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アランマーレ熱烈応援ブログ「編集長のひとりごと side アランチャ vol.24」

【In words, not in letters-文字ではなく、言葉で-】

【月曜日の衝撃】

一つの時代が終わった。そう感じた月曜日だった。
今日、アランマーレから退団選手が発表された。6名の選手が、チームを去ることとなった。
それぞれの選手に思い出は尽きない。そして何よりさみしい。酒田の地で地道にがんばってくれた姿を見ているだけに、彼女たちがいない酒田を想像するのはとてもつらい。
でも、彼女たちの前途洋々たる未来に、お疲れ様と言って別れたい。それがファンの心理ではないだろうか。

長尾のどか選手。彼女を語るに、こんなちっぽけな場所ではとてもではないが足りるものではない。アタッカー、レシーバー、そしてセッター。東海大学マーメイズのキャプテンは、その小さな体にこれでもかと才能を詰め込んで酒田に現れた。チーム事情で、さまざまな役割を求められ、それを高い次元でこなしていく、その適応力には感服するしかなく、それ以上に、プレーに対する真摯な姿勢に心打たれる選手。移籍希望ということで、また彼女の全力プレーが見られる機会があるようだ。
私がここまでベタ褒めする選手はなかなかいない(笑)偉そうな言い方だけれど、ノドカさんはそれに値する選手だと思う。
次のステージでも輝いてください!

長尾のどか選手

有村涼美選手。はっきり言って、キャノン砲。それくらい彼女のプレーのイメージには「攻撃」という二文字が似合う。そんな選手。V1昇格は当時所属していた選手全員の力の結晶なわけだが、私は有村選手の攻撃力の負うところは特に大きかったのではないかと思う。彼女のスパイク・・・特にバックセンターからぶっ飛んでくるバックアタックの威力は強烈のひとことだった。元広報マンとして大恩のある霧島という土地からやってきた、薩摩おごじょ。ケガに悩まされた面はあったが、本当に私にとって尊敬できるピュア・アタッカーだったと思う。スズミさん、お疲れさまでした!

有村涼美選手

有薗美也美選手。有村が攻撃なら、有園はその神速のレシーブでアランマーレの守備に革命をもたらした守護神と言えるだろう。はっきり言って、この選手のレシーブは撮れない。速過ぎて。低い姿勢から、まるで重力の制約を受けないかの如く自由自在に動き回り、時に相手のスパイクをすくい上げ、時にルーズボールにダイブする。味方のチャンスボールには必ず彼女の「行けぇ!」という声の後押しがかかる。森寿実子以来の「攻めてるリベロ」だと自分は思っていた。異常に上手いダンスも印象的なアミさん。昇格にはあなたの力が不可欠でした。本当にありがとう。お疲れさまでした!

有薗美也美選手

小野山博子選手。サクさんが「顔面天才」って言ってたけど、本当その通りだと思う(笑)実物を近い距離で見ると引き込まれる美しさ。コロコロと笑う愛くるしさ。そしてその可愛さとは裏腹な、バレーボールへの思い。そしてケガに泣かされながらも、腐らず・決して諦めなかった真摯さと情熱。高さ、上手さを兼ね備えた「高身長系オールラウンダー」。このニックネームを考えたのは、実は私なのだが、本人に伝えたところとても気に入って喜んでくれたのはとてもいい思い出。あの美貌、そして良過ぎる性格、ノンさんならどこに行っても、何しても大丈夫!次のステージでもその明るさ忘れないでください!お疲れさまでした!

小野山博子選手

角田南見選手。三重から来た第二の刺客・・・私は最初勝手にそんなニックネームを付けていた(笑)あのノゾミさんと同じ三重高校から来たキュートなアタッカー。高卒だったけれど、初めて写真を撮らせてもらった時から「キラリ」と光るものを感じていた。そのルックスもさることながら、練習では時折悔しさから涙を見せるほど、バレーボールへの思いは強く、2シーズン前の鶴岡大会では、得意のジャンプサーブで厳しい場面で得点を量産し、チームの勝利に貢献した。試合ではサポートに回ることもあったけれど、腐らず笑顔でチームを支え、声を枯らして応援する姿は印象に残る。吹き荒れろ南風。可憐に豪快に。ミナミさん、お疲れさまでした!あなたの豪快なプレー、輝く笑顔・・・忘れません。

角田南見選手

そして、内定から6年間。長い間写真を撮らせていただいて、この中ではもっとも長く関わらせていただいた選手が、引退という決断をした。他の選手に比べて長くなることは、ボイスオブアランマーレで自分が新人インタビューした最後の代ということもあり、関わりの長さと思い入れということでご容赦いただきたい。
菅原里奈選手。V1でも抜群の知名度を誇るアランマーレのアイコン的存在。その美貌はもちろん、V2で2度のブロッククイーンに輝く抜群のバレーセン
ス。彼女を称賛するのに、このスペースではとてもじゃないが足りない。

「りなてぃ」こと菅原里奈選手

出会いは、内定選手として臨んだ酒田ホームゲーム。そして、全国に名を売った藤沢でのサマーリーグ。上がっていく知名度と、磨きがかかっていくプレー。でも自分は最初この選手とはあまり言葉を交わすことはなかった。彼女が「スター過ぎた」というのが理由かもしれない。ここまで人気があると逆に引いてしまうファン心理もあると思う。

プレーや美しさ・・・自分が彼女を尊敬する理由は多いが、近年特に感じるのが、彼女の「言葉」の美しさである。
チーム公式や、彼女のインスタで披露される文章は、決して飾ることはないが、とても美しく、読んでいて心地がいい。文章には人一倍うるさい自分が手放しで褒めるのは、チームでは、木村主将と菅原選手だけ。普段からどれだけバレーボールのことを、アランマーレのことを考えて実践しているか・・・それがにじみ出る文章だと感じるのだ。

載せたい写真なんて売るほど自分のHDDには詰まっている。でもあえて載せるとすれば、この2枚。

ポスターにもさせてもらった一関でのサーブのアドレス


これもポスターにしたチャレマでのヒロインインタビュー

凛とした美しさ。そして緊張が解けた時の愛くるしい笑顔。「華」という文字がこれほど似合うバレーボーラーを私は知らない。

そしてもう1枚。

勝手にyoutubeにも使われたMakeup Aranmareでの一枚

単なる自慢だが、ユニホーム着てメイクした菅原里奈を、Nikonのオールド単焦点レンズで撮ったのは(ほぼ間違いなく)私しかいない!(笑)
皆さん!世に出回ってるこの写真の撮影者は私ですwww

リナさん、5年間という長い間、アランマーレのためにがんばってくださってありがとうございます。そしてあなたが酒田という地にいてくれた奇跡に心から感謝します。
数々の鮮烈なプレー、あなたの美しさ・・・さまざまな瞬間を撮影させていただけたことは、私の誇りです。本当にお疲れさまでした!同じ東北日本海側だもん!!絶対また会える!!!
試合会場で会ったら、市役所のカメラおじさんを無視しないでくださいねwww

【文字ではなく、言葉で】

誰とは言わないが、今日私の職場に「手続き」に来た4人の選手が、わざわざ私を訪ねてくださいました。
「素敵な写真をありがとう」という言葉を聞きながら、正直・・・泣きそうでした。これまで見守らせていただいた日々が走馬灯のようにめぐっては、目の前に立つ4人の姿とオーバーラップして。
でも私は幸せ者です。文字ではなく、直接彼女たちから感謝とお別れの言葉を聞き、紡ぐ言葉で彼女たちを労うことができたのだから。
愚直に彼女たちの写真を撮り続けて良かった・・・心からそう思える瞬間でした。

ノドカさん、スズミさん、アミさん、ノンさん、ミナミさん、そしてリナさん。またきっとどこかでお会いすることがあると思います。
その時までお元気で。

お疲れさまでした!皆さんは私たちファンにとって、いついつまでもアランマーレの一員です!!!


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