見出し画像

”医療データで命を救う” とは

転職が決まり、

3月は年休を使い自己研鑽のために

使っている。

こんなに仕事から離れる機会は、

転職しないと経験できないのではないだろうか。

年休なので業務はしないが、

元の職場である消防で

お世話になった方々に、

感謝を伝える時間になっている。

とても変な感覚だ。


今回は、

自己研鑽を自分の中だけで

完結してしまうのは、

もったいないので、

来年度入社する

TXP Medical株式会社

について調べた結果を

記したい。


会社ホームページより


まず第一に気になるのが、

何をしてる会社なのかということ。

タイトルの通り、

”医療データで命を救う。”

これをミッションに掲げ、

医療に関するデータを管理する

サービスや製品を作っている。


病院向け製品


代表的な製品は

『NEXT Stage ER  』だ。

これは、病院内でのデータ管理システムで

以下のように説明されている。

システム概要
NEXT Stage ER は、救命センタークラスの大病院救急外来に特化したシステムです。
多忙な臨床現場における効率的な①患者情報記録、②スタッフ間の情報共有、③研究用データ蓄積を同時に実現します。問診・トリアージ・ドクターカーアプリ・PACS画像連携・救急隊との連携・問診・トリアージ・ドクターカーアプリ・転院搬送支援などの各種オプションで、大病院救急外来で求められる全ての機能を網羅します。


病院向けシステムとして、
『NEXT Stage ER』
『NEXT Stage ICU』
『救急連携システム』
『セルフ問診システム』

以上4つが救急システム。

『NEXT Stage Oncology』
『EDC構築運用サービス』

以上2つが医療研究に関するシステム。

実際に病院で勤務してみないと

各病院(組織)ごとの困りごとが

わからないように、

病院で勤務経験のない私には

これらの商品に需要がある理由は

まだわからない。

しかし、求められている理由は、

何となくわかる

【医療情報の分断】

これがポイントになると考える。


自治体向け製品


私がこの会社を知ったきっかけとなった

『NSER mobile』

これが代表的な製品である。

以下をホームページより引用する。

救急業務効率化アプリ システム概要
救急隊に音声コマンドや画像OCRで患者情報入力できる
モバイルアプリを提供、救急患者の情報をクラウドにて情報連携することで、救急隊と病院間の情報連携をスムーズにするシステムです。


その他にも、

『新型コロナ患者入院調整システム』

これは、

山口県と徳島県に提供しており、

コロナ禍で顕在化した管理業務非効率を

解消するための製品。

行政は、自分たちでシステム構築することができない。

また、システムを導入することは、

予算面、過去のデータ引き継ぎなど、

多くの壁が存在し、

とても困難である。

その困難をどのように乗り越え

DXできるのかは、

結局のところ、

丁寧なカスタマーサクセスと呼ばれる

顧客(利用者)の成功体験(満足度)なんだと。

それが、傷病者の救命に繋がる。


製薬業界向けサービス


急性期治験支援サービスとは、

何だろうか。

知人に大学院に関係する者や

各種学会への参加経験から、

研究が大事であることは

認識していた。

しかし、私は知らない領域である。

ホームページを確認すると、

急性期疾患の治験に対し、NEXT Stageシリーズを活用した症例登録を加速するサービスです。主に医薬品・医療機器メーカー、CRO、医師主導治験を対象に提供しています。

まだよくわかりません。

ホームページを読み進めると、

患者リクルーティング支援システム
・対象となる主な急性期疾患
脳卒中 (脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、急性心筋梗塞、COVID-19 (特に中等症〜重症)、急性心不全、肺炎 / COPD急性増悪、外傷:頭部外傷、脳挫傷、脊髄損傷、骨折、アレルギー:アナフィラキシー、ICU疾患:敗血症、DIC、重症呼吸不全、ARDS、急性膵炎、喘息、発作、てんかん重積、感染症等の急性期疾患が対象となります。

医療が日々進化し続けているのは、

17年現場業務に携わってきて

よく理解できる。

AHAガイドラインは5年ごとに更新され

救命士の行える医療行為も拡大している。

そのような進化は、調査研究を

どこかの誰か

行っているのだけど、

「どこかの誰か」とは、

いったいどこで、誰なのか。

あまり考えたことがなかったが、

TXP Medical株式会社が

「どこかの誰か」の助けになる

製品を作っていることがわかる。

臨床現場でしかデータはとることはできない。

しかし、日々のタスク(業務)で思うように

研究できない。

これらを解消するためのサービスであると

想像する。



まとめ


TXP Medical株式会社のTXPとは、

Technology X  Productivity Medical

科学技術 ✖️  生産性  医学

医学に科学技術を使って

生産性を高めると私は想像する。

私が持っている価値は、

  •  救急救命士としての経験

  •  消防行政職としての経験

  •  成人教育における指導者の経験

  •  コミュニティ運営者としての経験

  •  発信者としての経験

これらが挙げられる。

日々勉強を続け、

もっと多くのできることを増やし、

救急医療における課題を解決していきたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?