推しがテレビに出たこと、あとその他云々ひとりごと
本当に歓喜のあまりどきどきして胸が高鳴りっぱなしの約5分間。
先日、藍坊主のベーシスト藤森さんが、会社員をしながらバンド活動も充実させている人としてテレビのニュース番組内で紹介されたのでした。
(内容としては、独自のルールのもと月1で週休3日制導入の取り組みを行って成功している企業である老舗黒板メーカーの「SAKAWA」さんを紹介する特集。そのメリットを生かす社員代表として彼の休日に密着取材というものでした)
彼は社内で部長という役職にまで就きながら、バンドでもリーダーとして続けてくれている。しかも今、新たな資格(中小企業診断士!)取得に向けての勉強にも取り組まれているとか。
とんでもなく凄い人だともちろん今までも思ってきたけど、放送を見たらますます凄い。本当にカッコ良すぎる。バンドを続けてくれてありがたすぎる。
今までもずっと応援してきたんだけど、ますます応援してますの気持ちでいっぱい。
とにかくめちゃめちゃ胸がいっぱい…!
本当に大変忙しい日々に違いない中、いつもいつも名曲を、アツいライブを、男泣き炸裂の涙のMCを笑、
続けてくれてありがとうございます。
これからもますます推します。どうかご無理なく、お身体を大切に過ごされますよう。
彼らの音楽に心揺さぶられてきたファンにとって、たくさんのパワーを頂ける放送でした。
彼のような二足のわらじと呼ぶには全然果てしなく及ばないのだけど、数ヶ月前、私は子育てしながらのパートを始めた。
ほんのわずかばかり。
でもこれで行きたいライブに行ける時は行く。
グッズも買う。
自分で、買う。
推しは自分のお金で推す。
それを実現させたかった。
まだまだ始まったばかりだけど。
働くのがこわい自分を、ちょっとだけ克服した、かもしれない。
今のところは。
ずっとずっと彼らのおかげで生きてこられたと思ってきたし、大した取り柄もない自分が唯一誇れることって「藍坊主という素晴らしいバンドとその音楽に出会えたこと」というくらいのことなのだけど(こういうところ重いよなぁ)
それは、彼らに依存してるような人間性とも思っていて。
“心の支えとなる素晴らしい音楽に出会えた”という前置き付きの“自分”じゃなくて、ただの“自分”そのものを、もっと心から大切に思えたら。
なんてことを、前からずっと思っていた。
これを書くと、すごく自分って嫌なやつだなあって思えてくるんだけど、
自分は何か話題になるような『凄いこと』(もちろん良い意味で)をして、誰かにもしインタビューとかされるようなことがあれば「彼らの音楽に支えられて夢に向かって頑張ってきました」なんて答えたい、というような空っぽなことをついつい思い描いてしまう。
その、肝心の、夢の中身なんて無いのに。
じゃあ何をするねんって。
と、自己嫌悪になりつつ。
でも、そんな途方もないことを考えなくたって、今の自分は充分幸せなんだって思うように、最近は心がけはじめた。
日常は前になんて進んでないように思えるし、なんなら毎日全然うまくいかねーよと思いながら暮らしている。
とにかく思い通りにならない。
でもふと振り返ったら、今はよくやる好きな音楽をカーステレオで流しながら自分で車を運転するということは、昨年まではずっと実現できないひとつの憧れのままなことだったし、働くことにある種のコンプレックス抱えてきた自分が、とりあえず飛び込んでみたパートにでも行けているのも、うんざりするような日常の中でも進んだ成果だ。
そうやってちまちまにでも進みつつ、進まなくてもとにかく生きて、彼らの音楽に心震えたならその時にはあれやこれやとうるさくなるほどに推し活ができていれば、なんか『凄いこと』なんて特にできなくたって、私は充分に幸せなのかもしれない。
そんな日常を大切にしていたいと思ったり。
こういうことを思う時に沁みる曲ってのは、やっぱり初めて出会った時に聴いた、そして藤森さんが作詞作曲をされた、この曲なんだよなぁ。
あとほじさん作詞の、こちらもですね。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。