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8月29日(2004年)喜びのあまり

2004年の第2ステージはレッズが確実に強くなっている事を感じさせてくれる試合が多く、この試合もその一つでした。
アディショナルタイムにまだ20歳の長谷部がぷわっと浮かして取ったゴールは、その後の彼の活躍を十分予期させるものでした。

ジュビロはそれまでの数年間、Nボックスという戦術がうまくはまり、Jリーグ最強と怖れらていましたが、そのジュビロを気持ちよく破ったものですから、天にも昇るような気持でした。

その日はそぼ降る雨が降っていて、合羽を着て自転車に乗っての帰路でした。喜びに高揚したままペダルをこいでいた時、突然歩道の真ん中に立っているポールが現れ、ブレーキが間に合わず、衝突。自転車の前輪は曲がってしまい、合羽は少し破れましたが、私自身の痛みはその時には感じませんでした。大丈夫と思い、そのまま自転車を押して帰宅しました。
帰ってから合羽を脱ぐと、来ていた洋服の前ボタンははじけ飛び、翌日には体のあちこちが痛くなり、青あざも出来ていました。

それ以降、雨の予報の時は埼スタに自転車で行くのは止め、自転車でその道を行く時には前方をよく見て進むようになりました。
今でも、その道を通るたびに、あの日の長谷部のゴールを思い出します。

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