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短納期のタスクが一気に降りかかってきた時、大事なのは決断力という話

こんにちは、マツカワです。
銃を構えながら失礼します。

ディレクターという職業について(アシスタント含めて)、現在2年目を迎えています。いろんな楽しさやしんどさを経験していっているのですが、個人的に「一番しんどいなー」と思うのは立て続けに短納期のお仕事をメンバーに依頼する瞬間だったりします。

急いでメンバーが仕事を仕上げようとしてくれているのに、さらに無茶なお願いをしなければならない……胃が痛くなります
とはいえ、お仕事なので何とかしなければならない。でも、メンバーに負担になりすぎない様にしたい。

そこで問われるのが、ディレクターのタスク整理力と顧客への折衝力だと思います。
今回は、そんなお話をさせていただければと。

※念のためお伝えしますが、納期を伸ばしてもらうために武力行使に出ている図ではありません。

まず、タスク整理を考える

何を差し置いても、まずはこれかなと。
ディレクターとして、メンバー全体の作業量・各タスクの進捗を把握するところから始めます。

マツカワの場合、タスクがきたら必ず工数の確認し、ガントチャート化してスケジュールをまとめる様にしています。
※本当はwrikeがあればいいんですが、弊社では使用していないので…スプレッドシートで似た様なツールを作りました。

↑マツカワ作のタスク管理シートです。世間では、ガントチャートと言うそうです。もう少し右に、担当メンバー、開始日、終了予定日を記載する項目があります。Backlogでも似たようなことはできますが、とある事情でこのような形式にしています。

これを見た時、「このタスクはユーザに対する影響少なそうだから、最悪先方に納期少し伸ばしてもらう様交渉できるかな?」というクライアントに頭を下げるパターンの舵切りと、「あ、このタスクは過去にこれくらいでやってもらえたから少し巻いてもらえるかも?」や、「こっちの方が優先度高いから、先にこれを捌いてもらおう…」というメンバーに頭を下げるパターンの舵きりが出来るわけです。

会社の方針によってまちまちとは思いますが、基本的にはお客様の都合を第一に考える必要があるので、可能な限りメンバーに頭を下げます。

交渉について考える

↑一杯奢るから、頼むよ…の図。

舵を取るべき方向を決めたら、次はその対象に対する相談ですよね。
ここが一番胃が痛くなります。

・メンバーに頭を下げるパターン
1.最初に差し込み案件である事を伝えた上で、現在着手しているタスクの進捗を確認。
2.優先度、難易度、ユーザへの影響を考慮した上での決断である事を伝えて、タスクを巻いて消化できないか交渉する。
3.場合によっては、ぼくでも巻き取れるタスクがあるか確認し、荷物を一人に背負わせないようにする

4.受け入れてくれたら、とにかく感謝する

ここでキモになるのは、2.と4.だと思います。
4.は当たり前のことなので割愛しますが、「案件を差し込む意図意味を伝えること」そして、「この方向で決断したんや! 本当に申し訳ないが一つ頼む…!」と伝えることで、メンバーの「やらされる感覚」は幾分かマシになるのではないか…と思います。というか、プログラマ時代の自分はそうでした。

・クライアントに頭を下げるパターン
1.いただいている案件数を伝え、リソースが厳しい事を正直に伝える

2.タスクリストの中から、優先順位をつけてもらう

3.飲んでもらえたらとにかく感謝する

例えば同じクライアントから頂いてるタスクが全て希望納期が同じ日で、修正難易度もほぼ同じである場合、シンプルにリソースがないとそもそもどうにもなりません

幸い現職でこの事態に陥ったことは今のところありませんが(陥りかけたことはあります)、その場合は素直に頭を下げるしかないのかなと。

外部パートナーさんに頼れるならそれも一つなのですが、低単価の案件でパートナーさんに依頼すると、利益が出なくなってしまう場合があります。それは、もちろん会社としてマズい。

そういう意味では、パートナー発注は「どうしても納期に間に合わせて欲しい!」と言われた時の最後の手段にしておきたいところです。

大事なのは……

ディレクターという職業をしてまだ日は浅いです。
でも、その中で感じることがあります。
ディレクターに求められる最も基本的な力は「デザインを観る目」、「優れたシステムへの理解」や「タスクの調整力」、「なるほど、と唸らせる企画力」ではないな、と。

決断力」だな、と。

五月雨に降りかかる選択肢に対して、瞬時に「こっち!」と判断する力がないと、方向性が定まらないまま時間が過ぎ、結果としてクライアントにもメンバーにも迷惑がかかってしまいます。特に短納期案件は、油断すると大事故につながりかねないので本当にスピード感を持ってはんだんするひつようがあるとおもいます。

場合によってはメンバーに涙を飲んでもらわねばならないケースもあります。もしくはクライアントからお小言を言われるケースもあると思います。
たとえどんな結果であったとしても受け止める覚悟を持って、迅速に決断を下す力が必要だなと思っています。

まだまだ経験値が浅いのですが、決断力をもっともっと養っていこうと思います。








さしあたって、こういう時に何から食べるのかをスパッと決めれるようになるところから始めたいと思います

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!!

押忍!

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