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【気持ちが違えば結果も違う】①

よく“潜在意識”を活用しなさい!
“潜在意識”を使えるようになれば無敵です!
っていう“ワード”は書籍の中から目にすることが多いと思います。

2002年頃に実体験として目の当たりにすることになりました。

【実話】わたしの父親と父親の実の兄のことです。
父親の実の兄ですから私にとっては叔父さん
叔父さんは還暦過ぎて平和に暮らしていました。
誰が見ても羨ましいと思えるくらい悠々自適です。

ところが初期の胃がんが健康診断の結果、判明したのです。
近代医療の進歩は目覚ましく担当医の先生からも
『まだ初期段階ですので胃を摘出することにはなりますが、そんなに深く考えなくてもご心配ありませんので、体調整えて手術に臨んでください。』

叔父さんの家族も集められて皆んなの前でなにも包み隠すことなく担当医の先生からの発言でした。

叔父さんの家族も
『早期発見で良かったね。』
私の父親も
『自分の友人も胃がんになったけど早期発見だったから摘出して、今は健康に過ごしているよ。』

父親の友人の存在は、私も知っていたし嘘偽りのないことだったので逆に安心を覚えた発言でした。

ところが叔父さんは…

『みんなで寄って話し合わせて俺を騙している!』
『どうせ俺は死ぬんだ!』
『そんな気休めいらない!』

一同…

は?

ってなった。

まっ、今まで健康に過ごしてきて健康診断で胃がんが分かってよっぽどショックだったんだと…
その場にいた皆んなは口には出さないものの、心の中ではそんな風に解釈していた。

無事に手術も終えて経過次第ではひと月もしない内には退院出来ることでしてので少しは安心できました。

それからというもの私の父親は、せめて叔父さんが退院するまでは日曜日の度にお見舞いに行って励まし続ける週末が始まりました。

ところが、叔父さんは手術が無事に済んだにも関わらず、言葉に出して念仏を唱えるように

『なんで俺ばかりこんな貧乏くじを引かされる?』
『皆んなは知っているだろ!俺が死ぬことを!』
『そんなに楽しいか!死ぬ奴に会いに来て!』

『そんなことはないから大丈夫だよ!』

皆んなからの励ましの言葉は聞く耳を持ちませんでした。

ひとまず、つづく

【潜在意識】
読み方:せんざいいしき

潜在意識とは、過去の経験などによって無意識のうちに蓄積された価値観、習慣、思い込みから形成された、自覚されていない意識である。
出典】実用日本語表現辞典

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