2020.09.21

10月に入ってしまうと、業者の買い付けが始まるそうで、イクラ用の生筋子が値上がりするらしい。
なのでその前に、漁師さんのところに朝から生筋子を買いに来た。
いいお天気。
石狩から厚田までの道のりが、わたしは大好き。
彼と何度も通っているし、高台の別荘地あたりの景色が本当に好きだから、いつかここに小さな別荘を買いたいのだけれど、いかんせん交通の便が悪すぎる。
「小樽の、せめてJRとバスでも自力で行けるような場所にしなよ。コンビニとか近くにある」と彼は言う。
わかってるんだけど、わかってるんだけどー!
でもこの、緑のアップダウンと広がる海と、風車のある風景がすっごい好きなんじゃ……。

ついでに漁港で糠ニシンとかも買って帰宅。
我が家の分にも、でっかい鮭を一匹買ってくれた彼。キッチンが狭いので、リビングのテーブルで鮭をさばく姿に、子供達も興味津々。
上の子も「俺も魚捌けるようになりたいなー」だって。最近彼に料理を習い始めている上の子。きっと料理男子に育つに違いない。うちは兄者も料理が好きだしね。
鮭はフライと塩焼き、焼き浸しにする予定。あと大根と鮭の煮付け。義勇さんの大好物らしいwwww
そして鮭を捌くのも面白いけれど、わたしは筋子をプリプリほぐすのを見るのが好きだ。
専用の網の上で、ぬるい塩水の中にポロポロするのだけれど、何度見ても楽しい。
その間に鮭を焼きまくって、イクラと切り身をそれぞれ焼き浸しにする。
ああ、秋の味だねぇ。しあわせだねぇ。

完全に元ギルメンに白い目で見られている、元ギルマスのメンヘラ化が著しくて、その身を案じる。
彼もとても心配しているけれど、これ以上は当人の自業自得すぎて、どうにもできないのだ。
もう少し大人になって欲しいとも思う。
結局の所、人間は自分自身で自分で幸せにするしかない。
どうしてみんなが去って行ったか、その本質に気がつかない限り、同じ事の繰り返しなんだろうね。

周囲の煩わしい関係が消えたギルドは平穏だ。
でも同時に、彼も私も憂うのだ。
私は人間くさい人間が好きだ。
同時に距離を置いた彼女の事も心配であるけれど、でも一緒にいた所で、お互い幸せにはならないだろう。
自分で自分を、そして他人を不幸にして遊ぶ人達は、あんまり悲しすぎる。
それに本当に理解しようとする人間を、メンヘラ君は遠ざけたがる。きっとそれは、彼の中の自分のイメージに反するからなんだろう。怖がりで繊細な彼の、その虚栄心は哀れだ。無理に自分を装った所で、結局失望されてしまうだけなのに。
そんな歪つな姿にこだわらないでくれたなら、楽しい友達になれると思うのに。とはいえ、欲しいのは友人ではなくて、自分を敬う信者や、傷つけて楽しめるネズミなんだろうから、私達は求められていない。

それに引き換え、ただ楽しいだけの空間はしあわせだ。
居心地が良い空間に癒やされる。
私もいい加減、壊れたマイク付きのゲーミングヘッドフォン、新調しなきゃ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?