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【マシンナーズ】機甲部隊発進#2

こんにちは、ギンノです。
前回の#1では、マシンナーズの基礎をご紹介致しました。

前回でストラク3コ+新規追加カードでのサンプルレシピをご紹介致しましたが、このレシピにはエクストラデッキに1枚もカードが入っていません。
現代11期の遊戯王では、0帝でもない限りはエクストラデッキがほぼ必ず15枚上限まで設定されている事が多いです。
【ふわんだりぃず】や【ラビュリンス】など、一見コンセプト上エクストラデッキを使用しないテーマでももしもの時の対応力を上げるためにエクストラデッキに厳選されたカードを投入しています。
それはマシンナーズに置いても同様です。
マシンナーズだけでは限界があるので、今回はエクストラデッキに良く投入されるカードと組み合わせることの出来る他テーマデッキを紹介致します。


1.組み合わせる相性の良いテーマ

①【列車】 

アニメ遊戯王ZEXALで神月アンナが使用した、☆4と☆10の機械族・地属性モンスターで構成されたエクシーズ召喚を扱うテーマです。
圧倒的なパワーで後攻が得意になりますが、安定感を失います。
マシンナーズと組み合わせる事で、マシンナーズが持つバラけたレベルを利用して様々なエクシーズ召喚を行えます。
特に爆走起動フライング・ペガサスが扱い易いです。

②【無限起動】

デッキビルドパック-インフィニティ・チェイサーズで登場した重機がモチーフになっている機械族・地属性モンスターのエクシーズ召喚を扱うテーマです。
【列車】と違う点としてはかなり柔軟なエクシーズ召喚ができ、《無限起動ゴライアス》を使用する事で効果破壊耐性を付与することも出来るのが特徴です。
但し、一部の無限起動モンスターの効果を使用すると闇マシンナーズは特殊召喚する事も出来なくなるので、使用するタイミングや投入枚数は要相談です。

③【スクラップ】

主に《スクラップ・リサイクラー》から複数機械族モンスターを墓地へ送る事を目的に採用されます。
事故率は跳ね上がりますが大きくリンクマーカーを稼げるので、《召命の神弓-アポロウーサ》などを機械族縛りが出るまでに特殊召喚出来るのも利点です。

④【セリオンズ】、【スプリガンズ】

フォトン・ハイパーノヴァにて追加された《ギガンティック"チャンピオン"サルガス》が☆4Xの《スプリガンズ・メリーメイカー》から重ねてX召喚でき、【セリオンズ】か【スプリガンズ】に触る事が出来ます。
《ギアフレーム》1枚からこのムーヴが出来るのが強いです。
安定感の【セリオンズ】、爆発力の【スプリガンズ】と言った感じです。

⑤【オルフェゴール】

こちらは闇属性・機械族で統一されたリンク召喚とエクシーズ召喚を扱うテーマです。
属するモンスターは全て墓地から除外する事で効果を発動するので、《フォートレス》を特殊召喚する際に手札から捨てる事で召喚権を使わずに展開を始める事が出来ます。
【オルフェゴール】モンスターの効果を使用した後は闇属性モンスターしか特殊召喚出来なくなるので、配分には注意です。

⑥【幻獣機】

幻獣機は風属性・機械族で統一された、シンクロ召喚とエクシーズ召喚を扱うテーマです。
テーマの大きな特徴としてトークンがかなり重要な役割を持っています。
《フォートレス》は機械族をコストに特殊召喚出来るので、《オライオン》をコストにする事でトークンを特殊召喚しながら《フォートレス》を出しつつ、《オライオン》の効果で幻獣機の召喚権を追加出来る所まで役割が持てます。
更に《フォートレス》は☆7なので、《ドラゴサック》のエクシーズ召喚に役立ちます。
マシンナーズ単体の展開力も高めなので、《アウローラドン》のリンク召喚を視野に入れても良いかもしれません。

⑦【ブンボーグ】

Pモンスターを含む☆1~☆10の機械族・地属性モンスターのテーマです。
単体での攻撃力は非常に低いですが、ブンボーグを沢山並べる事により爆発的な攻撃力を得る事が出来ます。
《003》と《001》をマシンナーズに入れる事で、シンクロ召喚を組み込む事が出来ます。
☆1~☆10の全てのモンスターが存在するので、《緊急ダイヤ》の幅が広がるのも強いですね。

2.マシンナーズで使いやすいエクストラデッキのカード

①《幻獣機ドラゴサック》

いっつも強いなこの航空機

トークンが存在すると破壊されない永続効果を持ち、自分でトークンを作る事が出来るので自己完結しています。
ランク7なので《フォートレス》から出すことができ、トークンを作る効果を使う事で素材の《フォートレス》を即座に墓地にまた送ることができ非常に展開力に寄与してくれます。
トークンは2体同時に特殊召喚されるので、《クリフォート・ゲニウス》のサーチ効果の発動トリガーにもなり、破壊されない為《超臨界》や《カーネル》の対象にするとノーコストでデッキから特殊召喚や相手の妨害を行えます。


②《スプリガンズ・メリーメイカー》&《ギガンティック"チャンピオン"サルガス》

《ギアフレーム》召喚から《サルガス》まで繋げることができ、【セリオンズ】か【スプリガンズ】に繋げることが出来ます。現在のマシンナーズには必須ではないでしょうか。
【セリオンズ】であれば《セリオンズ"キング"レギュラス》が機械族なので使用でき、複数枚投入する事で《円盤闘技場セリオンズ・リング》の戦闘破壊耐性も活かすことが出来ます。
《レギュラス》の着地が丁度5回目の召喚になり、《原始生命体ニビル》をケア出来るのが他に無い強みです。
【スプリガンズ】では《サルガス》の効果を最大限発揮する事ができ、更なる大量展開を行うことが出来ます。
但し【スプリガンズ】側のカードを大量に素引してしまうと、途端に動かなくなってしまうのでどちらに寄せるかは要相談ですね。

③《クリフォート・ゲニウス》

機械族リンクマジ最強説

機械族モンスター2体でリンク召喚出来るクリフォートに属するモンスターです。
魔法罠とリンクモンスターの効果を受けない優秀な耐性と、LINK-2の中では高い打点、自分の場の他のカードと相手の場のカードの効果を無効にする効果、リンク先にモンスター2体が同時に特殊召喚された時に☆5以上の機械族をサーチする3つの効果を持ちます。
露払いとして非常に優秀で、汎用的な妨害を《アポロウーサ》などに頼りがちな現環境に置いて一方的に効果を消すことができるのは頼もしいですね。


④《古代の機械弩士》

召喚時に【アンティーク・ギア】モンスターか《歯車街》をサーチする効果と、自分の場の魔法罠カードをコストに相手のモンスターの攻守を0にする効果を持ちます。
特に《ルインフォース》や《レギュラス》と相性が良いです。
採用する機械族モンスターを厳選すれば、召喚時のサーチ効果で《古代の機械箱》から更にサーチする事が出来ます。


⑤《プラチナ・ガジェット》

【ガジェット】でちゃんと使われているかは謎

起動効果で手札からこのカードのリンク先に☆4以下の機械族モンスターを特殊召喚出来る効果と、戦闘か効果で破壊された場合にデッキから☆4以下の【ガジェット】モンスターを特殊召喚する効果を持ちます。
召喚権を使用した後に《爆走起動フライング・ペガサス》などをサーチした後にこれをリンク召喚すれば効果を使うことが出来ます。
但しリンク召喚したターンにリンク素材に出来ない為、低攻撃力を晒す事になるのは難点です。
《超臨界》があればケア出来ます。

⑥《宵星の機神ディンギルス》

☆8×2でエクシーズ召喚でき、特殊召喚した場合に相手のフィールドのカードを対象を取らずに墓地に送る効果か、除外されている機械族モンスターを1体素材に入れる効果のどちらかを発動する効果、自分の場のカードがや戦闘や効果で破壊される代わりに素材を取り除ける2つの効果を持ちます。
マシンナーズは除去を破壊に頼っているので、破壊では無い除去効果は機械族の中では貴重です。
実質的に場のカードに破壊耐性を付与するので、《サンダーボルト》や《ハーピィの羽根帚》にも強くなり、自分の《超臨界》もタダで発動する事が出来ます。

⑦《ギアギガントX》

君は何故【ギアギア】モンスターじゃないんだ

機械族と言えばコレ。
素材を捨てる事で☆4以下の機械族をデッキか墓地から手札に加えます。
墓地からも拾えるので使い切りになりやすい《ギアフレーム》を回収したり、相手の戦闘を大きく牽制する《リザーブレイク》がサーチでき小回りが効きます。
最近では《メリーメイカー》→《サルガス》のムーヴがあまりにも強い為、こちらを出すことは少なくなってきました。

⑧《天霆號アーゼウス》

超最強汎用エクシーズモンスター!
尚罠型とは相性×

最強の汎用エクシーズモンスター。
機械族なので勿論使用する事が出来ます。
【無限起動】と合わせれば☆12×2でそのまま先攻からエクシーズ召喚する事もできます。
先攻からアーゼウスをエクシーズ召喚出来る可能性があるのは他に無いかなり大きな特徴ではないでしょうか。
また《メリーメイカー》→《サルガス》を使用すると、《セリオンズリング》で《サルガス》を戦闘破壊から守りつつ4つ素材を持ったアーゼウスをエクシーズ召喚出来ます。

⑨《無限起動アースシェイカー》

☆9×2のエクシーズモンスター。
《メタルクランチ》+《爆走起動フライング・ペガサス》か、《無限起動ハーヴェスター》+《フォートレス》で出すことが出来るので、難度はそれ程高くは無いです。
素材を好きなだけ取り除き、その分だけ場のカードを破壊する効果と、戦闘で破壊したモンスターを素材に入れる効果、墓地に存在する場合に機械族リンクモンスターをコストに自己蘇生する3つの効果を持ちます。
他のエクシーズモンスターに比べると地味な感じではありますが、《アーゼウス》と違い戦闘を介さずとも魔法罠を複数除去出来るのは意外と居ないのです。
また戦闘破壊したモンスターを墓地に送らずに即座に素材に取り込むので、墓地へ送られてから効果が発動するモンスターに対して発動機会を与えないのも他にない魅力です。

⑩《超弩級砲塔列車》モンスター

他にもグスタフ、リーベがある

☆10×2で出せる【列車】と呼ばれるエクシーズモンスター群。
素で高いステータスと、豪快な効果を持ちます。
《グスタフ》は純粋に2,000ダメージを与える為、決定力が上がります。
《ドーラ》はフリーチェーンで素材を捨て、場のモンスターにそのターン中限定の戦闘以外の完全耐性を与えます。
自分のカードの効果も受けなくなるので、《リミッター解除》などの恩恵は受けれなくなりますが、《超臨界》や《カーネル》のコストに使っても破壊されません。
そして☆11の《リーベ》は上記2体のエクシーズモンスターに1ターンに1度だけ重ねてエクシーズ召喚でき、素材を捨てる事で永続的に2,000攻撃力を上げる効果と、素材の数+1回モンスターに攻撃出来る効果を持ちます。
強化効果を使うと《リーベ》以外では戦闘出来なくなりますが、圧倒的な攻撃力を持つので一瞬で決着が着きます。
モンスター効果は他にも使えるので、《古代の機械弩士》などでデバフをかけてあげるとよりライフを取る事が出来ます。


3.エクストラデッキを補強したデッキレシピ

2022年11月時点でのレシピになります。

上記のカードを採用し、OCGランキングデュエル【マッチ戦】を意識した展開型デッキレシピです。
《ギアフレーム》召喚から簡単に《ニビル》をケアでき、《ペガサス》を採用しているので《サルガス》の隣に《ドーラ》を出すことを意識して動きます。
《ドーラ》の素材には基本的に《カーネル》が入る事になるので、《ドーラ》を対象に素材から《カーネル》を抜きます。素材が抜かれる事で《サルガス》が誘発され、場のカードを1枚破壊するか手札に返すかを選ぶ事が出来ます。
《ドーラ》は戦闘破壊以外はリリースしか受け付けないので、高確率で《カーネル》が蘇生される事になります。(守備4,000は高いですが、現代ではアストラムやアクセスコードに簡単に戦闘破壊されます)
後攻は《ルインフォース》での戦闘を軸にし、サイドカードから《緊急ダイヤ》などを投入します。

展開上の注意点として、『再編成からはなるべく動かない』『Gツッパは絶対にしない』の2点が上げられます。
・『再編成からはなるべく動かない』
《機甲部隊の再編成》は超優秀なサーチカードであると共に、ネタがバレると明確なウィークポイントでもあります。ここに《うらら》を使われてしまうと、こちらが《指名者》を持ってない限りは手札が2枚いきなり減ってしまうことになります。
《ギアフレーム》や《メタルクランチ》、《金満で謙虚な壺》がある際にはそちらから使い、誘発の有無をチェックしてから使うようにすると崩壊を防ぐ事が出来るかもしれません。
・『Gツッパは絶対にしない』
《増殖するG》を使われた際に絶対に無理して展開してはいけません。
機械族デッキは個々のステータスは高いものの、妨害効果には優れていません。
《G》でドローされた分を封殺できるだけの質の高い妨害を作れるのであれば無視して動き続けても良いのですが、マシンナーズでは限界があります。
《フォートレス》や《超臨界》を構えて止まることで、《G》を実質無効化するのが最適です。


最後に

今回は相性の良いテーマとエクストラデッキのカード、そして展開型のマシンナーズのマッチ戦を見据えた構築を紹介しました。
展開型マシンナーズは私が実際にランキングデュエルで使用しているもので、結構強いですよ。(当社比)
#3では罠型の紹介をしようと思います。
今までとはガラッとレシピが変わるので、また別のテーマを見ている様な気分になる事間違いなしです。
1テーマで2回以上美味しい、そんなマシンナーズをあなたも使ってみませんか。

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