【開発】厚み10mmの銅板へのエッチング加工

マチココにはさまざまな開発案件のご相談をお受けしています。
ご相談の中には「今ある技術では実現できないもの」であることも。
というよりも新しいものを作る方が多いのでほとんどがそれです。
そのうちの一つをご紹介します。

お客様からの要件

・お寺の修復工事を行うにあたり、数十年？数百年前に設置した銅瓦を
　素材として利用し、記念品を作りたい。
・案として「鋳造したメダル」「栞のような記念板」を考えている。
・お寺の姿を記念品に入れたい。シールなどではなく彫刻をしたい。

MACHICOCOでの動き

・鋳造メーカーへ相談
　▶︎緑青がある時点で使えるか不明。使用されている銅材がどのような素材
　   かわからないため鋳造が可能かどうかトライしてみないとわからない。
　   写真をそのまま鋳造で表現するのは細かすぎて難しい
・エッチングメーカーへ相談
　▶︎厚みが大きすぎてエッチングできる製品ではない。
　   やってみたらできるかもしれないが現場がやってくれるかどうか・・・

どちらのメーカーさんも事例がないためどうかなぁという見解でしたが
技術者の皆さんがチャレンジしてくれました。
まずはサンプルを作ることからじゃないと始まらないのでサンプルを作ってもらえるという話になり、一旦預けました。
そして数週間後、、、

サンプルが出来上がりました！！

お客様が感動

「できるかどうかわからない中でのご相談で正直できないのでは？と諦めかけていたところもあった。
これはエンドユーザーさんも喜ばれます。ほんと感激です。」
とサンプルを提示した際にご感想をいただきました。

技術者はチャレンジャー

マチココに関わってくださる技術者の皆様は持っている技術からの応用で
やってみないとわからないと言いながらも必ず実現してくれます。
おかげさまでお客様の未来作りの一歩を提供することができています。
無茶振りばかり・・・と言われるのですがその無茶振りに答えてくださることでまた新しい技術に繋がっています。