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AppleVisionProを体験してきました。ワーママの世界がまた1歩・・・10歩!?動きます。

まず最初に、体験ほやほやな体感値を画像・動画多めでお伝えするこちらの記事。そして、この体験会の中で繰り広げられた「フィロソフィ_AppleVisonProは私たちに何を問うているのか」についての座談レポートは、また別途アップします!

▼ワーママTEC3 参加メンバー

3月某日、ワーママTEC3のアドバイザーである『えんちゃん』の会社、株式会社MESONを訪れ2月2日アメリカ発売となったAppleVisionProを体験してきました。まだ日本では発売されておらず、現在日本で持っている方(企業)は少ないとか。

私は(息子たちのゲームをきっかけに)メタクエスト3ユーザーであり、Unity開発も多少学んだのでXR(複合現実)の世界感はそれなりに理解はしています。
でもやはりAppleVisionProは全く別物
目の前にクリアにアプリが浮かび上がって、目で見つめる(視覚)だけで選択をし→指先タップすることで→スムーズにウィンドウが開く、という操作性だけでもワクワクしてしまう。

よりリアリティのある視界。リアルとバーチャルの境界線を忘れてしまうレイヤーの重なりは、こにしん・まさキング(先生)たちが言った『これこそインクルーシブ』という言葉がイメージしやすいのかも。

インクルーシブとは
[形動]包含しているさま。 すべてを含んでいるさま。 包括的。_goo辞書

▼えんちゃんが説明してくれたVisionProの操作性、必見です。2:03秒

説明を聞いても実際に体感してみないと理解が及ばないかもしれません。
こにしんが「それでパソコンはどこに置いとくの?」と言ったように、
パソコンがこのゴーグル1台に取って代わるということはなかなかイメージつかないですよね。
物体としてのキーボードも無くなり、浮かび上がったキーボードにエアーで打ち込む(ふり?=いや、打ち込む概念さえ変わるのか)ことで入力が出来てしまう。
キーボードを叩く音さえなくなるってこと。

今までのコンピューターの操作性という固定概念は一旦脇に置かないと、Appleが考える「空間コンピューティング」を理解するのは難しいのかも。

深く考えると概念の捉え直しのような難しい話になるのですが、

たぶんApple Vision Proはそういうことを意図してない。もっと軽やかに時代を越えるような感覚が私は有ります。

カームテクノロジーという言葉をご存知でしょうか?

ユビキタス・コンピューティングの父、マーク・ワイザーが提唱した提唱した設計思想「カーム・テクノロジー(穏やかな技術)」を基に、IoT時代で目指すべきものづくりの在り方     

アンバー・ケース 著「カーム・テクノロジー」生活に溶け込む情報技術のデザイン

1人4台デバイスを持っていると言われる時代に、私はこのコンセプトは人間が創り出すものとして「らしくて温かい」と感じました。
つまり、感覚的にそこに飛び越えることができる、誰もが情報注意⚠️(アテンションエコノミーとも)に駆り立てられて大切なものを見失う前に、本来の人間的感性で無意識下で選び取れる。
つまりは、大切なものにあてる時間→「本来大切にしたいものが大切にできる」のでは無いか。余白とまではいかなくても、きっとカーム・テクノロジーがもたらしたいものってそういうことだと解釈しています。

実際にワーママTEC3メンバーが初めて、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着して体験すると、何のことない、すんなり「めちゃいいね!」となる。どんな仕様でどんなスペックで、なーんて気にすることもなく自然と受け入れる。ここが私は女性性の特徴なんじゃないかと思いますが・・・この話はまた別で。

えんちゃんが、ここに関連する記事を書いていて、私のワーママTEC3へ掛ける展望として『軽やかに両立社会へと越えていく』というのはまさにこれ!と思ったのでこちらもぜひ。

そして最後に1つ。

Apple Vision Proがパソコンに変わるものであったとして、そのデバイスが母親たちの両立とどう関係しているのか?そんなことを良く聞かれます。

どう使うのか?
どう意味をなすのか?

ということ以上に、『どう私たちが行動するのか』という表現の方が私が考えている現在地に近いのです。ワーママTEC3の仮説にも置いていますが、

現代日本における男女の機会格差や、家庭に追い込まれやすい女性の要因に大きく加担しているのは、「働き方および、その状況のデザイン」ではないか?

活動webサイトをご覧ください

状態ではなく、状況のデザイン。

状態:人や物事の、ある時点でのありさま
状況:移り変わる物事の、その時々のありさま

日々移り変わる物事を通して、母親自らが成長していくプロセスにこそ、この事業の価値がある。そう考えているので、このデバイスが何をもたらしてくれるのか、という議論は両立可能な社会が出来上がった結果を見た際に、後付けストーリーとして取っておけばいい。そんな風に考えています。

これを書きながら、ふと、アフォーダンス理論を思い出しました。
デザインの世界でも出てくるであろうアフォーダンス理論。

大学にて生命科学・栄養学を学んだ際のアフォーダンス理論は、
20世紀後半に生態心理学者ギブソンが提唱したアフォーダンス理論で、
世界に内属する人間は外界からどんな意味を探り出すのか、だった。

【前者】心理学の世界におけるアフォーダンスの意味

心理学の世界で「人間や動物が物に意味を与えるのか、それとも物自体が人間に行動を起こさせるような意味を持っているのか」という議論の中で生まれた理論です。 アフォーダンス理論によると、「物自体が人間に行動を起こさせる性質を持っている」ということになります。

【後者】デザインの世界におけるアフォーダンスの意味

ドナルド・ノーマンの使ったアフォーダンスは、デザインにおける「人をある行動に誘導するためのヒント」という意味合いでした。 例えば、マグカップに付いている「取手」は人間が「火傷せずにマグカップを持ち上げる」という行動を呼び起こすアフォーダンスです。 

参考記事:アフォーダンスとは?シグニファイアとの違いと本来の意味

Vision Proを通したワーママTEC3の世界観は、【前者】心理学のアフォーダンスに近しいと感じているので、今一度、本を読んでみようと思います。 今日はここまで。座談レポートもお楽しみに!

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