PPPC Utilityのつかいかたメモ
はじめに
PPPC Utilityの導入方法とかの自分用メモです。
間違ってたらすみません。
PPPC Utilityとは
mac OSにおける、プライバシー設定ポリシー制御(略してPPPC)関連の設定ファイルをGUI上で作成できるようになるツールです。
Jamf上で細々した設定を行うことなく、PPPC関連のプロファイルを作成することができるので便利です。
導入手順
PPPC Utilityのgithub リリースページにアクセスし、「PPPC-Utility.zip」をダウンロードします。
ダウンロードが完了したら展開し、「PPPC Utility」を開きます。
利用手順
以下、アプリケーションに対して権限を付与する手順です。
「+」ボタンをクリックします。
対象としたいアプリケーションを選択し、「Open」をクリックします。
「Properties」より、必要なPPPCの項目を設定します。この際、一部の項目においては「Allow」「Deny」ではなく、「Let Standard Users Approve」などが選択できるようになっています。(macOS Big Sur以降が対象)
また、マイクやカメラなど「Deny」しか選択できないものもありますが、こちらのページを参考にスクリプトにて有効化することで対処可能となりました。しかしながら画面キャプチャだけは依然として設定できなかったので、理由と対処法がわかる方はご教示いただけると幸いです。
なお、右側の「Apple Events」に関しては、対象のアプリケーションとApple Evensサービスが連携して機能するような場合に有効にする必要がある、と認識してます。(多分) 詳細はJanfのLearning Hubを参照。
設定が完了したら、「Save」ボタンをクリックして組織名とペイロード名を入力して「Save」ボタンをクリックすると、作成したプロファイル(mobileconfigファイル)を保存することができます。
なお、ここで「Upload」ボタンををクリックすると、直接Jamf proへ作成した内容を元に構成プロファイルを構築(アップロード)することができます。
対象となるJamf Pro Serverには、現在利用中のJamf ProのWebページのURLをそのまま入力します。UsernameとPasswordは、ログイン時に使っているアカウントを入力します。
Jamf Proへのアップロード
Jamf proへログインし、「コンピュータ」→「構成プロファイル」から、「アップロード」をクリックします。
先ほど作成したファイルを選択し、「アップロード」をクリックします。この際、カテゴリ設定はされていませんので、必要に応じてカテゴリを変更し、スコープなどの設定を行なってください。
おわりに
Jamf Proで直接PPPC設定を行おうとすると結構面倒だなあと思ってたので、使うことで便利になってよかったです。
ただ、これをもってしても一部製品(TrendMicroのApexOneとか)のPPPC設定を正常に設定できず、もう少し詳しく学ぶ必要があるなと考えてる次第です。
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