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【オリパラ②】ホストタウンのバリエーションを知ってますか?〇〇ホストタウンを一気に解説!

ホストタウンについて調べてみると、『復興「ありがとう」ホストタウン』、『共生社会ホストタウン』、『事後交流型ホストタウン(ただいま・おかえりホストタウン)』など、いろんなバリエーションがあることに驚きました。今回は通常のホストタウンとは別に3種類のホストタウンをご紹介します。

1.復興「ありがとう」ホストタウン
(1)概要
・東日本大震災での被災3県(岩手県、宮城県、福島県)において、
 これまで支援してくれた海外の国・地域に復興した姿を見せつつ、住民と
    の交流を行うもの。

(2)重視しているポイント
①交流相手の主体を「被災時等に支援してくれた方々」も
 被災時に現場に入って支援してくれた各国のレスキュー隊員や、支援物資等を送ってくれた方々など、復興に貢献頂いた方々を被災地に招いて交流。 
②交流を機に「復興プロセスの発信」を

 交流の機会に復興のプロセスの説明や、各地の被災地ツアーの参加などを行い、被災地の過去と現在の紹介を実施。
③東京大会開催後の大会関係者との交流を重視
 2020年の東京大会の競技終了後に、相手国・地域の選手等とリラックスした状況での交流を重視。

(3)参考資料:復興「ありがとう」ホストタウンについて
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/hostcity_townkousou/dai4/siryou2.pdf

2.共生社会ホストタウン
(1)概要
 パラリンピアンの受入れを契機に、各地における共生社会の実現に向けた取組を加速し、2020年以降につなげていくもの。

(2)重視しているポイント
①パラリンピアンとの交流を通じたパラリンピックの機運醸成、住民等の     
 意識変革
 障害のある海外の選手たちを迎えることをきっかけに、
・パラリンピックに向けた機運を全国に波及させる。
・共生社会の実現に向けた住民等の気づきや意識変革を促す。
②共生社会の実現に向けた取組みの加速化
・ユニバーサルデザインの街づくり及び心のバリアフリーに向けた、自治体
 ならではの特色ある総合的な取組みを実施。
・事後交流を含めた大会後の発展的な取り組みを重視。

(3)具体例
【取組の例】
街づくり :交通施設や宿泊施設、運動施設等、関連する施設のバリアフリー
      化、ユニバーサルツーリズムの推進
心のバリアフリー:住民に対しての受け入れ研修、子供達への教育、障害の
         ある人の就労の推進 
【交流の例】
準備期間:過去大会に出場した日本人パラリンピアンを招待し、講演会や学                   校への訪問を実施
2020年 :東京大会に出場する海外パラリンピアンを招待し、地域住民との交
                流及びパラスポーツを体験

(4)参考資料:
共生社会ホストタウンについて
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/hostcity_townkousou/dai4/siryou3.pdf

3.事後交流型ホストタウン(「ただいま・おかえりホストタウン」)
(1)概要
・東京大会の競技終了後、選手がホストタウンを訪問し、地元の方と様々な
    交流を行うもの。
・これまでのホストタウンでは「事前合宿」を前提とする自治体が多いなか
    で、「事前合宿」の招致はハードルが高かったが、全国にホストタウンの
    取組を広げていくため、「事後交流」型ホストタウンを後押し。

(2)取り組みの具体例
大会前:在日大使館関係者との交流、 相手国/地域文化の学び、学校間交流
大会中:大会中の相手国選手応援
大会後:自治体での住民交流会、選手村訪問による住民との交流

(3)参考資料:ホストタウンの推進について (p10)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/hosttown_suisin/pdf/about_hosttown_suishin.pdf

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