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旅の思い出 五日目

昨日は滞在五日目。
シンポジウムと、観光。

シンポジウム最終日。
午前中で終了。今日はスタッフの人にシンポジウムについて質問を試みた。何人来ているのか、どこから来ているのか、年代層はどうか?
300人以上が来ていること。アメリカの全ての州と7~8カ国から来ていること。だいたい50歳以上の参加者が多いこと。が分かった。
めちゃくちゃな英語でも通じた。
それでもいいんだという経験となった。悔やむのは、もう少し具体的に聞きたかったこと。

この五日間で、思ったこと。
コミュにケーションをとるうえで、日本語、英語とかそういう言語の違いはそんなに関係ないのだ、ということ。
普段街歩きで、普通にお店のひとに話しかけたりするようなノリで話しかければいい。
案外どうにか通じると思った。

シンポジウムや空港、お店で、質問を意識的に投げかけてみて、英語で話しかけることのハードルが下がった。

ワシントンパーク
中心地から西へ3キロほど行ったところにある大きな自然公園。博物館、動物園、バラ園、日本庭園、そして長さ13km・面積2,000ヘクタールほどの森林(Hoyt Arboretum)が広がる。ハイキングや、犬を連れて散歩、トレイルランニングをしている人など思い思いの過ごし方をしている。もちろん観光客も。

Hoyt Arboretum(ホイト植物園)
ここは本当に迷路みたいな森だった。無数の道が続いていて、好奇心の赴くままに、森林の中を歩いていった。木に触れてみると、樹皮の感触が違う。かさかさと、パイ生地のような感じで面白い。聞くと、コルク質らしい。(日本にもコルク質のものはある)
そして、当然生息する生き物も違う。
目の前に青い鳥が止まり、去っていった。あのとさかのようなのがある鳥はなんという名前なのだろう。初めて聞く鳴き声に、なぜか、思わず、感動した。

ピトック邸
ポートランドの観光名所。1914年にできたオレゴン州を代表する新聞「オレゴニアン」創始者の豪邸。フランスルネサンス期の建築で、中はとにかく豪華。

そして、ここの庭には展望台がある。この展望台には、絶対に行くと、決めていた。
大学時代、ゼミの富樫先生が言っていた。知らない町を訪れたら、まず高いところに登って町をみる、(そして古本屋に行く)。そうすることでその町がわかる、と。私はそれをずっと心に留めている。

そしてこの場所に来た。ポートランド旅行〆の日としては最高だった。ポートランドのダウンタウンと、カスケード山脈、そしてオレゴン州最高峰のフッド山を一望できる。これまで歩いてきた町が、何度も渡った橋が、遠く眺めた山が、そこにある。なんて美しいのだろう。ポートランドの町。

案内板によると、ポートランドは昔、ほとんどの物品が水路で運ばれていたそう。小麦と農産物をカルフォルニア、オレゴン州東部、アイダホ州、モンタナ州の内陸地域に輸送し、その見返りとして商品や機械、金が、これらの国や東海岸、アジアから船でやってきたそうだ。港の土地、だ。

ノブ・ヒル
ワシントンパークの次にやってきたのは、ノブ・ヒルというエリア。ビジターセンターからシャトルバスに乗って、山を下る。
ビクトリア様式の家が並ぶ。そしてそうした家をリノベーションして、新しい、オシャレな店が立ち並ぶ。これまで見てきた町とはまた異なる雰囲気。そして、若者が多いというのが一番の特徴。古着屋、カフェ、チョコレート、アイスクリーム屋。店員も露出がおおい服を来ているか、ダボッとした服を着ているかしていて、なんとなくコミュニケーションもゆるくてチャラい。とても面白かった。

スーパー
夕飯をWhole Foods Marketというスーパーで調達。ここのスーパーは、地元で作られているものは、「ローカル」という表示がある。こういうのすごく大事だよね、と同行人と話した。ナッツ類もコーヒー豆も量り売り。デリは箱に食べたい分だけいれる方式。
野菜などは袋に入っていないのがあたりまえ。まじとそれでいいよね、そうあるべきだよね、と思う。
最後の晩餐は、ミートボールパスタ、コールスロー、マンゴージュース、アイスクリーム。

昨日はそんなところ。

木工のシンポジウムの人間観察。履いているのはみんなデニム。
ワシントンパーク
森の中にも
トレイルランナー。上半身裸の人もいたな。