》がやられた際に自己蘇生する効果を持っており循環します。
《ラディエイター》から蘇生できるので、2枚から好きなマシンナーズをデッキから呼ぶ事も出来ます。


Vジャンプで追加された唯一の☆9マシンナーズです。
妥協召喚でき、召喚・特殊召喚に反応してデッキから機械族・地属性モンスターを3体の中からランダムに1体サーチする効果を持ちます。
サーチはランダムですが同名カードを選択しても良いので、好きなカードを持ってくることも出来ます。
また、サーチ出来る範囲はマシンナーズに限られていないので、【列車】や【無限起動】などの他カテゴリにこのカードから繋げることが出来ます。


闇堕ちしてしまったソルジャー。
召喚・特殊召喚に反応して墓地のマシンナーズを蘇生する効果と、場の他のマシンナーズモンスターと相手の魔法罠を1枚ずつ手札に返す効果を持ちます。
蘇生したマシンナーズはそのターン効果を使えませんが、《カーネル》であれば相手ターンに起動するので問題ありません。
魔法罠を手札に返す効果も一見地味ですが、《アンデット・ワールド》などの強烈な種族変更を使われると途端にマシンナーズは苦しくなってしまうので、墓地にマシンナーズさえ居れば召喚するだけで剥せるこのカードの役割はそこそこ貴重であると言えます。


闇堕ちしてしまったディフェンダー。
場のマシンナーズの打点を上げる《オネスト》のような効果と、マシンナーズが戦闘で相手を倒した時に手札に帰ってくる2つの効果を持ちます。
純粋に1枚で自己完結しており、強化値も1,200とかなり良い数字です。
《ルインフォース》以外のマシンナーズは最大で3,000までのモンスターしか対処出来ず、効果破壊耐性や対象にならない耐性を持ったモンスターは《フォートレス》でも対処出来ません。
このカードがあれば《ギアフレーム》を召喚するだけで《ミドラーシュ》を突破出来たり、厄介な耐性持ちを上から戦闘破壊する事が出来ます。
戦闘破壊に成功すれば手札に帰ってくるので、返しのターンに相手に戦闘を渋らせる事も出来ます。


こちらも今も昔も変わらない、マシンナーズのエアーマンです。
自身をサーチする事はできませんが、相当な幅のモンスターをサーチでき、後述の《アンクラスペア》を用いるとこのカード1枚からマシンナーズを1枚墓地に送りながら☆4XやLINK-2に繋げることができます。
かなり忘れがちですが『ユニオン』なので、機械族に装備させて《カーネル》や《超臨界》の破壊を身代わりさせたり、《レギュラス》に装備させて特殊召喚した後、ユニオン効果で特殊召喚したりと器用な使い方も出来ます。


《マシンナーズ・スナイパー》の闇堕ち形態。
サーチやサルベージで手札に入った場合に展開に機械族縛りを設ける代わりに特殊召喚出来る効果と、召喚・特殊召喚するとマシンナーズを墓地に送る効果を持ちます。
《ギアフレーム》や《再編成》、《ギアギガントX》から簡単に特殊召喚でき、各種素材として優秀です。
このカードから直接《カーネル》を落としても《カーネル》を出す準備にはなりませんが、《超臨界》と合わせると大量の墓地リソースを作った上で《カーネル》を蘇生させることが出来ます。

マシンナーズ最強の魔法カード。
手札1枚をコストにマシンナーズモンスターを2枚か、マシンナーズカードをコストにマシンナーズカードを2枚サーチする効果を持ちます。
このカードが通れば大体何やっても勝てます。
但しこのテーマを知っている人や、マッチ戦での2戦目以降は明確なウィークポイントである事がバレます。
《灰流うらら》で無効にされるだけで手札が2枚も減ってしまいますので、打ち所を考えたり、採用を考える必要はあります。

マシンナーズ最強の罠カード。
自分の場の機械族モンスターを対象に、そのモンスターとは名前の異なるマシンナーズをデッキから特殊召喚する効果と、墓地と除外の中から機械族を3体まで選び、デッキに戻す事で1ドローする効果を持ちます。
このカード+機械族モンスターだけで最強のエース《カーネル》を呼び出す事ができます。
②の効果のプチ貪欲な壺の様な効果も何かと使い勝手が良く、除外されてしまったエースやもう一度使いたいカードをサクッと戻せます。

4.ストラク3コ+BODEまでの新規のみのレシピ


こちらがストラクチャーデッキ マシンナーズ・コマンドR3つ+新規追加カードのみで作ったサンプルレシピになります。
マシンナーズ達は横の繋がりが強く魔法罠でモンスターをサポートせずとも展開はするので、展開した後を繋げるカードや純粋に汎用カードをストラクチャーデッキの中から採用しています。
EXデッキはストラクチャーデッキには封入されていませんので、このレシピには入れていません。

ex)動かし方のサンプル1
《アンクラスペア》+《超臨界》

・《アンクラA》召喚②効果《カーネル》埋葬
・《超臨界》セット
ー相手のターンー
・《超臨界》発動①効果対象《アンクラA》、《エアレイダー》リクルート《アンクラA》破壊
・《エアレイダー》対象自身、《アンクラB》リクルート《エアレイダー》破壊
・チェーン1《カーネル》、チェーン2《アンクラB》
→《アンクラ》②効果《ルインフォース》埋葬
→《カーネル》蘇生

盤面:《カーネル》《アンクラB》
墓地:《ルイン》《アンクラA》《エアレイダー》
手札2枚からカーネルの妨害と、返しのターンでのルインフォースの召喚の為のコストを稼げる為お得な展開ルートです。

ex)動かし方のサンプル2
手札:《機甲部隊の再編成》+コスト1枚

・《機甲部隊の再編成》発動、コスト墓地→《マシンナーズ・ラディエーター》+《マシンナーズ・メガフォーム》を加える
・《ラディエーター》①効果、《メガフォーム》墓地に送り特殊召喚
・《ラディエーター》②効果、対象《ラディエーター》、《メガフォーム》蘇生《ラディエーター》破壊
・《メガフォーム》①効果、リリースし《マシンナーズ・メタルクランチ》を手札orデッキから特殊召喚
・《メタルクランチ》③効果、《任意の機械族地属性》をサーチ
(ランダムサーチ、同名3体があれば確定)

召喚権未使用
盤面:《メタルクランチ》
手札:《メタクラでサーチした機械族地属性》
墓地:《☆8マシンナーズ》×2
こちらのルートを使えば、召喚権を使用せずに任意の機械族地属性モンスターをなんでもサーチ出来ます。
他テーマの【無限起動】や【列車】にここから動きを切り替えることが出来たり、《ギアフレーム》をサーチすれば2回分の《ルインフォース》の特殊召喚の為のコストを確保しながら《ルインフォース》本体も墓地に送ることが出来ます。

5.マシンナーズと相性の良い汎用カード

マシンナーズは機械族モンスターの集団ですので、様々な機械族サポートを受けることが出来ます。
今回は単品でのサポートカードを紹介します。
テーマ単位で相性の良いカードは#2で紹介しようと思います。
⑴緊急ダイヤ
相手の場のモンスターの方が数が多い場合に、デッキから☆4以下と☆5以上の機械族・地属性モンスターを1体ずつ合計2体特殊召喚できる速攻魔法です。
基本的に後攻での使用になりますが、非常に高いパワーを誇ります。
サイドカードに入れて置き、2戦目以降に入れ替えるとい良いでしょう。

⑵強欲で金満な壺
エクストラデッキのカードをランダムに3枚か6枚裏側でし除外する事で、1枚か2枚ドロー出来るカードです。
元々はエクストラデッキへの依存度が極端に低い為、このカードの使用も容易いです。
但し対応力を上げるためにやはり煮詰めるとエクストラデッキを考慮する必要があると個人的に感じている為、私はあまり採用することはないです。

⑶金満で謙虚な壺
エクストラデッキを3枚か6枚選び裏側で除外する事で、デッキの上から除外した枚数分捲りその中から1枚を手札に加える効果を持ちます。
上記の《強欲で金満な壺》と似ていますが、こちらはコストにするエクストラデッキのカードを自分で選ぶことができ、最大6枚の中からカードを選ぶ為量より質を取りたい方はこちらの採用がおすすめです。

⑷地霊媒師アウス
手札のこのカードと、地属性モンスターを捨てることで攻撃力1,850以下の地属性モンスターをサーチ出来ます。
使ったターンは闇マシンナーズの効果は使用できなくなるので、【列車】や【無限起動】などの地属性テーマとの混合で採用が検討出来ます。

⑸スキルドレイン
言わずと知れた最強格の永続罠カード。
1,000ライフポイントをコストに、場にある限り場のモンスターの効果をお互いに無効にします。
マシンナーズモンスターは素のステータスが非常に高く、またエクストラデッキへの依存度が低い為ほぼノーダメージで一方的にこのカードを悪用出来ます。
但し特にこのカードを守る手段が無く、構築を歪めるまでこのカードを頼りにし過ぎるのは禁物。

⑹機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト
フィールド上のモンスターの種族を全て機械族に変更し、相手は500ダウン、自分は500アップする永続効果、墓地にある場合に除外し、手札を1枚捨てて機械族・地属性モンスターをサーチする3つの効果を持ちます。
強化値は優秀ですが単体ではそれのみです。
《群雄割拠》で機械族に縛ってあげたり、他のカードとのコンボで輝くので主に罠型での採用になるでしょう。

⑺リミッター解除
機械族の代名詞的な超必殺技カード。
なんと現代では3枚フル投入する事も出来ます。
但し圧倒的なパワーと引き換えに盤面を壊滅させてしまう事と、単体では展開等に全く使えない事にだけは注意です。
現代では《ルインフォース》が素で4,600と言うとんでもない数字を持っている為、採用されない事も多いです。


最後に

今回はマシンナーズがどんなデッキなのか、カードの効果やデッキレシピを紹介しました。
相性の良いテーマを紹介すると量がとんでもない事になるので、#2でご紹介しようと思います。
扱いやすくかなり安価にデッキを作る事が出来るので、初心者の方や復帰を考えている方にもおすすめです。
是非一緒にかっこいい機械のモンスターで、ロマン溢れるデュエルをしてみませんか。


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