おそらく起きるであろうこれから(架空のお話)
私は先程まで1人、居酒屋のカウンターでビールを煽っていた。
これから起こるであろう当社の行末について考えていた、年末までには今いる社員らの2割は去るだろうなと。
予兆はずっとあった、組織論を一切理解しない数字をあげる不動産屋気質の人間を管理職に登用してしまった。そらこうなるわ。
我々は不動産会社の社員である、不動産屋さんではない。この点、理解できていない役員たちがやらかしてしまった。
看板あってこその自分、自分はその看板を一ミリでも大きくすることで俸給をいただいてるのだと。自分が会社に稼がせてやっているなどとゆめゆめ思ってはいけない。
だが歴代社長を始め、役員たちは仕事に長ける不動産屋気質の人間ばかりで管理職を固めてしまった。人たらしなんだから会社組織における処世術なんてお手のものなのだかそれも見抜けないまま昇進させてしまった。
それが何を産むか、モラハラの蔓延だ。
まぁ見事に各店舗で人が辞めていく、会社の枠にはめ込む事なく自分の枠に嵌めようとするんだからそりゃそうだ。我々サラリーマンは個人に仕えてるわけではなく会社に忠誠を誓っているのだから。
昨年2桁を超える社員が去っていった、同業他社に行き挨拶に来るなんてこともあった。今年もすでに2桁を超えた、店舗の軸だった彼やあいつも去ってしまった。
それでも役職者は責任を取らない、責任と感じてないんだからそりゃそうだ。彼らは来年にはまた本体に帰っていくなり子会社の更に上の役職をあてがわれる。
じゃあどうする?
お前はどうするんだ?改革を叫んで蜂起する?馬鹿馬鹿しいサラリーマンは日和見と相場が決まっている、ヘラヘラしながら困りましたねぇって終末までこの泥舟が沈むまで水を掻き出すフリをするんだよ。
それが結局何もできなかった俺が辞めていった皆への贖罪だよ、コンプライアンス部に駆け込んでパワハラ一つ潰しても結局何も変わらない。東京でなんて呼ばれてるか知ってる?チクリ魔だってよ(ヘラヘラ
さてこれから当社はライクアローリングストーンでロックンロールベイビーだ、暗中模索、五里霧中、全く読めんが悪くなることだけは分かる、どう悪くなるかがわからない。
年末までに生きてたら一緒に飲んどくれや
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