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まちかどデジ活 活動に手ごたえあり!

まちかどデジ活 この秋は結構頑張って活動しています! 参加者の皆様の笑顔を見るにつれ、活動内容には手ごたえと自信を感じているので、今日はまずこの秋の活動状況を発信します!
まずは自治体のお手伝いの活動のご紹介です。

1.自治体主催のスマホ教室の講師補助員対応

この活動はふつうに区の広報とか 町の掲示板とかにも募集案内が出ていて、それに対応しているだけです。なので、「まちかどデジ活の活動」というほどのことはないものなんですけど、タイムリーに自分の住んでいるところ(都内23区のうちのひとつ)の動きの情報つかんで行動しているのは 「まちかどデジ活ならではでしょ」と自負しております。

区から委託を受けていたのは 「白い犬のCM」で有名な通信会社さん。講師をやっていたのは、近隣のショップの人ではなく、企画部門っぽい人たち。3回補助員活動をやりましたけど、3回とも 講師はミドルの男性でした。
参加者には iPhone貸与 各人のスマホにはLINEもインストール済。通信会社さんから補助員が3人+私のように地域住民の補助員が3人 なので
参加者2人に一人は補助員がつく感じでとても手厚い対応でした。

講座内容は、「完全デジタルデバイド!」みたいな高齢の皆様にも大丈夫な 超優しい内容。私からすると、おおーっ、ここまで優しくするとは素晴らしいと思える内容。

「スマホタップする」は 高齢者が乾燥指でギューっと押してしまうとうまくいかないこと多数だということもちゃんとよくわかっていて、たーっぷり時間をとって、「赤ちゃんのほっぺをチョンするみたいにね~」と言って
何度も練習。参加者の皆さま 貸出機スマホをチョン!(タップ)できて、皆様うれしそう。(スマホ怖くて触れなくなっていらっしゃる方もいますからね。。)

「スマホのマップをピンチイン、ピンチアウト」の指操作も、高齢者の皆様には結構難しいものなので、2本指をこうやりましょ~う と丁寧に講師が見本を見せて一緒にやってみてくださいます。マップで ニューヨークの女神の像を見つけて、航空写真にしてみる・・に 1時間をかけて参加者みんなでやってみていました。参加した高齢者の皆様のスマホの画面に女神の像が映し出されるとき、みんなで一緒に「ニューヨークバーチャル観光」に行けたくらいの感動が広がりました。フレイル気味でスマホが怖くて全然触れなかったご参加者の皆様のお顔がパーっと明るくなってきて・・私も補助員を勤めさせていただきながらとても嬉しくなりました。

 ご参加者の方の多くは、40代の子からスマホ買ってもらったものの、使い方までは教えてもらえず困っているような方たちです。iPhoneのマップは ふつうのユーザーにとっては当たり前になりすぎて 誰かに使い方を教えることなど考えてもみないかもしれないけれど、宇宙から地球を眺めるモードにしてみたり、ニューヨーク観光してみたり、誰かと一緒にやったらこんなに楽しめるのだと補助員の私も初めて気づきました。講座内容の企画は白い犬の通信キャリアさんでしたが、補助員させていただき学ばせていただいたこと、とても感謝しています。

初めて使う方と寄り添って優しく、丁寧に教えてあげることは とても大事です。まちかどデジ活は 任意団体として、誰一人取り残さない(デジタルデバイドをなくす)のお手伝い、そんな優しさでやっていきたいと感じました。

2.まちかどデジ活代表の視点でのお話

 この事業(区主催の高齢者スマホ教室)について、まちかどデジ活代表ならではの視点でちょっと書いてみます。
 
 この事業を区がやるようになったのは、総務省がデジタル活用推進支援施策 という施策を数年継続でやっていて、区もようやく対応したから・・であろうと思っています。
 コロナ前から、高齢者のデジタルデバイドは深刻でしたが、その頃は通信キャリアがショップでサポートしないのが悪いという感じでした。それが、総務省が施策をやるようになり、自治体も施策としてやるところが出てきて・・という流れになって、ここまできました。デジタル庁ができて・・というのもひとつの契機ですね。
 このことはあんまり周知されていないしIT業界の人以外はあまり話題にもしないようですが、政府・官僚・自治体は ちゃんと社会課題に対応しようとしているんです。私は政治にも行政にも興味関心を寄せているので、「そのことに気づくこと」ができています。私は 気づくことができているということをより活かして、社会の動きのポジティブスパイラルがよりよく回るために 任意団体まちかどデジ活としてますます活動していこうと思っています。

3.地域の中で 「スマホ教室補助員やりたい!」の気持ちが広がることのお手伝い

 これも活動というほどのことはないのですが、私(まちかどデジ活代表)は 意識してこんな行動もとっています。(おせっかい野郎と鬱陶しがられないようには注意していますけどね。)

 社協さんの地区サポーターの集まりとかには積極的に出かけていって、「スマホ教室の補助員なんて簡単ですよ~。できますよ~」と明るく笑顔で喋っています。
 「専業主婦でしたが子ども大きくなって手があきました~」みたいなプロフィールの方は 結構スマホ使っているのに、デジタルに対する自己肯定感がめちゃくちゃ低くて、「私、スマホ苦手で・・そんな・・教室の補助員なんて・・私のほうが教えてもらわなくっちゃ・・」いう場合が多いです。そんな方にも、ちょっと問いかけを工夫してお話してみます。
「えー?でもお子さんとLINEとかやりますよねえ?」=>YES
「ネットでお買い物されますよねえ?」=>YES
「キャッシュレスやってますー?」=> 結構 PayPayとか使っていて、ポイントの集め方など饒舌に語りだして教えてくれたりします。
わあー!そうなんですね!すごい知ってらっしゃるじゃないですかあ!と褒め褒めすれば、「Over75歳は助けてあげなきゃネ」「ご近所に孤独死出たら嫌ですものね」という助ける側のお仲間になれる気がしています。
少しづつですけどね。

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