8月3日(2004年)ボーダフォンカップ
当時浦和レッズのユニフォームにはボーダフォンのロゴが入っていて、前年のナビスコカップ優勝のご褒美?で、イギリスのマンチェスターで開かれるボーダフォンカップに招待されました。この事を知った時には是非とも行きたいと思いましたが、まだ中学生の子がいて、夏休みと言えども受験勉強の時期なので、私の不在は無理かもと思いました。ダメ元と思い、家族に相談したところ、誰の反対もなかったので、取り敢えず飛行機とホテルの手配をしました。半年前のことです。
何か障害が起きたらキャンセルするつもりでしたが、その後何の不都合も起きず、仕事もすんなり夏休みが取れ、7泊9日の初めての海外一人旅に出発することができました。
イギリス滞在4日目、マンチェスター空港に着きました。その時にお世話になったのが、リバプールに留学中のレッズサポーターの方のブログ。空港から列車乗り換えの案内、マンチェスターのメトロリンクでオールドトラフォードへの行き方。とてもありがたかったです。さらに、メトロリンクの停留所にはそのご本人が待っていてくださって、そこに何人の人かが集まり、結局最後の日まで行動を共にすることになりました。一人も好きですが、仲間ができるのは心強く、楽しいものでした。
オールドトラフォードは、その頃は飛ぶ鳥を落とす勢いの言わずと知れたマンチェスターユナイテッドのホームスタジアム。そこで、あのボカとマンU相手に我が浦和レッズが試合をするなんて、冷静でいられるはずありません。夢心地でした。
この日はアルゼンチンの強豪ボカジュニアとの対戦。思っていた通りに、エメルソンがいつもに増す活躍。開始すぐにPKをゲットし得点したことで、ボカに火が点きました。強いプレスに速い攻撃。レッズのとりつく島がありません。あれよあれよという間に得点を重ねられ、気がつくと5点取られていました。最後にはエメルソンに代わって入ったカニこと横山拓也が1点取り、2ー5で終わりましたが、点差以上の開きを感じました。
レッズのサポーターは800人位来ていたとのこと。私も初めは地に足がつかない感じでしたが、試合が始まると、ここがどこであれ、相手が誰であれ、レッズを勝たせるために、必死でいつものように応援することができました。
翌々日のマンUとの試合は残念ながら雷雨で中止になりましたが、このボーダフォンカップの後レッズは2004年2ndステージを快進撃、初めてのステージ優勝を勝ち取りました。それはボカと対戦してやられた経験が大きく影響していると思います。2004年2ndステージのレッズは、私の見立てでは今までのレッズ史上最強だと思っています。
今年のレッズはパリサンジェルマンという個の強いチームと対戦しました。この刺激が選手達に良い影響を与えてくれているのではと、期待しています。
さて、私がいない間の我が家では、日頃はほとんど口を利かない思春期の息子と夫が結構協力していた、とのことでした。安堵すると共に、これでまたどこかに行けると嬉しくなり、その後のACL海外遠征等の始まりとなりました。
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