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1歳の娘と一緒に手ぶらキャンプ by Snow Peak 体験記(その1・1日目)

「スノーピークのテントでキャンプをしたい!焚火台を使ってみたい!」と思い始めてからしばらく経ちましたが、妻と娘(1歳4ヶ月)にお願いを聞いてもらってついに念願のスノーピーク直営のキャンプ場に行ってきました。

今回お邪魔したのは、いま住んでいる北九州方面から最寄りの「スノーピーク奥日田」(高速道路を使って、2時間ちょっと)。キャンプ道具はほとんど持っていないため、ちょっとお値段張るなぁと思いながらも「手ぶらキャンプ」プランを頼んでみました。

自分たちの今後のキャンプのための振り返りと、同じように「手ぶらキャンプ」を検討されている方の参考になればと思い、noteに綴ってみます。

1.到着の日のお昼の調達
 
「手ぶらキャンプ」は、1245集合のため、道中でお昼を調達してからキャンプ場に向かうことにしました。ちょうど道中にあったので「木の春ガルデン大山本店」に立ち寄ることに。
 気になっていたバイキングレストランは、けっこう混んでいた&こちらも時間がそんなになかったということで泣く泣く断念。が、「木の花パン「田苑」」を見つけて、美味しそうなパンを調達。農協の直売所では、夕飯の野菜も調達しました。
 今回はパンにしましたが、農協の直売所で販売している「オリジナル弁当」のコスパがすごかったです。9品入って、450円という気合の入りっぷりに感服。今度は、こっちを試してみたい。
 ちなみにですが、スノーピーク奥日田に到着すると「キッチンカー」が出展していて、ピザなどをお手ごろな価格で販売していました。道中でゆっくり昼食を食べているor調達している余裕がないという方は事前にキャンプ場に当日のキッチンカーの出店の有無を確認しておくといいと思います。

2.進撃の日田に立ち寄る
 進撃の巨人関連で日田のダムに銅像があるよね程度の前知識はあったのですが、偶然にもキャンプ場に向かう道中に例の大山ダムがあったので、ササっと寄ってみました。1歳の娘を連れて寄り道するには、ちょっとハードだったかもというのが本音。

3.チェックイン&お昼
 
予定よりも少し早く到着できたのでチェックイン。クレジットカードでも支払いができるので助かります。説明は1300頃からとのことなので、それまでの時間に管理等の前の草っ原にレジャーシートを引いて、買ってきたパンを食べました。このタイミングで娘も一緒に離乳食(昼食)。レジャーシートは、車に常備しておいてよかった。

4.集合&場所決め&荷物の運び込み
 
1300前後は他のプランでチェックインの方も多数いらっしゃったので、ガイダンス開始は1300ちょっと過ぎでした。それまでは、店内のスノーピークショップでいろんな製品を見て回りました。普段これだけスノーピークの製品が揃っているお店に行くことはないのでこれだけでドキドキw
 1300過ぎにガイダンス開始。この日は自分たちの他に2組いらして計3組でした。まずは、車に戻り、スタッフさんの車に先導されながらキャンプ場所へ向かいました。
 到着した場所は、個別のキャンプフィールドではなく、椿ヶ花ドーム前の広場スペース。到着してみると既にテント(ランドロック)が貼ってありました。テントを張るところからやる覚悟できていたので、ちょっとびっくり。椿ヶ花ドーム前には、食器等を洗える炊事場があり、隣にトイレがあるので、水とトイレへのアクセスという意味では、かなり助かりました。炊事場は水飲み(飲料可)、暖かい水は別の場所に行く必要があるので、ゴム手袋を持ってきている方を拝見して、さすがだなと。トイレは様式の便座が暖かいことに衝撃。電源はオートサイトの様にテント裏にはないのですが、椿ヶ花ドーム内の空いているコンセントを使っていいとのことで、スマホの充電には困りませんでした(でも、バッテリーは持参した方がよかったですね)。
 レンタルグッズの運び出し前に、まずは場所選び。既に4張あって、どれがいいかは「じゃんけん」で決めました(平和でいいですね)。その後、レンタルグッズを各テントに運び込みます(焚火台が一番重かった)。ここで設営のガイダンス等を希望しなければ、そのままキャンプ開始!

5.テント設営ガイダンス
 
せっかくなので(そして、2ルームタイプのテントを建てたことがなかったので)、テント設営ガイダンスをお願いして受けてきました。娘はこの段階で自由にあたりを歩き回っているので、妻は娘につきっきり状態。実質的に自分と希望されたもう1組の方とガイダンスを受けました。
 事前にyoutube動画で設営をひと通り拝見していましたが、建てる際のコツや注意点をひとつひとつ丁寧に教えてくれるので、やっぱりガイダンスを受けてよかったです(もう1組の方と一緒にテントの設置と撤収までやりました)。
 ランドロックの場合、慣れてくると張るのに30分~40分だとか。慣れない自分が1からテントを建てていたら、今回どれだけ時間がかかっていたかと思うと「ひぇ~」という感じ。自分で自分の泊まるテントを張ってみたいと思っていましたが、少なくとも今回は既にテントが張ってあって助かりました(テントが張ってあったのは、前日も手ぶらキャンププランのお客様がいらしてテントを乾かす必要があったかららしいです)
 ガイダンスの後にも、ドームテントと2ルームテントの違いや、同じ2ルームテントでもランドロックとエルフィールドの違いなどを教えてもらいました(質問攻めですみませんと思いつつ、やっぱり実際にモノを見ながら質問して、教えてもらえるのはすごくよかったです。店舗では多分ここまでいろいろと聞けなかっただろうなと思いました)。
 テント設営ガイダンス&質問タイムが終わると、スタッフの方もテント場所を去り、いよいよ自分たちだけでのキャンプ開始です。
 おそらくお願いをすれば、親切に教えてくれたであろうと思いますが、手ぶらキャンプでのガイダンスは基本的にテントの設営・撤収まででした(火おこしやBBQなどについては基本ガイダンス無し)。スタッフの方が本当にいろいろと教えてくださるので、「臆せずとにかく聞きまくってみる」ことが、手ぶらキャンププランを味わい尽くすコツかな~と思います。

6.夕食
 
気がつけばもういい時間ということで、早速夕食づくりに入ります。プランに入っている着火剤は2個。もし2個でつかなければ直営店の売店で購入。しかも、売店は18時までということで、なかなかのプレッシャーですw超久しぶりなので、最初は苦戦しましたが、着火剤も1個だけで無事火もついて一安心。火おこしがひさしぶりであれば、着火剤は事前に買って行った方が無難ではないかと思います。
 苦戦したのは「米炊き」でした。パンクッカーを使ってやってみたのですが、アイアングリルテーブルのコンロの火加減が難しく、お米の炊き上がりが、、、な感じに涙。また、炊き上がった後のお米の保温もうまくいかず、ただでさえなかなか残念な感じのお米が冷えるという苦戦っぷりでした。(パンクッカーのページ下部にリンクが張ってある、「パンクッカーでの美味しいご飯の炊き方」もチェックしておけばよかったな~と反省)
 でも、買ってきた焼肉&ウインナーは間違いなくおいしかったので、お米の苦戦っぷりも含めていい思い出になりました。
 娘は炊いたお米の柔らかい部分と、昼間に木の花ガルデンで買った野菜を温野菜にしたものを夕食にしました。ちなみに、最寄りの道の駅などで地の食材を買うのが好きなのですが、ニンジンやカボチャはなかったので、地物がなさそうな野菜は家から持って行った方がよかったです。
 あと、セットに入っている割りばしは5本なので、今回は足りましたがこちらも事前に購入しておいた方がいざという時に困らないかと思いました。コップはセットに入っているシェラカップ×5個を代用できるのですが、いかんせん外気が寒いせいもあり、飲み物が冷えるのが早いです。自宅で使っているステンレス製のマグカップを持ってくればよかったですね。

7.焚火
 夕食の後は、妻が娘を寝かしつけてくれて、それからお待ちかねの焚火タイム。実は、スノーピークの焚火台に前々から憧れていたので、夢叶ったりな瞬間でした。
 ただ、娘が再び目を覚ましてしまい妻との焚火タイムは早々に終了(でも、焼きマシュマロを一緒にできたのはよかった!)。娘の鳴き声で周りのキャンパーの方に迷惑をかけないようにとか、娘がシュラフから抜け出さないようにとかで、妻には本当に苦労を掛けてしまったなと反省と感謝です。
 私も「妻と二人で焚火をしている間に娘がコロコロと寝袋の奥の方に転がってしまって窒息しないか?」などいろいろと気になってしまって、子ども(1歳児)から目を離して焚火ってのもなかなか難しいよなと感じました。1歳児くらいと一緒のキャンパーは果たしてどうやっているのでしょうか。
 手ぶらキャンププランでは、炭1束、薪1束がついてきました。特に薪はもう1束買おうか迷ったのですが、結果的に薪1束で十分でした。むしろ、薪1束を使いきるまでに結構時間がかかって、顔を近づけ過ぎたせいか顔が日焼け状態に。「焚火でも日焼けってするんだ」とこの歳になって学びましたw
 そして、炭が飛んでいたようでいつの間にか履いていたトレランシューズの甲にぽっかり穴が開いていてちょっぴりチーンな気分に。やっぱり靴のチョイスは大事ですね。間違ってもサンダルでやらなくてほんとよかったとホッとしました。あと、防火手袋は慣れていないので、ちょっと使いづらかったのですが事前に購入して持ってきて正解でした。熱いものの取扱い時の安心感が違います。また、ヘッドライトも持参して正解でした。セットに入っているランタン×3個も明かりとして使えるのですが両手が使えるヘッドライトがやはり使い勝手がよかったです。

8.就寝
 
今回びっくりしたのは、レンタルの寝袋(シュラフ)のクオリティの高さ!貸し出される寝袋が寒かったらどうしようと思って、念のためマイ寝袋も持参したのですが、マイ寝袋完敗。6万円超の寝袋がレンタルとは、我が家の場合は3人だったので、6万円×3個=18万円超!?とビビりました。ダウンの圧倒的あったかさに感動。他方で、これまでマミー型の寝袋にすっかり慣れていたので、首回り、顔周りはちょっと寒いかなという感じがしました。
 寝袋とは対照的だったのが、床に敷くマット。これは正直ちょっと薄いかな~という印象で、横になると体が痛いかなという感じでした。何なら銀マットでもいいから追加で引きたくなるくらい。娘も無事に寝ることができていたのだろうか気になります。
 枕は正直なくても何とかなるでしょと高を括っていましたが、やっぱりあった方が寝やすかったですね。学生自体はなくても何とかなったのですが、歳を重ねたことを実感しましたw
 あと、レンタルのガスストーブが大変重宝しました。もちろん寝る前には切りましたが、それまでテント内を暖かく保つことができたのは大きかったです。5月初旬と言えども、やっぱり1,000m級のキャンプ場の夜は寒かったので。

9.真夜中の豪雨!?
 天気予報でも雨の気配は全然なかったので、すっかり油断していたのですが、真夜中に突然の豪雨で目が覚めました。テント(ランドロック)はしっかりしていたので、雨漏りの様な心配はご無用。安心感が違いますね。でも、雷も結構なっていたので(そして、キャンプ場が高原の様なところだったので)、万一、雷とか落ちたら、、、とか考えるとドキドキ汗
 この夜の雨で、外に出したままにしていたチェア、防火手袋、うちわetc.がすっかりやられました。山の天気は変わりやすいので、例え寝る前に綺麗な星空が広がっていても、焚火台など一部を除き、後はテント内にちゃんとしまっておこうといい教訓になりました。

2日目の話は次の投稿に書こうと思います。

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