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【ドレスのススメ】13.アトリエSHIONEヒストリカルコスチュームファッションショー体験まとめ速報編

アトリエSHIONE様のイベントに参加するのは、ハロウィン、年末シークレット撮影会に続き3回目。上野公園の水上ステージでファッションショーに出られる!ということで、またとない機会!と告知を見てすぐ申し込みました。ステージ、自分で借りようと思ったらいくらかかるの…ましてプロの衣装とヘアメイクにファッションショーまで…お買い得すぎるでしょ…汐音さん太っ腹すぎる… それが申し込み時の印象です。

土曜日がリハーサル、日曜日が本番、両日プロのメイクと衣装を着せていただき、それだけでも元が取れたようなものですが、このリハーサルがまた楽しくって!


リハーサルでは、配役が決まる前にコントルダンスの練習をしました。最初ダンスと聞いてファッションショーでダンス!?となったのですが、舞踏会イベント参加経験のある方やスタッフの皆さんが手取り足取り丁寧に教えて下さって。振りを覚えるまで少しかかりましたし、失敗もしましたが、みなさんあたたかく笑顔で見守って下さり、なんだか失敗さえ楽しかったことを覚えています。振りが入った後みんなで踊るのは「リハーサルなのにこんなに楽しくて大丈夫!?」と思う程でした。文化祭の練習とか、結婚式の余興とか、あまり経験してこなかった陽キャっぽい楽しさが詰まってました。

今回は、年末シークレット撮影会同様、衣装はサイズや雰囲気に合わせて汐音さんに選んでもらうスタイル。新作も多いと聞き、タイムラインで衣装製作過程をツイートされているのを見てはわくわくしていました。特に気になっていたのはこちら。


水色ストライプ!!腰回りとボタンのデザインかわいい~!!

格子柄の記事のペチコート、スカーフ、細かいデザインまで全部可愛い!!

リハーサルでは、最初に台本をいただきました。過去のイベント参加時のイメージやサイズ感等で台本上すでに配役がある方と、これからの方両方いて、私は後者。台本に書かれている衣装だと、水色ストライプか、紫×黒のバッスルドレスか、紫のロココがいいな・・・と思っていたら・・・

大勝利!!!

衣装によってダンスする人、しない人がいるのですが(裾が長かったり、パニエが巨大だったり、衣装の作りによっては踊れない)私はなんと2回踊るパートがある配役でした。

プチトリアノンのお友達(水色)・・・マリーアントワネットにささげるコントルダンスと、最後に皆さんで踊るコントルダンスの2回。
同じプチトリアノンのお友達(ピンク色)&ロココの皆様とたくさん練習しました。アトリエSHIONEさんのイベント参加は初めてだと皆さん仰っていましたが、気さくに接して下さり、そして華麗に着こなしていらして、リハーサルから眼福!と思える素敵な時間でした。

プチトリアノンのお友達ってなんだろう…と思っていたら、マリーアントワネットの別邸で、そこに招かれる=マリーアントワネットのお気に入りとのこと。ヒストリカルコスチュームが好きな皆様の中には時代背景に詳しい方ももちろんいらっしゃいますが、そうではない私のような一般珍装OLにもわかるように説明して下さり、背景を聞いたうえでステージ上で演出や振舞いを指導していただけて勉強にもなりました。
家に帰ってから調べてみると、マリーアントワネットに許された人のみ出入りできる宮殿で、フランス王朝の堅苦しいしきたりから逃れて、手作りの田園風景等も楽しめるお庭もあるなど、くつろげる場所だったとか。考えてみたら14歳で嫁いで義実家の習慣に合わせるとかどんなに苦痛だったろうと。母が父の単身赴任中から義実家同居&介護しているのを見てきたので、なんとなく重なってしまい、そういう場所ほしくなるのも当然の話だよねと思うなど。プチトリアノンをググったのを契機に、三毛別熊事件wiki初見の時くらい夢中でフランス革命、ブルボン王朝やハプスブルグ家なんかの記事を読み漁って翌日本番を迎えました(一夜漬け!笑)

翌日舞台でのリハーサルもうっきうきで臨みました

駐車場でチームロココの皆さんとダンス練習したり、初めて見る楽屋、差し入れ、ステージのバミり、すべてに大興奮でした!
合間に聴こえてくる古楽器の音色のすばらしさ…!
一部は客席から聴かせていただいて、楽屋に戻ってどんな楽器だっかた説明しようとしたのですが「なんか明らかに吹いて演奏しそうなの吹かない・どこから音出てるかわからないけど懐かしいような音色のやつ」とざっくりしすぎた説明していたら、演奏者の方が楽屋に戻っていらして。
演奏の感想を伝えたついでに正式名称を聞かせていただくなど、貴重な経験もできました。

ここで1つハプニング。前日リハーサルで着られた衣装のボタンが閉まらない!
「大変前が閉まらない!」(楽屋に駆け込み応援を呼ぶ)
「昨日とブラちがう?」
「はい!」
「それだ!よし!胸持ってて!」
平たい胸族、あと2回女装男子と間違えられたら記念に島風くんコスすると平素から言っている私が胸が邪魔で着られないというまさかのハプニング。
汐音さんと周りの皆様のおかげですぐ着られて助かりました。

実は、前日最初に選んでもらった時の第一声が「これ、、、私入りますかね!?」⇒「大丈夫!私の目に狂いはない!」そんなやりとりがあって、ほんとに着られた!ってびっくりしていたのです。
「11号くらいのつもりが気づけば5号くらいに…リスさんしか着られない」と言っていただけたのは嬉しかったです。
というのも、ラグコスに向けてしばらく小麦抜いてまして…努力が実を結んだなと。

そんな和気藹々とした中で、緊張することもなく、終わってしまうのがさみしいと思う程楽しいばかりの本番を迎え。

あっという間に終わっていきました。楽しい時間は、いつだってすぐに過ぎてしまうものですね。

今回のイベントも、友達同士誘い合わせてというよりソロ参加の方が集まったイメージでしたが、常連?のような参加経験が多い方も、初めましての方も、両者一緒に楽しむ空気がいつもどおりすぐできていて、そういう部分も含めてよいイベントだなと改めて思いました。

楽屋でお話していた時も、宝塚のお話や、歴史のお話、バロックダンスや楽器、音楽のお話と私の知らない分野の興味深いお話をたくさん聞けて。例えばモンテスパン侯爵婦人とピンク色のプチトリアノンのお友達で、チェンバロやパイプオルガン、リュリの話をされていて、私はミリしらですが専門知識がぶつかり合うのを聞いているだけで楽しくて。皆さんあたたかいのでつい気が緩んでしまって、「すみません、コアな話を…」とおっしゃったときに「聞いてるだけで楽しいです!」でやめておけばよかったのに思わず「お2人ともいつ異世界転生しても大丈夫そうな感じがします!!」などとアホの子のコメントまでしてしまいました。
その流れで「ピアノを弾いているキャラのコスプレで弾いてるように見せるにはどうしたらいいか」を質問してアドバイスをもらったり。(指揮官のみんな、サウスダコタドレス着せ替え、期待してくれよな!言うてあんまり弾いてなさそうだけど)

モンテスパン侯爵夫人とロココの赤の方からはバレエの話を聞かせてもらって、「露出対策はチャコット」など持ちうるバレエ知識(知識になってない)を披露したりするなどもしました。あまりわかってない私が観に行くのにおすすめは?とお伺いしたら、冬はくるみ割り人形をお勧めいただいたので今年のクリスマスは見に行くぞ!と心に決めていたりします。

と、「ドレスが好き」という1点で場を共有している皆さんとのやりとりは、刃牙で地下闘技場での異種格闘技の猛者が集まって、それぞれの流派や武術を解説したり、称えあったりするシーンに似ているなと感じました。列海王が克己の技を使ったように、私も別な趣味を持つ方のアドバイスをコスプレに活かして、より表現の幅が広がればいいなと思います。

終始楽しいイベントでしたが、今回一番うれしかったのは私のnoteを見て参加を決めた!と言ってくださった方がいたこと。イベント後にメッセージをいただいて、嬉しいお言葉がずらりと並んでいて、ちょっと泣きそうになりました。赤のロココの御方、私のモチベーションを天高くまであげてくださったのは他ならぬ貴女です!どなたからも愛される優し気でふんわりした雰囲気を纏いつつ、いざドレスをまとってリハーサルとなればすぐに荘厳なロココの貴婦人に早変わりする本番つよつよギャップ…!とっても魅力的でした♡

磯野~!ドレス着ようぜ!くらいのノリでみんなドレスを着るように、
そして誰もが自分の好きな衣装を着られたらいいなと思います。

アトリエSHIONEさまのイベントは、行く度あれも着たいが増えていきます。あの横に張ったパニエ入りのロココも着たい、紫×黒のバッスルはやっぱり一度着てみたい、胸ないけどクリノリンドレス着たい…!
また、「撮影会しか勝たん」と思ってきましたが、今回ダンスが想像以上に楽しくて次は舞踏会イベントに参加したくなりました。

お写真をいただいたら、写真中心でまた別途レポートを載せるつもりです。

アトリエSHINONE様 note

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