【SAPPHIRESKATES BLACK CZ】約7,000円の宝石ソールレビュー
こんちゃ、まっくです。
今回は購入して約2週間が経ちました「SAPPHIRESKATES BLACK CZ」についてのレビューを書いていきます。
1.基本スペック
「SAPPHIRESKATES BLACK CZ」は、アメリカの会社である「SAPPHIRESKATES」から発売されており、人工宝石である「キュービックジルコニア」を加工したマウスソールになっています。
日本では正規代理店の「HID-Lab」から発売されています。
形状中央部が一番高いドーム型
(最薄部0.8mm、最高部1.1mm、直径7.1mm~7.2mm「ロットによって変化あり」)内容物 ソール本体 5個
ソール用両面テープ 20枚材質 キュービックジルコニア
価格 ¥6,800円(購入当時)
※キュービックジルコニアとは
別名「人工ダイアモンド」と呼ばれる代物で、ダイヤモンドの代わりとして宝飾細工に使用されることが多いです。本物のダイヤモンドよりも硬度は劣りますが、それでもかなりの硬度を持っています。
きちんとブリリアントカットすれば輝きますが、今回はソール用にドーム型になっている為、ダイヤモンドの様な輝きはありません。
2.実際の使用感
HID-Labの商品説明欄には下記の様に記載されていました。
この説明を基に実際の使用感と比べていきます。
使用したマウスパッドは、ヴァロラントプレイヤーから多くの支持を集めているVAXEE PAです。
VAXEE PA自体はコントロール寄りのバランスタイプのマウスパッドで、沈み込みはほとんどなくArtizanで例えるとMidぐらいの硬さになります。
(VAXEE PAも別途レビューしてますので、詳しい情報が知りたい方は読んでみてください)
本当にコントロール寄りなのか?
世の市場に最も多く出回っているPTFE製のマウスソールですが、充填されている配分によって滑りがかなり変わります。
一方、高分子ポリエチレンは筆者の知っている限りだいぶ種類が限られており、筆者が試したことのあるソールではPTFEソールの最もコントロール寄りの性能とほぼ同程度だった記憶があります。
そしてソールの滑りはソール面積にも関係します。ソール面積が大きくなるほど滑りに一貫性があり、滑走速度が遅くなる傾向があります。ですので比較対象は同じ形状のE-sports Tiger(以後EST)の汎用ドットとします。
以上含めての結論は下記の様になります。
滑りの速さ
←早い 遅い→
EST Ice > EST Arc1 > EST Act2 > SAPPHIRESKATES BLACK CZ
となりました。
明らかにSAPPHIRESKATES BLACK CZの方がESTで最も滑走速度が遅いArc2よりも滑走速度が遅いです。
止めに関しても同様でSAPPHIRESKATES BLACK CZが一番止めが強いと感じました。しかし、止めの強さとは逆に初動の滑り出しに関しては若干軽く感じ、止まる割には初動が軽い印象があります。
個人的にはエアーパッドソールのAS46という製品に似たような感じを受けました。あちらは高分子ポリエチレン製でサイズもかなり小さいので、1~2週間ほどでソールが摩耗してしまい、交換する必要があります。(その分値段が安いのですが)
その点こちらは高価ですが、ソールをいちいち張り替えなくてもよく、摩耗具合も確認しなくて済むので気が楽です。
一つ気を付けて欲しいのが、箱から出した瞬間の感覚と2週間経った今では滑走速度が変化していることです。
箱から出した瞬間はもっと滑りが早く、止めが効きにくい印象でした。しかし、1日触っていると徐々にコントロール寄りの性能になってきて、2日経つと現在の様なコントロール寄りの性能に落ち着きました。
3.まとめ
「SAPPHIRESKATES BLACK CZ」をお勧めできるのは以下のような方です。
EST Arc2よりもコントロール寄りのソールが欲しい方
コントロール寄りのドット型のソールが欲しい方
AS46と似たような性能で耐久性のあるソールが欲しい方
宝石を使用している映えや高級感が欲しい方
全体的にコントロール寄りの性能であることは間違いないです。ただ、あくまでもドットサイズのソールでの話で、大型のコントロール寄りのマウスソールを使用した方が滑走速度・止め性能ともに大きくなります。
それでも、ドット型という全方向に対して満遍なく同じ負荷のかかるソールでは間違いなく最高峰のソールであると思います。
以上「SAPPHIRESKATES BLACK CZ」のレビューでした。
〇 商品説明通りのコントロール寄りの性能
〇 硬度が非常に高く交換の必要のない摩耗しないソール
〇 宝石ソールという映えと所有欲を満たせる唯一なソール
〇 非常に精度の高い成型
✕ 2日ほどの慣らし期間が必要
✕ ソール5個で約¥7,000という高価な値段
✕ ロットによっては一部取り付けれないマウスがある