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大海原と大海原(感想)

最近めちゃくちゃ忙しくて、ゆっくり腰を据えてswichをやる暇が無いです。なので移動の時間を使って大海原と大海原というフリーゲームをやっていました。作者は海底囚人さんhttps://twitter.com/funamusea?s=21とてもキュートな絵柄で、ダークな絵をよく描かれる方です。

海底囚人さんの作られるゲームは基本的に15歳以上(中学生以上)が対象です。そんな制限がついてるのもあって中々にグロ&胸糞な展開が多かったです。(個人的にはショッキングなシーンが多いので私は17歳以上が妥当かなと感じました)私はこの方は元から知っていて、いつかやれたらいいな〜と思っていたのですがこの度、スマホでもできる事を知ったので手をつけました。

海底囚人さんの作られたゲーム作品は、「大海原と大海原」(わだのはらとおおうなばら)、「灰色庭園」「アイス・スクリーム」「Mogeko Castle」の4本。(アイス・スクリーム以外はバイオレンス描写が顕著なRPG)他には漫画やミニアニメを作られてます。最近はVtuberのママにもなっておられるご様子。(何でも出来るすごい人)


では感想、いってみましょう〜。

今回プレイしたのは「大海原と大海原」

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主人公は海の魔女、大海原。大海原は失われた記憶を紐解きつつ、仲間と共に海の国の危機に立ち向かうことになります。

あらすじ(公式サイト引用)             美しい青空、青木透き通る広大な海。その海へ、海の魔女「大海原(わだのはら)」が帰ってきた。仲間の使い魔と共に久々の生まれ故郷に辿り着く大海原。しかし彼女の前に、元使い魔の「鮫吉」が立ちはだかる。

「今すぐこの海から立ち去れ……お前は、此処にいるべきではない」

ゲーム自体はドット絵の可愛らしいRPG。(乙女ゲームではありません

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エンドは中途も含めて全部で5つ、true以外は本当にエグかったです。

中途から感想いきます。

①(タイトル忘れた)                                                         拾ったのが4月あたりのはずだからうろ覚えだけど、ヤニシャチことイダテに大海原が鮫吉もろとも喰い殺された気がする。おいヤニシャチ、他人を殺すギリギリまで痛ぶって遊んでるけどお前はお前で身体を姪に喰われた絵が存在するの知ってるからな。

②裏切り 
フカミが裏切り大海原、メモカ、ドルピーを殺戮。我に帰ったときに目の前に好きな女の子の猟奇死体(自分がやった)が転がってるのを見た時のフカミの様子がマジで辛い。これは夢だと現実逃避したときにアイツが嘲笑いながら「現実だよバーーーーカ!!」って言ったときマジでコイツクソだと思った。そして死の海側へとフカミを誘うゲス野郎(塩焼きにされろ)メモカとドルピーは首ちょんぱ、大海原は首を絞められた後に腹裂かれて内臓掻き出されたっぽいのでグロい。(大海原の呻き声と絶叫だけで結構な量のセリフ使ってる)      

フカミもオルドや海骨姫たちと同じで大切な人に「選ばれなかった」側の人。辛い。選ばれなかったからと言って奪い取ってはいけない。

このエンドはとにかくグロいし救いがない。流石は普段からグロとかリョナ系の絵を描かれている方の作るゲーム。惨い。


ノーマルエンド                  ①赤き海の魔女                  大海原が敵の手を取り洗脳を受けて闇堕ち。笑いながら海を滅ぼすエンド。いやえっぐ…ノーマルてかバッド。大海原が守りたかったものも、鮫吉が護りたかったものも既に存在しない、アイツだけが得をするエンド…。それにメモカたちはどうなったのよ…。あと呻き声がすごい。敵に蹂躙されるところ若干ntr感あるけど実際はたぶんアイツの触手で大海原の脳をいじったとかそんな感じかな…。

②青き海の魔女                  敵の手を拒み、大海原が封印魔法の代償で消えるエンド。鮫吉が護りたかったのは海ではなく大海原。だからその大海原のいない世界にはなんの価値もねんだわ…。竜宮に至っては、自分の元の主である冥海だけじゃなくその忘れ形見である大海原を揃って同じことが原因で喪った気分は最悪だろうよホント。(冥海に対して守れなかったって嘆きながら謝罪してたし…)メモカ、どるぴー、フカミにとっても辛いエンド…。救われない。

trueエンド                    とにかくよかった…。えっ!?ここで!?ってところでエンドロールが入ってその後の展開よ…。本当に良かった…。まさしく純愛。とても美しく、優しい愛の形を見せていただきました。このエンドだけは是非その目でご覧ください。

おまけコンテンツとして小話やキャラクター達のプロフィールなども載っていてとてもボリュームがありました!!小話を読んで愛おしさの増すキャラクター達…。


ここからはキャラクター達の話を。大海原や鮫吉たちは物語の根幹に関わるので発言は避けますが個人的に1番好きなのは途中で敵として立ちはだかる悪魔3人組。

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(左から仇討、ベル・ミリオン、ローレンシア)                    こいつら本当に強くて…この3人との戦闘までデバフを使うという発想がそもそもなかったせいで3人揃っての戦闘で5回くらいコンティニューしました。基本的に仕事で敵側にいるだけなので周りと違って複雑な感情も愛的対する憎悪と特にない適当な感じの3人が好きです。特にベル・ミリオンが好きです。大海原とは友達だけど仕事には手を抜きたくないって言うのがね…相手が友達だろうと仕事はきっちりやるんですよ。好感度高い。

他は誰がキーパーソンなのかとかに触れるから迂闊なことは言えない…。

海底囚人さんのキャラ一覧表を見てローレンシアのお姉さんがレティシア、ベル・ミリオンの主人がロザリヤ・ファントムローズ、仇討の親がイヴリスかな…とか考えてます楽しい。黒巻の他の使い魔はファンガス・クロコダイルしか分かりませんがこういう風に沢山のキャラクターがいると世界の幅がぐぐっと広がるので見ていて楽しいです。イダテはアイス・スクリームにも出てきますね。

とても面白くて素敵な作品です。おまけコンテンツを端から端まで堪能したら次は「灰色庭園」に進みます。楽しみ。

大海原と大海原はこちらからダウンロードできるので是非。海底囚人さんのイラストや漫画は物騒極りないバイオレンス系が多いですがとても素敵なのでそちらも見てほしいです。

海底囚人さんのホームページのリンク
http://funamusea.com




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