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まちとしごと総合研究所 戦略ワークショップ VOL.3「ビジョン・ミッション・バリューと5年間のロードマップの整理」


3回目となったまちとしごと総合研究所(以下、まちごと総研)の戦略ワークショップ。全4回にわたり、メンバーそれぞれが行ってきた活動を振り返りながら、団体としての「ビジョン・ミッション・バリュー」を言語化する「戦略ワークショップ」を行っています。

過去の振り返りから現在の立ち位置を確認した第1回、まちごと総研のバリュー(価値)を探した第2回。そして今回はそれらを道しるべに、今後5年間のロードマップを描きます。自分と組織の未来をリンクさせ、5年後、組織がどのような形になっていてほしいのか、その時に自分はどうありたいのかを明確にしました。それぞれの未来はどのように交差し、まちごと総研を形作るのでしょうか。今回も「株式会社風とつばさ」の水谷衣里(えり)さんにサポートいただきながら、進めていきます。

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チーム力アップのために必要なスキルは?

まず話し合ったのは、チーム力アップのために今、必要なスキルは何なのかということ。まずは、各々が現在関わるプロジェクトを「もっと発展させていくためのスキル」が欲しいという意見が出ました。

関わる組織や団体が自走していけるようにサポートするスキルや、自らの取り組みや関連団体のPRを強化するためのスキルなど、今携わるプロジェクトに不足していることを考え、それらを補うスキルを身に着けたい。そのために、自分だけの能力では事足りていない部分は、同じ仲間であるまちごとのメンバーに力を貸してもらいたいという意見も。

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また、まちごとがスキルアップするためには、現在自分達の役割を担うメンバーを確保することが必須であることも見えてきました。自分達が新しいフィールドを広げて行くためにも、今関わる人材を育てること、新しいメンバーを迎えること。それはすべてのメンバーが必要だと感じていることでした。

5年後の自分の姿、家族の姿

続いて、5年後の自分の置かれている状況を描き、みんなで共有しました。自分のみならず家族を含めた状況・環境を想像し、実現するために必要なポジションや年収などまでしっかりと描きます。

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例えば「子育てと仕事の両立」を掲げる人は、仕事と子育ての割合を考え在宅ワークを増やすなど、働く時間、環境などまで想定し、さらにそこから目標に掲げる収入にたどり着くためにはどうすればよいかなどを、水谷さんとのセッションで細かく落とし込んでいきました。

まずは自分がどの方向へ向いて走りたいのかを確認し、それぞれが思い描く未来から組織の輪郭を描く。お互いのもつ未来予想図を見せあうことで、「そんな風に未来を考えているのか」と気づきもあったようです。

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5年後を描くためにこれから取り組むべきことは何か?

三者三様の未来。お互いが希望する未来像が共有できたところで、改めて「まちごと総研のこれから」を皆で話し合いました。すると、その中から少しずつ、取り組むべきことが見えてきました。まだまだ仮説の段階ですが、たとえば次のような内容です。

1:協力しながら「技」を学び合える環境をつくること
それぞれのメンバーが、それぞれのフィールドで専門性を発揮してきたまちごと総研のメンバー。逆に言えば、3人がそれぞれの仕事に追われがちで、共同で取り組みを行う機会が減っていたことに気づきました。しかし話し合いの中から、例えば3人で協力して1つのプロジェクトを進め、共同作業を通じて互いのスキルを学び、共有しながらまちごと総研としての価値を再構築していけるのではないか、という意見がでました。

2:個人と組織、その区分けと共有の方法を再考すること
個人の専門性を活かすことは、決して悪いことではありません。しかし話し合いの中で、メンバーそれぞれの取り組みの独自性が強くなり、まちごと総研全体との整合性などや、どこを全体化していくか等についての認識の違いなどが明らかになりました。こうした現状を踏まえると、個人が責任を持つプロジェクトと、組織として取り組むべきことの分け方や、内部での共有の方法を再考する必要性があることが見えてきました。

3:それぞれの成長を支えられるマネジメントへと進化させること
こうした取り組みを進めながら、改めて、まちごと総研に関わるそれぞれが働きやすく、価値を生み出しやすい組織や風土、そしてマネジメントのあり方を再設計する必要性が認識できました。
そしてそれは、志を同じくする組織外の方とのコラボレーションの質を、もっと高めることに繋がるのでは、と期待する声も出ていました。

少しずつ取り組みの方向性が見えてきたところで、次回までに今までのワークショップの内容をもう一度おさらいし、今回出た課題に関して次回までに話し合うことにしました。

回を追うごとに、メンバー同士が互いの思考を知り、輪郭が見え始めたまちごと総研の「ビジョン・ミッション・バリュー」。次回はついに戦略ワークショップ最終回。まちごと総研の未来図は、どのように描かれていくのでしょうか。

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▼過去のワークショップ


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