喋り客への苦悩と対応と……

喋り客への苦悩と対応と……

ともし火
2024年2月22日 14:29
2024年2月25日 一部追加

スト関係者の皆様へ
近頃思い悩むことがあるので箇条書きで記していきたいと思います。
よく話題になるのが、踊り子さんのド迫力で喋り客を黙らせたって話。
いい話なんだけど、だまらせられない踊り子さんはどうなるの?踊り子さんのせい?違うよ。どんな方でも気持ち良く見たい。ファンとしてできることはあるよきっと。
踊り子さんの技量だけではなく、事前にほんの一言、たった一言伝えるだけで、いくらでも一見客さんは協力的になる。九割の喋り客は知らせられていないだけ。踊り子さんだけに任せているなんて、客として、劇場として、何かを怠っている。未熟者の僕にはそう思える。

演目中は全神経を集中させているので、踊り子さんの衣擦れや吐息すら耳をそばだてて聞いている。五感を極限まで引き締めて踊り子さんの表す全てを受け取ろうとしている客にとっては、喋り客だけ気にしないでというのはあまりに困難なのです。
一番大事なところで、本当に宝石のような美しい静寂の時に、無神経な客に喋られたので、これにはさすがにその時の劇場スタッフも少し動いたのですが、
喋られてから動いても、もう遅い!!!
宝はすでに壊されたのです。僕の入場料賠償請求したいくらいです。おいしい料理に唾かけられたが如き蛮行。

実は、A劇場のある若いスタッフは、劇場の未来のために動く情熱会る若者であり、彼が喋り客を見つけたら、即座に近寄って喋ってはならないとと注意していたものだった。しかし近頃はさっぱり注意しない。
他のスタッフは、喋り客に注意してくれと頼むと、「では、俺たちが始終盆に張り付いて、誰が喋るか見張ってなきゃならないと言うのか?」と切り返してきた。
これは推測でしかないが、恐らく劇場支配人が、あまり客にうるさく言うなと言い出したのではなかろうか。
劇場はいつでも摘発とギリギリの所で戦っている。一度でも摘発を受ければ、東京オリンピックの時のミセシメに取り締まられた上野劇場のように、数ヶ月の閉鎖、下手するとそのまま潰れるという運命と常にギリギリの瀬戸際を生き延びている。用心するのも無理はない。
少しでも劇場に恨みを持つと、卑劣な、誰でも直ぐわかる、二種類の決まりきったパターンの通報を直ぐにでも電話一本ですることができる。実際それで広島第一劇場がひどい目に遭ってきたのは映画にも記述されている。ダニのような、自分のマウント取りしか考えない、自分の首絞めてもそれを自覚しない愚劣な者は常に一定の確率で存在するのだろう。
そうした卑劣漢を恐れて客に者をあまり言わなくなったとしても、それは責められることではないかもしれない。
ただ、後でも書くが、こんな卑劣漢を放置することは、必ず新規客を十人、二十人と減らして、ゴミ屑ダニ客ばかりの劇場になり果てていかせるのだ。
僕が劇場支配人にも直訴しても、結局たらい回しにされたことは後で記述する。
そんな経過で、僕は自主的に喋り客に対処することにした。劇場は現状、スマホ以外はあまり口出ししないようだから。もちろん決して劇場の運営を邪魔しない細心の注意を払いに払って。

僕が今までしてきた、主に(初見らしき)演目中に喋る客への対処です。
これについて大きく、①喋ったときの注意と、②喋らないように事前にする注意があります。
その前に断りたい。「演目中」とか、「公演中」とかいう言葉は、僕は使いたくないです。xで取ったアンケートからもわかる。初見客は舞台がまだ暗いうちや舞台の幕間など、とにかく暗くて静かな時は喋って構わない、いや、その時にこそ喋りたいとすら思ってるんです。暗くシーンとなると誰しも不安で、それで喋って気分を落ち着かせたくなるんです。これは経験的に間違いない生理反応です。だから、「演目中」「公演中」この言葉はあいまいです。使わないに越したこたない。だから僕は、「天井の白ライト消えた時」という言葉を使います。つまり、幕前と幕間は黙ってろってことです。

さて①ですが、喋った客に、例えばシーという手真似ポーズで黙らせたとしても、既にその動作で舞台の雰囲気を壊しています。これはダメだと踊り子さんに注意されました。(それでも、僕と同時にシーをする人は何人もいるのです。つまり、大事なところで喋って欲しくないと思う客はとても多いけど、その表現方法がないだけです。はっきり言ってみんな怒っている。ただ、その怒りはしばしばトラブルの種になるので、踊り子さんは繰り返し、客同士で注意しないでスタッフ通報してほしいと書いています。)
それで実は僕は何度も複数の劇場でスタッフ通報してきました。しかし、手が回らないのです。そして対処を拒否されます。人員的にも、タイミング的にも、スタッフを何人もしゃべり客のために張り付かせて、喋ったらすぐ注意する人員を常に確保するまでには、劇場は儲かっていないのです。(これは一つにはファンの責任でもありますかね?)
とはいえ、気が付いたら注意しているスタッフも多いのですが、劇場全体の取り組みにできるかどうかです。
僕がよく行く劇場で、何度注意してもすぐ喋りだす困った中年男がいて、たまりかねてスタッフ一人一人に訴えましたが、やはり拒否されました。それで劇場支配人に直接訴えましたが、「相手に手を合わせるくらいに丁寧にお願いしてみたらどうですか」みたいに、結局客に任せる、劇場は手出ししないということみたいでした。そうせざるを得ない入り組んだ事情があるからなのだと察しています。(それについては、敢えて言葉にしない方が良いと思う)
それで結局、客が動けということだから、僕はxのポストを参考にして、喋った客に対し、仲良く丸め込んで、和ませた後に、喋ってならないことを伝える手法をかなり成功させてきました。具体的には、喋った次のポラタイムの時、「天井白ライトがついてから」ですが、喋った客の近くに行き、まずは何でもいいから誉めておだてて気をよくして安心させて、そして「天井白ライトが消えたら」喋らないように伝えています。
具体的には、①まず誉めて礼を言う。
「きれいな踊り子さんだね、俺も大好きなんだ。お兄さん、周りに聞こえないように小さな声で喋ってくれていたんだよね、ありがとうね。」「すごく喜んで見ててくれてたね。ありがとうね、俺この人に見とれてたんだ。」
②相手が微笑んで嬉しそうに「はい」などと返してくる。→これが出たらしめたもの。
③踊り子さんがやる気出るように協力してもらいたいことがあるんだけど、お願いしてもいいですか?
これできっかけ作りOK。ここまで出来たら、あとは手短にルールを説明し、手を合わせてお願いする。その後はもうあまりかかわらない。
ここを間違えて、最初からいきなり「喋るな」とやると、初めての客は「怒られた」と受け取り、身を守る体制に入るから逆効果。大事な客が二度と来なくなる危険がある。それは営業妨害。初めて劇場に入る客は、内心すごく警戒している。僕にも覚えがある。

このようにして和んだ客が異口同音に言う言葉は、「え!喋ったらいかんの?!初めてなんで知らなかった。すみません。」
何人もの喋り客から実際にこう言われた。つまり、誰も彼らにマナーを教えておらず、ほんの一言伝えれば彼らはすごく協力的なのに、伝えていないだけで困った喋り客として白い目で見られる。(白い目で見ているのは決して僕だけじゃないです)とても悲しいことです。
そのほんの一言を劇場が伝えてほしい。なぜなら教えてまでやろうって客がいつもいるわけじゃないから。劇場が入場の時に、初めてですかと聞いてマナー書いた紙を渡して説明するのがベスト。横浜ロック座ではそうしてもらった。
しかし劇場ではやらないようだ。

でも、いつかは変わる時が来ると思う。話は変わるが、例えばかぶり席に荷物置いて席取りする行為は、かつては古参客の当然の既得権?とみなされてきたようだが、ここ2年程、多くの踊り子さんがやめてほしいとツイートし続けてきて状況がかなり変わってきた。席取り禁止の張り紙を出す劇場が増えた。
だから変わらないものではないはず。こうして声を出し続けることが必要なのだと思って書いている。出る杭は打たれるのだが、でも、表現しないと未来は変わらない。
劇場は、ひょっとしたら未来を見据えていないから糞客を放置するのだろうか?劇場の主たちは高齢だから先のことは知らない?まさかまさか、違うだろう。そして少なくとも、若い踊り子さんたちは間違いなく劇場が続くことを願い続けている。

いくら注意しても、マナー違反をやめない糞客を報告したポストがある。
参照記事の内容
https://twitter.com/tomosibitomose/status/1755783720878100921

こういうダニのいる劇場にはもう行きたくなくなる。
こんな奴らを糞だとか僕が悪口書くと、ここに書くのはいけないとか、僕に注意するのがすぐ出てくる。その口で、こいつらに直接言ってやってくれ。言いやすい僕にだけ文句言うのはやめて、癌をその手でその口で摘出してくれ。

僕と同じ気持ちの人は多いはず。新規客は特に嫌がる。
だから、劇場が衝突を嫌ってこういう💩を1人ノサバラせると、客を5人は確実に減らす。
恐らく劇場は、卑劣な💩野郎が、超卑屈な通報(2種類のワンパターン)かけるのが壊滅的だから、手を出したがらないと思う。
しかし💩客は未来の新規客を劇場から継続的に十人二十人と、💩の居る限り継続的に遠ざけ続ける。これ緩慢な自殺。
もちろん💩に破壊の自覚はなく、欲求不満のはけ口にしてるだけ

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