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まちぐらしんぶん:RE-EDIT

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エヌキューテンゴ(まち暮らし不動産)が、これからもご一緒に何かしたい方にお送りしているメールマガジン「まちぐらしんぶん」を再編集して掲載しています。
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#空き家

「どうする?うちのことすごろく」が、とても令和っぽい件について(解説コラム#002)

まち暮らし不動産が企画製作した「どうする?うちのことすごろく」。製作に至った経緯やおすすめポイント、内容の解説など連載していきたいと思います。 遊び方は一般的なすごろくと同じ。サイコロを振り、マスに書かれた指示に従ってコマを進めるわけですが、止まったマスに【+1】などの表記があったらポイントをゲット。勝負はゴールの到着順ではなく、ポイントの合計で決まります。あ、人生ゲームみたいね!と思った方、ご明察。ただ、人生ゲームは貯めていくのが概ね「お金」なのですが、このすごろくでは「

どうする?うちのこと! ー空き家活用すごろく家主さん版ー

「どうする?うちのことすごろく」。 2019年に日野市と協働作成した「空き家活用すごろく」は、まちの空き家をつかった地域の居場所づくりを体験できるゲームでした。空き家の利活用を実際に担うのは家主さんというより地域の人たち。このすごろくは日野市の「まちと空き家の学校」で教材として使われています。 一方、家を今後どうしようかな、と思っている家主さんにとっては、家を地域の居場所にするとか以前に悩ましいフェーズがあります。「どうする?うちのことすごろく」は、実家あるあるを体験しな

家が空き家になる理由(「どうする?うちのことすごろく」解説コラム#001)

まち暮らし不動産が2024年に企画製作した「どうする?うちのことすごろく」。製作に至った経緯や、おすすめポイント、内容の解説など連載していきたいと思います! さて、結論から言います。家が活かされない、つまり空き家になるのは、家を活かす3つの力「資本」「技術」「関係性」が不足するからだと考えています。3つの力はある程度は互いに補完できますが、どれかが大きく不足する(ボトルネックになる)と空き家になります。「どうする?うちのことすごろく」は、このうちの「関係性」に着目して作って