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10月8日(2003年)約束の地をめざして

この試合に臨んだ時、前年の初めてのファイナリストに引き続き、今年も絶対にナビスコカップの決勝戦に行かなければいけないだ、という強い気持ちを私も持っていました。

第1戦をアウェイで0-1で敗戦しましたが、とにかく2点以上取って勝てば良いのだと、試合に臨みました。達也が1点を取った時には、「同点になった、あと一息」と思い、2点目の時には「これで、決勝進出の資格ができた」と思い、後半の点を積み重ねるたびに「やはり、決勝戦に行く運命にある」と思うほどでした。

決勝戦の相手は、去年と同じアントラーズ、まさに初優勝を狙うにはできすぎた設定です。その日から11月3日の約束の地を目指しての準備が始まりました。前年のような舞い上がった気持ではなく、その数週間は静かに闘志を磨き続けた日々でした。

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