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12月16日(2007年)ワシントンとの別れ

この試合はテレビ観戦でした。
この試合でワシントンはレッズを去ることが既に私の耳にも届いていました。監督との確執が何となく漏れ聞こえ、監督を取るかワシントンを取るかのシビアな選択だったのではないかとの憶測が広まっていました。
私も職場でその辺を突っ込まれ、返事に困った事がありました。

実際にどうだったのかはわかりませんが、この日のワシントンは何だか寂しそうに見え、ゴールは決め、勝って世界三位になりましたが、私としても心底喜べる気持ちではありませんでした。

ワシントンはとにかく別格な選手で、ワシントンに渡せば相手のディフェンダーを寄せ付けず一人でゴールを決めてしまう存在感がありました。戦術ワシントンというような面もあり、「こんな試合面白いか?」などと言われたこともありましたが、私には安心して任せられる大きな存在でした。

結局この日でワシントンはレッズを去ることになったのですが、ワシントンは浦和レッズのサポータを愛してくれていて、この日のゴールはサポーターのために取ったのだと話し、引退してからも「いつの日にかレッズの監督になり浦和のために役に立ちたい」とまで言ってくださっているそうです。ありがたい事です。

ただ、このシーズンを境にレッズは迷走の時期に突入してしまい、この時のオジェック監督も次のシーズンが始まってすぐに解任されてしまう事になりました。
浦和レッズのサポーターを続けることで、どうやら忍耐力が自然に身に着くようです。

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