花粉症

「振り返れば奴がいる」とはよく言ったものである。
いつの間にか現れて表現しがたい目のかゆみやくしゃみ、鼻汁などを伴って数ヶ月間しんどくなりますね。
薬を飲むと、眠くなりやすく、最近では発症数ヶ月前から薄めた抗原を投与してシーズン中の症状を緩和する減感作療法もあるようです。
(ただ、予約待ち(笑))
帰宅後にアイボンなどで眼を洗う人も多いですが、程々にしないと、結膜の保護成分も洗い流すので、一長一短です。
花粉症はよくコップに例えられて、自分自身が耐えられる量(コップ)以上の花粉が受け取ってしまうために症状が出ます。
それも環境物質(車の排気ガスなど)で身体の抗体を低くしてしまうので、都市部で多く見られます。
田舎で住んでた時に出てないのに、上京すると出やすいのはそのせいです。
どう考えても山間部の方が花粉は多いのでね。

くしゃみや鼻汁は薬の内服や点鼻薬で大体症状を緩和できますので、シーズン前から予防投与する人は多いですね。
こうなると、厄介なのは眼のかゆみです。
角膜は基本的に血管が走っていないので、痛くないです(黒目や茶目の部分とざっくり考えてね、正確には違いますが)
結膜は2種類、眼球結膜(白目の部分)と眼瞼結膜(まぶたの裏側)があって、主にここにかゆみが来ます。
花粉は眼にある異物なので、かゆみを伴うことで異物があるよというサインになります。
他に、眼で異物になり得るもの.…それがコンタクトレンズです。
人前に出る職業.…接客業やモデルやアイドルなどの方々はコンタクトレンズを装用せざるを得ませんよね。
かゆくなり、眼を擦ると、更に悪化します。
炎症の範囲が拡がり、眼に出来る水ぶくれ(かゆみのサイン)みたいなものが大きくなるので.…自明ですよね。

ここで、コンタクトレンズの種類によって対応が異なるので、困りやすくなります。
1day→衛生面では1日で捨てるので、点眼薬を投与しまくって良いです。出来れば装用時間を最小限にすることを勧めます。装用先まではメガネで行くとかが効果的です。
2week(まれに1?)→衛生面では毎日ケアするので、上手くやっても70%くらいしか汚れや花粉は落ちません。なので、痒みの元が残りますし、ケアをするので、装用時の点眼はレンズ劣化に繋がるので、装用前と外した後の点眼は怠らないようにしましょう。曇りやすくなり、二週間は持たないかも。
半年交換などの常用レンズ→上記のように汚れや花粉が残りやすいので、この時期はお勧めしません。対策として良いのはレンズの切り替えですかね。
カラコン→今は医療用装具になってるのも多いですが、1dayのもので乗り切って貰うことが多いです。眼を覆う部分が多いので、時間は短めと点眼を一杯してもらってますね。常用は一般的なコンタクトよりお勧めしてませんでしたね。

なんでここまで言うかと言うと、炎症や水ぶくれの観点でコンタクトレンズがずれやすくなったり、外してる時間が多くないと、治りにくいのでね。
眼科医によっては禁止を言い渡す場合が多いです。
出来る工夫はご自身でしてくださいな。

また、柄にもなく語ってしまった。
少しは理解が深まれば幸いですし、分かりやすくするために、正確ではない表現があることはお許しくださいませ。

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