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為替介入で円安を阻止できるのか?

まさか為替介入💱してくるとは…

こんな印象を受けました。

今月22日に政府・日銀が24年ぶりの円買いドル売り介入を実施しました。

ご案内のとおり

今年に入って、為替相場は年初1ドル115円台だったのが23日のNY外為市場で143円台になっています。22日には145円台をつけましたので、ものすごい円安が進んでいます。実質実効為替レートは50年ぶりの円安になっており日本円の弱さが浮き彫りになっています。

そんななか!今月22日!
日銀は金融政策決定会合が発表されて、金融緩和の現状維持を決めました。
発表直後、1ドル145円90銭まで円安をつけた後、143円台まで円高に転じました。為替介入のスタンバイができたという報道が流れたためです。
その後、日銀の黒田総裁(ゴールデンクロちゃん)の記者会見で「当面利上げしない」という事で、1ドル145円80銭台まで円安が戻ったと思ったのだが…
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サプライズというか…禁じ手を踏んだというか…
伝家の宝刀をついに抜いたというか…ドル円相場は乱高下‼️

僕自身「政府・日銀は何もできない」という政府の通貨政策を軽んじてしまいました。
▪️為替介入をちらつかせて口先介入に留めるだろう!
▪️仮に為替介入は1ドル147〜150円になってから!
こんな想定をしていたので、まさか日銀会合の発表日にやるなんて夢にも思っていませんでした。

為替介入とはなにか??
そもそも為替介入💱ってなんですか?ってことです。
為替介入(正式名称:外国為替平衡操作)とは、国の通貨当局が外国為替市場を安定させるために公的資金を市場に投入することです。
財務省が介入の指示を出して、日銀が実行します。
円買い介入は円高に誘導し、円売り介入は円安に誘導する効果があるとされています。
円買い介入の場合は外貨準備を使いますので
元手に限度があります。
円売り介入の場合は外国為替資金特別会計という予算が組まれているので無制限に市場に投入できます。
為替介入は一時的な側面が強いと言われていて、過去の為替介入でも効果は一時的なものでした。

為替介入には❶単独介入 ❷協調介入 があります。

単独介入はその国だけでやりますが、協調介入は諸外国と示し合わせてやります。米国や欧州は介入に参加していない!ということで、今回は単独介入となります。単独介入の場合、諸外国から為替操作しているという批判も出たりするので、あらかじめ諸外国と情報共有したうえでやるのがセオリーです。

財務省の神田眞人財務官の話では、各国と連絡を取り合っているということなので、情報共有はできていたんだろうと思います。


MACCHANも11年前、FXトレーダーをしていた頃
為替介入の値動き💹を経験しました。
当時は1ドル75円台で超円高時代でした。円売り介入を実施しましたが、効果は限定的で、円安になったものの円高に戻ってしまいました。

では今回の為替介入によって円安を阻止できるのでしょうか?
MACCHANは阻止はできないと思います。

世界各国のファンダメンタルズをみればわかります。
世界各国の金融政策をみていくと
米国、英国、瑞西、欧州、豪州など金融引き締め姿勢です。
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22日に発表された各国の金融政策
▪️🇺🇸⇨3会合連続0.75%幅利上げ・ドットチャート発表
▪️🇬🇧⇨2会合連続0.50%幅利上げ・英国債の売却
▪️🇨🇭⇨0.75%幅利上げ⇨マイナス金利解除

対して日本は金融緩和の現状維持によって世界唯一のマイナス金利採用国になったので、日本と諸外国との金融政策の違いが確認できたことがまず一点目。
二点目は円買い介入の場合は外貨準備を使います。
日本の外貨準備高は約1兆2900億ドル(約185兆円)
そのうちすぐに使えるのが外貨預金0.14兆ドル(約2兆円)弱しかないので限りができます。また、介入すれば、米国財務省の為替報告書で日本が為替操作国に認定されるリスクがあります。
そうならないようにするには10兆円規模の介入しかできないわけです。そうすると、円買い介入すればするほど残高が減っていくので、介入の効果は限定的なものになります。

それを踏まえると
結果的に、為替介入をしたところで円安を止めることは難しいとMACCHANは考えています。

円安トレンドは引き続き変わりなし!
MACCHANの年末予想1ドル150〜160円は据え置き!

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