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【ドレスのススメ】14.ドレス撮影会(個人主催撮影会)編


私が最初にドレスを着たのは、くらげさん主催のドレス撮影会です。元々TLで完成度の高い自作衣装のキャラクターのコスプレや、かっこよくて美しいバニーガールなどのお姿を拝見していたのですが、「被写体はそれぞれ好きなドレスを着て撮影しよう!」「ドレスを撮りたいカメラマンさんも募集」と募集をされていたのをみて、即参加したいですとご連絡しました。

被写体8人、カメラマンさん5人で都内スタジオを貸し切り、各々好きなドレスを着て、個人、ペア、集合など撮影を楽しみました。特に「こういうドレスで」というイメージや形を揃えるのではなかったので、私は一目惚れして着る機会を探していたお花のドレスを着ました。これが初めて買った&着たドレスです。それまでコスプレ衣装の中でキャラクターが着ていたドレスを着たことはありますが、キャラクターに紐づかないものという意味で、新たな扉を開くきっかけになりました。

各々が、自分のイメージに合う好きな衣装・ウィッグ・アクセサリーを身に着け、同じスタジオ&同じドレスでもカメラマンさんそれぞれ違う表現に、ドレスという一言でこんなにも様々な表現になるのだと、この撮影を通じて衣装を着る趣味、そして撮影の魅力をますます知って。深みにはまっていったと後で振り返ると思います。

集合写真は、全員でイメージをぶつけ合い、世界観を紡いでいくのが刺激的でした。いわゆる「創作」と言われる原作となるキャラクターやキャラクターが存在しない、自分の中にある世界観やキャラクターイメージを投影したジャンルへの入口になったと思います。また、こういった大人数で同じキーワードで様々な表現をする撮影会の魅力を知るきっかけとなり、後に私が主催したバニー撮影会に繋がります。くらげさんの手際よく、頼れる、それでいて各自自由度の高い鮮やかな主催の手腕は、その後の私の併せ主催時の目指すところとなりました。まだまだ遠いですが、くらげさんのコスプレだけでなくお人柄にも憧れと尊敬の念がつきません。

少し話がそれましたが、コスプレでいう併せの主催のように、複数人で衣装を着る趣味を主催した経験のある方なら、このような撮影会を開催するのもお勧めです。スタジオ予約、人集め、当日の進行の基本はかわらないからです。ただ、衣装を着る趣味がない方、主催経験のない方にはなかなかハードルが高いので、ものすごくレアではありますが、募集を見かけたら手上げしてみると、表現の幅、楽しみの幅が広がる良いきっかけになると思います。

衣装を着る趣味がこれまでない方が、初めての主催でこの形式をするのは至難の業なので、おすすめしません。スタジオを調べるのも、見知らぬ人たちを集め・まとめ、お金や時間、進行の管理をするのは、イベント系のお仕事をされている方でなければ相当厳しいと筆者は考えます。あるジャンルのコスプレイヤーで集合して撮影する「併せ」という比較的皆でやりたいイメージが共有で着ていて、知り合いや経験者が集まる場であっても失敗はつきものです。急がず、最初は身の丈に合った「自分でたくさん動かなくても良いドレス体験」から始めることを、筆者は勧めます。下記マガジンで紹介していますので、ご興味のある方はご覧ください。


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